十年 16本目製作国:香港
製作年:2015年
<スタッフ>
「エキストラ」
監督:クォック・ジョン
「冬のセミ」
監督:ウォン・フェイパン
「方言」
監督:ジェヴォンズ・アウ
「焼身自殺者」
監督:キウィ・チョウ
「地元産の玉子」
監督:ン・ガーリョン
<感想>
2025年の香港。10年後を題材とした5人の監督によるオムニバス映画。
「エキストラ」
選挙演説会の会場に現れた2人の男。騒ぎを起こすようにと兄貴格の男から言われ、拳銃を持って会場に乱入するのであった。
「冬のセミ」
地球上の生物がかつての2%まで減少した。そのなか、ある男女が様々なものを標本としていた。そんなある日、男は女に自分を標本とするよう申し出る。
「方言」
広東語が使えなくなっていた香港。標準語で話す息子との会話もままならない状況になっていたタクシー運転手は、行き詰まりを感じていた。
「焼身自殺者」
イギリス領事間前で焼身自殺があったというニュースを聞いた主人公。恋人のカレンではないかと不安になる。
「地元産の玉子」
香港で最後まで生産をしていた養鶏場が、政府の命令で閉鎖が決まった。そこの玉子を父の時代から店で売っていた。「地元産」と書いて売っているのがダメだと、少年団から通告を受けてしまうのであった。
将来に対するメッセージを5人の監督の作品から楽しむことができる。「エキストラ」では茶番となっている政治の裏側、つまり「自由を与えている」と一国二制度を主張する中国。でも、結局は共産党の下に組み込まれているのだというメッセージを感じた。「焼身自殺」は雨傘運動を色濃く感じる。そして「地元産の玉子」では文化大革命の紅衛兵を連想したのである。強烈なメッセージと思った。
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