|
上の子が 小学3年生
下の子が 幼稚園年長 の 頃の話です
夏休みになり 「子どもより 親を悩ます 自由研究」
しかし
この夏はラッキーにも(?) 庭のパセリに…
おば:「兄ちゃん! これ 何の幼虫かな?」
兄 :「ん? あ! アゲハの幼虫やん」
おば:「へぇ〜 アゲハの幼虫は 緑色かと思ったわ」
弟 :「え〜 パセリ臭いのに? 食べるん?」
おば:「兄ちゃん これ 自由研究に したら?」
弟 :「ええやん! ええやん!」
おば:「兄ちゃん 捕って」
兄 :「えぇ〜っ きもち悪いわ〜 アキ(弟の愛称) お前捕って」
弟 :「噛まれるんと ちゃう?」 (噛みはしないだろう)
と いうことで
誰も触れない 幼虫を 3匹 飼育ケースに入れ
小心者たちの 自由研究が 始まったのです
捕ったころは 1センチくらいの 黒白の 幼虫も
次第に 大きく 形も変わり
黄緑色の 「新幹線 こだま」 に変身したのです
それに よく食べる食べる
庭のパセリは食べつくされ スーパーで 「えさ」 を買って 与えていました
ある日
兄 :「おこったら オレンジの角が出るんやで!」
弟 :「え?! かっこええやん! やってみよ」
兄 :「アホ ものすごく 臭いらしいで〜」
弟 :「へぇ〜 どんなん?」
兄 :「しらんわぁ〜」
おば:「ちょっと おこらせてみる? これも 研究やし」
兄 :「……」
弟 :「やろう! やろう!」
兄 :「お前が やりなよ」
恐れを知らない3人は ワクワク どきどき しながら
飼育ケースに 顔を 近づけ
弟が 割り箸の先で つんつん
「…… !」
『くっさぁーーーーー!!』
3人とも のけぞって 叫びました!
なんとも 強烈な 刺激臭!
あんな 小さな体から こんな きつい臭いが… 部屋中に…
兄 :「うゎ〜! くさ〜」
弟 :「おぇ〜! にげろ〜!」
おば:「外に出そ! 凄い武器やわ〜」 (アホな家族…)
それから
日が経つにつれ 「新幹線 こだま」 は
あまり パセリを食べなくなりました (なんでやろう…)
ある朝
「幼虫が 一匹 おらへん!」
と 弟の声
兄 :「どこへ 行ったんやろう」
おば:「えぇ〜! そのへん はってるんと違う!」
弟 :「えぇ〜! 踏んだら どうするん」
兄 :「おった!!」
なんと サイドボードの 下の辺りに
「新幹線 こだま」 が 「ゼットン」 に 変身していたのでした
(そう… さなぎは ウルトラマンに出てくる ゼットン に 似ていました)
ゼットン:「フワッ フワッ フワ〜ッ! ヨク ミツケタナ〜」
(な〜んて しゃべるわけ ありません)
弟が 体に触ると ピクピク 動きながら
ゼットン:「ヤメロ! サワルナ! カムゾ!」
(噛めるもんなら 噛んでみろ)
そして 3匹とも ゼットンに変身し
羽化するまで 10日ほど
居間で 人間たちの生活を 観察していたのでした
つづく (いや 終りです)
|