ブラザレンについての諸断章

このブログは、プリマスブラザレンに関する個人研究の成果なんかを書いています。所属集会(教会)の公式見解ではありません。

ブラザレン

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山形牧師という釧路キリスト福音館というブラザレン系の教会の

牧師さんのブログ http://yamagata.fukuinkan.sunnyday.jp/

があります。更新頻度が比較的ゆっくりと更新しておられるので、

時々読んでいるのですが、ブラザレンの教会(キリスト集会)の中

であればこそ感じる思いがところどころ表れていて大変面白いで

す。礼拝の時に感じるような本音の部分とか、書かれています。

私はここまでかけません。


 散文詩形式なので、本音が書きやすいということもあるのかも

しれません。私の形式の場合、若干、批判的な表現ともなりやす

いので、こういう表現はできないなぁ、と思っています。

例えば、礼拝の時の祈りで、「あの人が祈るだろうから、どうし

ようかなぁ」と感じたことがあっても、そういうことは書きにく

いなぁ、と思います。ほかにももっとあるんですけどね。

 ただ、1行の長さが短いので、ちょっと読みにくいなぁ、と感

じることもあります。

 先日の記事では、ハービーさんという元気な宣教師(ニュージ

ーランドご出身だったと思いますが)の方の近況が書かれていて

懐かしいなぁ、と思いました。私が中学生の時、軽井沢のキャン

プで中高生クラスを持っておられたときの話が面白かったことを

思い出したりしていました。

 山形さんのブログでは、ブラザレンの本音の部分が書かれてい

て、この辺の正直さというのか、素直さがブラザレンのブラザレ

ンの特徴なんだろうなぁ、と思いました。個人的には、この正直

さというのか素直さは美点だと思います。

参考になるブログ

 藤掛さんと聖学院大学の研究所にお勤めの方が、カウンセリングという立場

から、お書きになっておられるブログ


http://fujikake.jugem.jp


があります。その中の記事でもある「立ち止まって考えるクリスチャンライフ」

は大変参考になります。

 (記事の索引はこちら) http://fujikake.jugem.jp/?eid=1686

このブログには、牧師さんの不祥事関係やカルト化した教会問題を探っていく

中で、お書きになっておられるブログを拝見することになり、その深い洞察と

独自の視点の面白さについて、学ぶことが多いので,よく拝見しています。

 その中の「立ち止まって考えるクリスチャンライフ」という記事は、期間限

定の公開となるコーナーですが、その中のご主張には、ブラザレンの信徒に大

変参考になる点が多いように思います。特に、期間限定ですので、ぜひお読み

いただければと思います。

 聖俗分離の考え方(本来は、同じ人間が人間が信仰という世界と世俗の世界

(ビジネスというのか生きていくために働いている世界)を共にもった存在で

あるにもかかわらず、それぞれを別個に分けてしまって考えていくことの問

題ということや、強行突破型の人生のあり方とその問題、ということを取り上

げておられます。

 強行突破型人生の問題については、非常に有益な問題意識を得ることが出来

ると思います。キリスト集会(教会)というのかキリスト集会の中で理想とさ

れてきた信仰スタイルのあり方の問題を考えさせてくれるように思います。知

らず知らずのうちにブラザレンの信徒は、強行突破型の信仰生活を理想として

いるような気がします。つまり、ある面、ブラザレン運動(キリスト集会)はこ

れまで、強行突破型のあり方を貫いてきた部分があるように思います。ある面、

ブラザレンが英国国教会から離脱するときもある面強行突破型のあり方を取ら

ざるを得なかったし、また、その後の伝道や教会運営においても、様々な世俗

的な諸制約の枠を抜けながら(無視しながら)強行突破してきた面もあります。

特に、13年戦争(第2次世界大戦)のさなかにおいては、それが意図的であった

のか、あるいは意図しないものであったのかは別とし、聖書的真理を重視すべ

きという考えに立ち、戦時下、非常時下と称される社会風潮の中での国家総動

員体制の一環としての宗教団体法の明確な無視となり、社会的には、悪法であ

ったとはいえ宗教団体法違反となり、捕らえられる人々を出していく数少ない

団体のうちの一つとなってきたこともあります。その行動自体は、正しいもの

であったとは思いますが、背伸びをすることを良しとし、、背伸びをすること

を信徒全員に求めていくところが全くないとは言い切れないように思われます。

特に、戦時下でおきたアイルランド系の宣教師の取調べと松沢病院への収容下

での死亡事件(殉教と呼んでも良いと思いますが)等が過去の歴史的事件として

かすかに記憶されていることもあり(といっても大分怪しくなっていますので、

現在出版されているアイルランドの赤いユリなどの出版は非常に重要だと思い

ます)、雰囲気としてこの背伸びというのか強行型の信仰態度をよしとする雰囲

気が全くないわけではないと思います。

 最近読んだ上沼昌雄著「闇を住処とする私、やみを隠れ家とする神」の中で

も触れられている日本文化というのか、日本人の心性というか霊性の中にある

玉砕的な志向性(闇の部分)とこの背伸び型の嗜好性が結合し、融合するととん

でもない化学反応を起こしそうな気がしてならないのです。それに、ブラザレ

ンの信仰についての頑固さというのか、素朴さが加わると、時に非常に大きな

証ともなる半面、少しベクトルがずれるだけで、大きな問題を起こしかねない

という問題を持っていると思います。

 ところで、これまで、日本のブラザレンだけでなく英米系のブラザレンでも

伝道、福音宣教に熱心だったあまり、自らについて立ち止まって考える(相対化

してみる)ことはしてこなかったかもしれません。ただし、英米系のブラザレン

運動については、1980年代くらいから整理が始まり、今ようやく研究の成果が

書籍の形でまとまりつつあります。日本でも、1980年ごろから、初期の関係者

の方が地上の生活を終えられる状況が始まり、自伝などの記録が出始めたのが、

80年代後半ですから、私たちも、自分たちのあり方について、立ち止まって考

えてみることも必要かなぁ、と私は思っています。

 私自身は、できれば、ブラザレンというものについて、立ち止まって考えて

いきたいと思っています。

 ブラザレンの組織を作らずに宣教活動していくあり方が、

多くの人々に影響を与えたこと、多くのクリスチャンに影響

を与えたことをお話してきました。また、聖書を分かりやす

くお話しすることが多いこともお話してきました。

 聖書を分かりやすく、誰にとっても分かりやすく理解でき

るようにする、ということは大切なんですが、分かりやすい

ということは、それだけ、その理解が広まりやすく、その影

響も大きいということはあると思います。

 それが、端的には、以前お話したディスペンセーション説

(別の言い方をすれば、天啓史観、時代区分説)に現れます。

この考え方は、ブラザレンの中でも連結型ブラザレン(コン

ネクシアル・ブラザレン、閉鎖型ブラザレン、エクスクルー

シブ・ブラザレン)と呼ばれるグループの初期リーダーの一

人のジョン・ネルソン・ダービーが主張し、それがスコフィ

ールド版聖書の解説として採用され、広まっていき、エマオ

聖書学院を作ったD・L・ムーディーやエーリッヒ・トゥーザ

ーやオズワルド・J・スミス等に影響を与えます。その意味

で、福音派に良くも悪くも多大な影響を与えた、という側

面はあると思います。

 この考え方は、今ではティム・ラヘイなど、宗教右派と

呼ばれる人たちの考え方に影を落としているようです。

 他のブログで、フランシス・シェーファー(なんと、懐

かしい名前だったことでしょう)の変容の話や、フランシ

ス・シェーファーの思想の変遷と福音派の中の一部の宗教

右派との関係が話題となったことがございますが、シェー

ファーにも、ごく限られた影響とはいえ、与えたことを思

うと、ちょっと複雑な気分になります。ブラザレンが福音

派の一部に与えたさまざまな影響の名残を色々な分野で発

見できることを思うと、かなり複雑な気持ちがします。こ

の宗教右派と呼ばれる人たちが、今のブッシュ政権(もうす

ぐ終わりですが)の支持基盤となり、イラクで現在もなお、

多くの不幸を生み出したとすると、ちょっと複雑な気分に

なっています。確かに福音伝道がその活動の中心にあり、

福音派にかなりの影響を与えたことは事実です。また、

その影響が、現在も尚、非常に広範囲に影響しているの

を感じます。

 とはいっても、現在のブラザレンの信者は、一部の福音

派の方々の変容に責任を感じる必要はなく、聖書を多くの

人に伝えるこれまでの取り組みのあり方とその意味をきち

んと捉え、その上で自らの長所、その特徴、その問題点、

課題などの反省を踏まえたうえで、現代に生きる多くの人

々にどのようにして「友なきものの友となろう」としたナ

ザレ人イエスを伝えていくのかという取り組みとその課題

を個人個人考えながら、その時代に応じた革新的な福音宣

教を考えていって欲しいと思っていますし、私自身、罪あ

る実存であることを意識しつつ、この課題を抱えて生きて

参りたいと思っています。

 この1年が、このブログをお読みの皆様にとって、よい

1年となりますよう、祈っております。

 あと、伝統社会とキリスト者との問題で、大きいのが、Witch Doctor病気を呪術で治す伝統社会における医療者の役割です。日本は、医者不足といいつつも、まともな医療が受けられる国ですが、ザンビアなどでは圧倒的に医療従事者が不足しており、いまだに非都市部ではWitch Doctorと呼ばれる呪術的な医療者に頼る習慣があるようです。それだけ、医療へのアクセシビリティが絶望的だ、ということのようです。Witch Doctorは、呪術的なものであり、聖書の概念とは異なる考え方に基づくものであるとは言うものの、生命の危険性を考えた時に、かなり怪しいとはいえ伝統社会の医療ノウハウのナレッジベースを持つWitch Doctorの存在は軽視できず、ということになるのだろうと思います。

 キリスト教信者に分類される人々が80%前後とはいえ、今なお伝統社会の影響が強い中での伝道というのは、厳しい側面を持つ、ということを改めて感じた会話でした。

 それと、この医療へのアクセシビリティが改善しない問題の背景には、英語がしゃべれると、ザンビアから海外に流出する、ということがあるようです。これは医療従事者に限らず、技術者、大学教員、専門家は、英語がしゃべれると、いった先の国での支給される給料がいかに安くても、ザンビアの収入で換算した場合、より高い給与が得られるので、旧宗主国の英国を含め、海外にどんどん流出しているようです。

 似たような話は、カリフォルニアで聞いたことがあります。ロサンゼルスのディズニーランド近くのモーテルで、フロント係のお兄ちゃんが、フィリピンなまりがあるので、フィリピンからの留学生?と聞いたら、いや、フィリピンの大学を出て弁護士資格があるんだが、フィリピンで弁護士するより、アメリカでフロント係するほうが儲かるから、弟に呼ばれてこっちに来ているんだ、という話を聞いて、唖然とした記憶がありましたが、その話を思い出してしまいました。

 講演会の始まる前と終わった後に、個人的な交わりをするなかで、幾つか教えてもらったこともあるので、そのことも書いておきたいと思います。事前に
The Growth of the Brethren Movement: National and International Experiences: Essays in Honor of Harold H. Rowdon (Studies in Evangelical History and Thought) Neil T. R. Dickson Tim Grass, Paternoster(Wipf & Stock Publishers) (2006/12) ,ISBN10: 1556351178

の中の

Some Missiological Issues from the Past Facing the Christian Brethren Assemblies in Zambia Today

という解説記事というか論文を読んでいたので、あなたは、現地化の重要性というか、ザンビア人によるザンビア人のための伝道と教会運営の重要性を話しているが、これを進めると、メードインザンビアのキリスト教になる可能性はないのか、という話を聞きました。たまたま、最近、メードインジャパンのキリスト教

(Christianity Made in Japan: A Study of Indigenous Movements (Nanzan Library of Asian Religion and Culture) by Mark Mullins)

を読んでいたので、それを見せながら、話を聞いたところ、その可能性は現実にある。特に、ある集会では、朝から晩まで賛美をしているものの聖書理解に関して疑問を覚える理解があるような集会があるなど、いくつかの課題がある、という話をお聞きしました。賛美の話になったので、どんな賛美歌なのか、と聞いたところ、日本と同じように輸入された賛美歌を現地語に移して使っており、讃美歌の現地化を進める必要性を感じている、というような話がありました。

 日本では、明治期及び大正期の学校教育の中で、賛美歌やイギリスのフォークソング(民謡)のメロディが取り入れられ、教育されていくなかで、日本人の音楽性の中に、賛美歌に関する抵抗感がなくなっているので、この辺がまだ、児童教育も十分でない発展途上国と日本が違うのかなぁ、ということを感じました。後、日本には、中田羽後という賛美歌の成立に大きな影響を与えた人物がいたことも大きいのかもしれません。

 そいう言う意味で言うと、日本も植民地方式の宣教という側面は強くありますが、日本は長期間にわたって完全な植民地化はされなかったので、微妙に違っているようです。まぁ、マッカーサーがかなりの期間、居座ったという事実はありますが。


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