希望のかなた 307本目製作国:フィンランド
製作年:2017年
<スタッフ>
監督:アリ・カウリスマキ
脚本:アリ・カウリスマキ
撮影:ティモ・サルミネン
<キャスト>
シェルワン・ハジ:カーリド
サカリ・クオスマネン:ヴィクストロム
シーモン・フセイン・アル=バズーン:マズダック
カイヤ・パカリネン:ヴィクストロムの妻
ニロズ・ハジ:ミリアム
イルッカ・コイヴラ:カラムニウス
ヤンネ・フーティアイネン:ニュルヒネン
ヌップ・コイヴ:ミルヤ
カティ・オウティネン:洋品店の女店主
マリア・ヤンヴェンヘルミ:収容施設の女性
<感想>
先行きがわからない地獄のような内戦のシリアから逃れ、カーリドは妹と国外に出る。途中で妹とはぐれてしまい、石炭運搬船にまぎれてフィンランドに入国する。難民申請を提出するが却下され、カーリドは収容所を脱走する。窮地に陥っていたカーリドを助けたのは、レストランを経営するヴィクストロムという男が働く場所と住む場所を提供してくれるのであった。
難民問題で揺れる欧州で、この作品を世に問うたアリ・カウリスマキ監督の意図を強く感じる作品であった。石炭の中に身を隠して密入国したり、だれでもわかりそうなところに隠れて当局の査察から逃れたり、まことに漫画的なシーンが多い。ありえないことを描いてクスリと笑わせ、難民問題に大揺れに揺れている世相をこうした笑いで包み込んでしまっている。
アリ・カウリスマキ監督の好きなところは”沈黙に語らせる”ところ。無言の間にはいろいろな思いが去来するのである。ああ面白かった。
|

- >
- エンターテインメント
- >
- 映画
- >
- 映画レビュー



