ブラザレンについての諸断章

このブログは、プリマスブラザレンに関する個人研究の成果なんかを書いています。所属集会(教会)の公式見解ではありません。

ブラザレン

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ブラザレンの個人研究の方法としては、聖書研究ですが使う聖書は、昔は、大正改訳の文語訳、口語訳、今では、新改訳です。ただ、日本語訳の聖書もいくつかでているにもかかわらず、他の聖書を比較して読む、といった読み方はせず、同じ聖書を繰り返し読む、ということが多いようです。

まぁ、有給のパスターをおかず、福音も、聖書研究も自分でしないといけないので、聖書を読まざるをえないというのはあると思います。

いずれにせよ、ギリシア語を趣味で研究できる社会人は限られますし、そのあたりのことを考えると、日本語聖書を中心とした聖書による聖書研究、ということしかないのかなぁ、と思います。

口語訳と新改訳だけでも微妙な違いがあるので、この二つを読み比べるだけでも、深みが出ることがあるとはおもうのですが。日本語訳聖書は、聖書であり、そこに神の意図は隠されていますが、訳者の意図も隠されている場合もないわけではないので・・・、と思います。

ブラザレンの信者の方が個人研究で使う書籍の代表例は、伝道出版社の出している書籍がある程度の部分を占めます。

とはいいながら、注解書として使えるものは、最近、ビル(ウィリアム)・マクドナルドの注解シリーズがでましたが、それまでは、水色と黄色のデザインのC.H. マッキントシュの創世記、出エジプト記、レビ記、民数記、申命記(いいかもしれないけれども、ちょっと古色蒼然たる雰囲気が・・・)、F.F.ブルースのエペソ人への手紙、H・A・アイアンサイドのエズラ記、ネヘミヤ記、エステル記などの注解などが有名どころの注解ですが、他にもいくつか出ています。

これらを時に参考程度に参照する程度だと思います。

ブラザレンでは、連続講解のようなお話を一人または複数の人で続けてすることが、めったに発生しないことが、聖書以外の書籍が必要ない背景にあると、思います。もちろん、みんなで聖書の特定の書簡や歴史書、詩歌などを1章づつ読みながら、その場所からの聖書理解(『(聖霊に導かれて)教えられたこと」を男性信徒が述べる形の、学び会とか聖書研究会をしているところが多いのですが、そこでは、あくまで聖書が中心で『聖書から教えられたこと』の分かち合いが中心で、細かな聖書知識に基づく聖書の理解を深めていく、というスタイルの聖書研究会ではないことが多いです。そのため、事前に自宅で、注解書を読んでおられる方もいらっしゃるかもしれませんが、少数派だと思います。

なぜ、聖書研究として、連続講解のようなスタイルの聖書研究がブラザレンで行われない理由として、大きく分けて、3つの理由がある、と思います。
第1の理由、そして最大の理由は、聖霊の導きによって、学びのときでも話す人が与えられる、ということを前提としているので、学ぶ人を事前に定めておくことは、あまり好まれないこと。(もちろん、最近は、事前に話す人(メッセンジャー)が決められているところも増えてきました。

第2の背景には、一人の人がより多く学ぶことにより、その人の聖書研究のカラーがその教会(集会)に蔓延すること。

第3の背景には、日本語で読める注解書が普通に人が手が出せる値段ではなかなか手に入らなかったこと。

New International Commentary on the New Testament(NICNT) のような良質の注解書が、比較的低価格の日本語で読める形では、これまでなかったことによると思います。日本でもようやく、ティンデル聖書注解シリーズのようなシリーズになった注解シリーズがでるようになりました。

ティンデル聖書注解シリーズは、全体として非常に良いと思いますが、時にちょっと当たりはずれがあるような気がします。それまでは、こういったものがなかったので、聖書研究に注解書を使いたくても使えない状態だったように思います。

後は、聖書図書館刊行会やいのちのことば社からでている単品の書籍を読む、ということが一般的かもしれません。ただ、ブラザレンの集会(教会)には、聖書関係図書を貸し出し用などに設置しているところもありますが、ずらっと、信仰に有益な各種の図書をそろえているところはないと思います。

なので、結局、個人がどの程度それらの本を読むために、費用を用意できるのか、そこまでして聖書研究をする必要があるのか、という必然性に依存しているとおもいます。まぁ、細かな聖書講解をするのでなければ、注解書はなくて過ごせるといえば過ごせます。信仰があり、何度も読めば、聖書はわかるようになりますから。ただ、信仰歴の若いブラザレンの信者の方だと、カルヴァンやルター、アウグスティヌスが何百年も前に発見したことを再発見し、なるほど、という思いをされ、そのことをとうとうとお話になることもあるようですが(私も、大学生のころ、そういうまねをしたことがあります)。

私自身は、新教出版社や教文館などのものもよみますが、教文館のものなどは教文館というだけで、以前のブラザレンの信者の一部は避けていたように思います。

ブラザレンの聖書研究の基本は、自分で聖書を浴びるほど読むことです。主に日本語翻訳ですけれども。

これは、方法論として間違ってはいないと思います。聖書を聖書で解き明かす、というブラザレンの立場は、聖書を、注解書で解き明かす、という安直な方法をとらないところにその最大の特徴があります。なので、聖書を繰り返し読んで、こんな表現あったということを記憶し、後は、聖書の下部についている参考箇所を比較参照しながら聖書を読みこなし、聖書理解を深めていくのが、基本です。

その意味で、ブラザレンにとって、引照付き聖書は結構ないと困るもんなんですね。まァ、コンコルダンスがあるので、それはそれで良いのだけれども、日本語のコンコルダンスに頼っていると、日本語で同じことばは引けても、同じギリシア語の単語かどうかは、分からないのが、ちょっとねぇ。新改訳の引照が良いのは、基本同じギリシア語のところに誘導してくれるところ。

実は、ギリシア語を日本語にした瞬間にちょっと違う意味合いになったり、元々の意味合いが消えうせる可能性もあり、そこから日本語のみに頼って聖書理解を広げていくと、まずい場合もあったりします。最近話題のカルトも、その辺の聖書理解のいい加減さが原因のような気もします。日本語訳の聖書を読んで理解し、聖書のみことばを深めていくことで、かなりの線まではいけます。普通は、それで十分だと思います。ただ、微妙な聖書理解をするとなると、ちょっと厳しいかなぁ、と思います。

ブラザレンの信者の多くの方々は、聖書をよく読んでおられますが、時々ブラザレンの信者の方と非公式の場で聖書に関する理解についてのお話をしている時に危うさを感じる時があるのは、日本語聖書だけに基づいて、独自の聖書理解を進めておられるところにあるような気がします。その解釈はちょっと違うんだけどなぁ、という気持ちになることもあります。

ところで、ブラザレンの教会(集会)で講壇で話すためには、聖書学校に行く必要もないですし、日本語の聖書を読んでいるだけで十分だったりします。どこのクリスチャンの教会のグループでも同じことかとは思いますが、当たり外れは避けられませんが、ブラザレンの場合は、聖書からのメッセージとはいえ、やや当たりはずれの振幅が多いような気がします。

ブラザレンの教会(集会)は、ある意味で、神学というブレーキがあまり認識されてない場合があり、この場合、エンジンとギアの調整だけで運用しているようなところがあります。まァ、車の運転するにしても、エンジンとギアの調整だけで、ある程度何とかなるんですが。普通に巡航速度で走っている分には大丈夫。でも、異端的な思想に行きかけた時には、実際に責任を取っている責任者(長老と呼ばれることが多いですが、ブラザレン出発の頃は、30代の長老もごろごろしていたようです)の技量が求められるという意味で、厳しいのかなぁ、と思います。責任者の方々、本当にご苦労様です。

Neil T. R. DicksonのBrethren in Scotland 1838-2000には、あるスコットランド人の説教の面で指導的な役割を果たした人物 Jimmy Patonの1950年代の書庫に、どのような本があったかのリストがあります。

書籍
開放的(独立型)ブラザレンの書籍 70冊
閉鎖的(連結型)ブラザレンの書籍 102冊
その他のクリスチャンの書籍   32冊
分類不能            6冊

聖書の翻訳
開放的(独立型)ブラザレンの聖書 2冊
閉鎖的(連結型)ブラザレンの聖書 2冊
その他のクリスチャン関連の聖書 9冊

注解書
その他のクリスチャンの注解  3冊
分類不能           1冊

これを見ても、スコットランドの信者でもかなり偏った蔵書のありようだと思います。
ブラザレンは、英国ではかなり出版社があるので、これだけのコレクションになっているのかもしれません。
とはいえ、日本では、ブラザレン系の出版社が伝道出版社に限られるので、ここまでの書籍はないかもしれません。

キリスト集会(ブラザレンの教会)の普通の信徒にとって、聖書研究は、おもに聖書を読むことから始まります。これは当たり前。基本です。

で、聖書以外の物を読まないか、というと、そうでもありません。人により異なるでしょうが、聖書がおもで、その他雑誌や書籍類がくっつくという感じでしょう。

基本的に多くの信者が読んでいる雑誌といえば、伝道出版社発行の月刊誌「みことば」、伝道出版社発行の信者以外の方向けの福音宣教雑誌「みちしるべ」がスタンダードでしょう。

あと、クレイやクリスチャン新聞なんかを読んでいる信者さんもおられるようです。

私も一時期「みことば」を読んでいましたが、今は読んでないですねぇ。ブラザレン研究を始めたので、読み始めないといかんと思っているのですが、読んでないです。ある時期までは、読んでいたのですが、自分の信仰スタイルの方向性とずれがあるために、違和感がありすぎて。ほかに読みたいもの、買いたい本があるので、読んでいる暇がない、というのもありますが。

イギリスのブラザレン系の雑誌は、オンラインでいくつか読めるものがあります。代表例は、Precious Seedなんかです。

以前にも触れたと思いますが、雑誌は、公式の全国をカバーするような組織を作らないキリスト教会にとって、聖書理解の一致性を保つために重要な役割を果たしてきました。特に、地方の他のキリスト集会との交流の少ない信者にとって、大会でのメッセージや、パウロの手紙のように回ってくる他の教会でのメッセージテープは、信者の霊的な方向性を保つために、一定の役割を果たしたように思います。

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