蜘蛛の糸 杜子春・トロッコ他十七篇 芥川竜之介・著岩波文庫刊 58冊目<感想>
自宅近くに古本屋がある。小さな古本屋で、どちらかと言えば本よりもマニアックなエロ系の品揃えがいい様である。そう僕は中を見たことが無いのであるが、品揃えが良いらしく、ポツポツとお客さんがある。確認の為に繰り返しておくが、自分自身で確認した訳では無いのであるが、エロ系のマニアックな品揃えが良いとうなのである。飽くまで推測ではあるが、どうもそうらしい。ら・し・いのである。
で、古本屋のセオリーであるが、店の外のワゴンに置いてある本は、売り物にならないようなギリギリの本であり、掘り出し物に出合うことも多い。口悪く言うと、雨ざらしになっても大丈夫な商品なのである。すなわち買い取りに於いてて値がつかなった本なのである。明らかに金にならないことがわかっている本は、廃棄に廻されるのであるが、もしかしたら買ってくれる人がいるかも知れない・・・という思惑で置いているのである。ハメット、チャンドラーは無いかな〜と探していたら、芥川の本を見つけた。「蜘蛛の糸」 「杜子春」 「トロッコ」いずれも懐かしい本である。しかしながら、内容は断片的である。やはり僕は凡人であると再認識した次第。
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ほほほの本
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レクサス星が丘の奇跡 志賀内 泰弘・著PHP研究所刊 57冊目<感想> レクサス星が丘には入り口のドアの前に、制服を着た警備員がいる。制服と云っても警察の制服に似せたタイプではなく、ホテルのドアマンを思わせるスタイリッシュな姿である。彼はレクサス星が丘店に来店する客に駐車場所の案内や、店の入り口での出迎えをしているのである。ところが彼はそれだけではなく、店の前を通るレクサスにまで丁寧な挨拶をしているのだそうだ。車の販売店の仕組みを知っている方ならご存知であろうか、販売店は地域によって独立した企業が行っている。よって道を走っているレクサスは、必ずしも星が丘のレクサスで販売されたものとは限らない。それにもかかわらず、彼は丁重な挨拶を繰り返していた。その挨拶にレクサスのオーナー達は感激し、星ヶ丘店の客でも無いのに店にやってくる人まで現れるようになったそうである。 今や全国1位の販売実績となった、レクサス星が丘店の苦闘の記録である。 |
物書同心居眠り紋蔵 佐藤雅美著 講談社文庫刊 56冊目<感想>
奉行所の内勤めを30年もしている藤木紋蔵。勤めの間にも居眠りをしてしまうという人物である。そんなところに親近感を感じて古本屋で購入。今なら無呼吸症候群と診断されるのであろうが、江戸時代は奇人扱いであったのかも知れない。うだつの上がらない役人が、お裁きでは対応しきれない事件を、飄々とゆるく解決していくところがとても良かった。
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すし図鑑 ぼうずこんにゃく 藤原昌高・著 マイナビ刊 56冊目 |
卍(まんじ) 谷崎潤一郎・著 新潮文庫刊 55冊目谷崎は学生時代読んだことは無かったと思う。以前も書いたが、中学の頃に夢中になっていたのは三島、北杜生であった。谷崎はナゼか目が向かなかったのである。 夫に不満のある園子は、ヒマつぶしに通っていた学校で出会った女性と不適切な関係となる。やがて周りに知られることになり、家族を巻き込んで大騒動となっていく。恋愛小説ではあるが、同性同士という設定が損所そこらの小説と違うところ。どこかマゾヒスティックな香りがした、手紙を中心に進んでいく物語はスリリングで、文学的な本ではあるが、先へ先へと読み進みたくなる本であった。 |



