名古屋めしでござる名古屋から嫁をもらうことに於いて、一番苦労したのはイメージである。結婚すると実家の両親に告げたのは、1989年の2月のことであった。タモリが名古屋人をバカにしはじめたのは1980年代であろうか。「エビフリャー」という言葉を名古屋人は使わないのにもかかわらず、出演したテレビやラジオの番組で言ったものだから、おもしろおかしく伝わってしまったのである。
そんな中、1989年1月下旬、名古屋のテレビ局が製作した「名古屋嫁入り物語」が放送されたのである。植木等、山田昌の生粋の名古屋人が出演し、娘のかとうかずこが東京の男性と結婚をするという話しだったと思う。結納から結婚式に至るまで、名古屋では当たり前だけれど、と他の地区にとっては驚愕のシーンがたくさん出てきた。豪華な披露宴、結納の為に嫁が持参するタンスや着物、それに乗用車まで・・・・実家の両親をビビらせる十分な情報であった。その放送が終わって1週間後、一抹な不安を覚えながら両親に「結婚するぞ」宣言をしたのだ。とうちゃんとかあちゃんは一瞬の躊躇の後、「いいけれどそれには条件がある」と言うのだ。
無理難題をふっかけて、両親が望む美人で金持ちのお嬢様と結婚しろというのか・・・・・・・・・・と思ったが違っていた。「東京で結婚式をするように」ということであったのだ。このテレビドラマを見て名古屋での結婚式にビビったらしい。実はその数ヶ月前、自分の同僚の結婚式の会場が気に入り、竹橋会館(皇居の横にあるやつね)に決めていたのである。ということでめでたく、いや、順調に、あ、もとい、流れにまかせた結果として結婚したのだ。
名古屋めしというとイロイロ思い浮かぶが、味噌煮込みうどんも代表選手のひとつである。ほうとうに似た風味であるが、塩を使わずに練った麺なのでいくら煮込んでもやわらかくならないのが特徴である。柔らかくないうどんではあるが、これが豆味噌仕立てのスープとよく合うのである。味噌で煮込んだうどんは各地にある。でも名古屋の味噌煮込みうどんは唯一無二の存在である。当然ではあるが、各地にある食文化はみんなそうだ。その地区の人達を支えてきた食には敬意を表すべきである。味の好みはあるかも知れないが、決してけなしたり優劣をつけてはいけないと考えている。食文化にはそこに住む人達の魂が宿っている。
欧州に逃れた多くの人達の食文化もそうあって欲しいと願うばかりである。
ごちそうさま
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上州の味噌煮込みうどんの記事かいたばっかりだから、トラバしますね〜♪
2015/11/3(火) 午前 11:51
結婚式にみんなで出席したかった。
2015/11/3(火) 午後 4:07