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お魚の話

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本当に・・・しみじみ・・・・歳はとりたくないものです。
 
昨日ウナギの幼生を「アンモシーテス」と書きました。
今日になって突然気がつきました「アンモシーテスでねえべや」
 
そうです・・ウナギは「レプトセファルス」です。
アンモシーテスは「ヤツメウナギ」の幼生でした。
 
寄る年波には勝てず・・・・
 
でも、誰かに指摘される前に気付いたからまだいいか、なんて言い訳してますm(_ _)m

ウナギの話

3月頃に、ウナギの話を書きました。そのとき「ウナギの完全養殖はまだできていない」と書きましたが、実は今年3月にできていたそうです。
 
今朝のNHKのテレビで特集をしてました。完全養殖とは・・親魚からの採卵・受精から始まって次世代の親魚まで、魚の全生活史を人工管理下で行うことです。
 
なぜ必要か?・・前にも書きましたが、ウナギ養殖の稚魚(シラスウナギ)はすべて天然ものを使っているからです。天然稚魚を採捕して育てる一方で、還元(採捕数を超える数の放流)はしていません。
 
資源は減る一方です。
 
私がちょっとかかわった20年ほど前にはシラスウナギは1キロ40万円ほどしてました。
その後、年によって変わりはあるものの、およそ15万円〜30万円くらいで推移してたようです。
しかし昨年から今年にかけては、シラスが不漁で、一時はキロ170万円まで高騰したそうです。
 
完全養殖ができて、事業として軌道に乗れば・・・いいのですが。
3月の時は、「今後も無理でしょう」と書きました。
 
完全養殖ができても、事業化できなければなりません。
これはなかなか大変でしょう。
 
ウナギの人工孵化に成功したのは1973年。このときは孵化だけで、その後の飼育はできませんでした。
シラスまで育てることができたのが2002年。約30年かかってます。
その後成魚まではできたのですが、これがすべてオス。
 
メスの成魚にできたのが去年で、今年その親から卵を採ることに成功したのだそうです。
 
これを事業化する。すなわち、完全養殖を「養殖業」にしなければなりません。
今成功してるのはおよそ25万粒の卵から400尾・・・「業」にはなりません。
 
1尾作るのに数万円はかかっているでしょう。日本人が食べるウナギは年間1億尾を超えているそうです。
せめてシラス1尾50円くらいで作らなければなりません。
 
私は1尾であれ完全養殖はできない・・と思ってました。
それができたのです。不可能ではないとは思います。・・ないとは思いますが・・・
 
参考までに、今ではその気になれば誰でもできる(私にもできる)ヤマメの養殖ができるまで20年。
同じく誰でもできるアユの場合は40年。・・・です。
 
でも難しいのもあります。イセエビなどは完全養殖の成功(10数個体)まで100年以上の歳月を要してます。
実験室でできてからかれこれ20年ほど経ちますが、事業化したという話は未だに聞こえてきません。
 
ウナギはどうなんでしょう??あと10年くらいでできるようになるのでしょうか。
 
私はもっともっとかかると思います。
 
ウナギの場合、受精後28時間で孵化するそうです。孵化したものはアンモシーテスとよばれる「幼生」です。
仔魚ではないのです。孵化までの時間が短いということは・・・・それだけ仔魚(や幼生)が未熟で、飼育が難しいことを意味します。
 
アユはおよそ15日、ヤマメは30日〜45日で孵化します。アユよりヤマメのほうが孵化後の管理が簡単です。
 
28時間というのはいかにも短すぎます。
 
果たしていつの日になるのか・・・このことに関しては・・・
 
残念ながら・・・・・・予想がつきません。。。。。
 
 
 

むかし、むかし

昨日マグロの話を書きました。

大学生のころの話を女房殿にすると、驚かれます。

海洋学科だったためか、いろいろな魚を食べました。

このブログに度々登場する「へびぱく」さんは、大学の同期です。
一緒によく海に潜りました。
他に広島と沖縄にいる両アツシ君とも・・・(アツシ君、このブログを見ていたら、ちゃんとコメントを入れなさいね)・・あとは・・福岡のT君もです。

大げさではなく、週三回以上は潜っていたのではないでしょうか。
ほとんどが夜でした。

一番の獲物は・・イセエビやコブシメ(大型の甲イカです)それにタコ。
昼行性の魚はほとんどが寝ています。簡単に「ヤス」で突けます。

獲った魚は食べる。が、我々の約束でした。
最初の頃は、うまく魚が突けず、なんでも狙いました。

結果、エンゼルフィッシュのようなツノダシやチョウチョウウオまで獲ってしまい、食べました。

海から上がると、必ずと言っていいほど私のアパートへ。
そこで獲物を料理して食べるのです。

当時「ラスカル」という名のシャムネコを飼ってました。

毎晩のように私達の獲物のおこぼれにあずかってました。

いつも与えられるイセエビには飽きてしまい、しまいには見向きもしなくなりました。

ラスカルのためにと、あまりおいしくないベラの仲間などを獲ったりしました。
味ではないようです。変わった魚には興味を示してました。

前にも書きましたが、私の研究対象はイセエビです。

当時ヤンバルにある小さな漁村の船長さんにお世話になってました。
イセエビの観察は当然夜です。一晩に、スキューバでタンク3本は潜ります。
(ちなみに、ボンベという言い方は間違いです。正確にはエアーシリンダーといいますが、エアータンクでもOKです)


船をチャーターすると莫大なお金がかかります。なにせ毎晩ですから・・
そこで交渉。船長の家に住み込み、夜船を出してもらうかわりに、日中は船長の仕事を手伝う。

船長のTさんは定置網の網元でもありました。

朝定置をあげ、市場に並べて朝食。
一休みしてから仕事。

一番したのが「サザエ獲り」これが退屈・・・・
水深2〜3mの浅場にスキューバで潜って獲ります。
漁師の使うタンクは、レジャーダイビング用のおよそ2倍の容量があります。

1本で2時間くらい潜れます。ひたすらサザエを獲るのは退屈なのです。
ある日、福岡のT君と潜っている時、T君がいないのに気付き辺りを見渡すと、ちょっとはなれたところから彼の吐いたバブルが上がってました。

行ってみると、水深10mくらいの砂地で眠ってました。
水深が深くなると、エアーの消費も速くなります。

これはいい、とばかりに私も参加。ちょっと違和感はありますが、ちゃんと眠れます。
熟睡しても大丈夫。タンクのエアーがなくなれば、いやがうえにも目が覚めます。

そんな生活の中、いろんな魚を食べたのです。

定置網に一番入るのはグルクマというサバの仲間。市場ではあまり値はつきませんが、とても美味しい魚です。たまにマグロも入ります。そのまま網をあげると破られるので船長が潜って水中銃で仕留めます。
一発で急所にあてないと暴れられて大変なことになります。

この仕事は最後までさせてもらえませんでした。

獲れたての魚を船の上でブツギリにして朝食代わりによく食べました。
マイワシも、生きてるやつの背中にかぶりつくと、なんとも言えない甘みがあって美味でした。
ヒラアジやシマアジは高級魚ですから、美味しくて当たり前。

こんなんでした。

今も川魚はもちろん、海のメバル、ヒラメ、ソイ、イナダ、サバ等々自分で釣って新鮮なやつを食べます。

スーパーの魚しか知らない女房殿には、想像もつかないようです。

むかし、むかしのお話です。

実は私、こう見えても(って、どう見えてるんだか)日本水産増殖学会の会員なのです。
以前は日本水産学会にも所属していましたが、こちらはやめました。

会員には定期的に学会誌が送られてきます。もちろん、中身は研究者たちの論文です。

つい先日も今年初の学会誌がとどきました。目次に目を通していて、ひとつ気になる論文がありました。

内容は以下のとおり。

イワナやヤマメは釣りで何回か釣られると、だんだん釣られにくくなる。これは魚の学習によるものである。このように学習して釣られにくくなった魚の脳RNAを、釣られたことのない魚(未経験魚)に移植することによって、最初から釣りに対して警戒心をもった(学習済みの)魚をつくろう、というもの。

RNAとは、かなり大雑把にいえばDNAの設計図のようなもの。細胞分裂の際DNAの塩基配列を正確に複写する働きを担う。

はたしてこのようなことが可能か、ということで興味を引かれたわけです。

結果としては、統計学的検定によって有意差がでるほどの差異が出た。
つまり、「釣られにくさ」が、完全ではないものの、ある程度転写された。と、この論文ではいっているのです。

方法論的には、「釣って調べる」という点で若干弱いような気がしないでもないが、かなり詳細に気を配って、すきのない方法をとっていたようです。

プラナリアのような単純な生物では、上記の方法で、「記憶の転写」がうまくいっているようで、ラットでもそこそこの結果を得ているとのこと。

確かに面白い研究ではありますが、これの背景として、「小さくても釣った魚は全部持ってかえってしまう」心無い釣り師がいるから、ということになります。

みんながマナーを守って釣りをすれば、このような研究もなくてすむんだよな〜・・・

サケとアユ

一週間ほど前、朝、ラッキーの散歩で我が家の前を流れる鳴瀬川の堤防を歩いていると、200mほど下流の浅瀬でアユが産卵していた。我が家の前で産卵行動が見られるのは何年ぶりだろう。以前は毎年観察できたのだが。

朝方産卵するのは珍しいことだが、どんよりと薄暗い天気だったせいかもしれない。

その後雨が降って水位が上がった。今度はサケが遡上してきた。我が家から2kmほど下流には頭首工があって、そこの魚道を上れないでいたのが雨で一気に通過したのだろう。

「ナガラ」を立てて回遊するのがよく見える。

今は亡き祖父が「サケは上から五寸、マスは下から五寸」と言っていたのを思い出した。
泳ぐ層のこと。サケは表層を、マスは底層を泳ぐことをあらわしている。

今朝になってまた水位が下がった。サケは相変わらずトロ場を回遊している。先週アユが産卵していた浅場には別の群が来ていた。前回はかなり大型のアユが3ヶ所に分かれて産卵していたが、今朝見たアユは小ぶりだった。群ではあるがまだ密集していない。産卵行動に移るのは数日後か。

淡水魚の産卵生態に関する本や論文では、サケとアユの産卵はかち合わないことになっている。産卵場とする川底の砂利の大きさが違うからだという。大雑把にいうと、サケの産卵は底石の径が3〜5cmの所がよく、アユは径1cm前後のところがよい。だからサケとアユはかち合わない。

だが現実は違う。サケは産卵するために、産卵床というスリバチ状のくぼみを作る。大きさは径50cm〜1mくらい。尾ビレで掘り起こす。掘り起こされた砂利で周囲はこんもりと盛り上がる。特に産卵床の下流側に広くできる。この盛り上がった砂利のところにアユが卵を産む。サケによって掘り起こされ、いわゆる「浮き石」状態になるため、アユはわざわざ自分で作る必要がない。

このことは、アユとサケのいる川が多い東北では以前から知られていて、決して珍しいことではない。

しかし、学術的な場では知られていなかったらしい。

以前、魚類生態で解らないことがあるといつも質問させていただいていた東大海洋研のS先生に、電話で伝えると、「ほ〜、そういうことがあるのか、知らなかった。それは面白いな」とおっしゃっていた。

去年、中新田の袋地区で見た時は、幅5mほどの細い分流で、まさにサケとアユが入り乱れて産卵していた。

あれは圧巻だった。

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