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築地で山椒を買ってきた。DVDで映画を観ながら枝を取り除いていく。2時間半かけてゆっくりと作業。部屋の中は爽やかな山椒の香りに包まれていく。
枝を取り除いた後、水に漬けて6時間。
水に晒した後、熱湯で10分アク抜く。山椒の実は漬けるのと、佃煮を作るのと2つの方法がある。今回はどっちでもない方法を選択。醤油・みりん・日本酒・めんつゆを煮切って、そこに山椒の実を入れて短時間煮る。冷めた後にジップロックに入れて冷蔵庫へ。半佃煮・半漬なんだな〜 さてどんな味になるでしょうか・・・
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食べ物あれやこれや
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マンボウの解体をしているとき、「クラゲ殺しに注意しろ」と皆で言っていた。なんのことかわからなかったが、マンボウの食道の入り口に「クラゲ殺し」という器官があるというのだ。剣山のような鋭いトゲがあり、トゲが刺さると手や腕が倍以上に腫れるというのだ。注意深く探っていくと、内臓の中から拳大の肉塊が出て来た。その肉塊には縦に3つの筋があり、包丁で刺激をすると恐ろしげなトゲがピュッと立った。
世の中知らないことが多いのである。
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気仙沼大島に滞在中、小松殿の携帯に着信があった。電話によると従業員のしゅうちゃん殿が、海でマンボウを見つけたのだそうだ。当人によると昼寝をしているところを捕まえたという。さっそく島の南側にある漁港に向かう。するとチマンボウとしては小さな魚体が横たわっていた。よく見ると、体に傷があり塗料痕もあった。どうやら船のスクリューにやられて漂っていたようである。
自分達が到着すると、大きな出刃を持ったしゅうちゃん殿は二人で解体を始めた。
肉は天ぷらにしても美味しい。腸は内容物を扱き出して海水で洗う。腸はコワダと云って美味しいのである。写真の腸は3分の1である。
しゅうちゃん殿は、南洋で座礁したマグロ船の離礁作業に行った方である。そう、あの「どずん事件」の当事者である。そう、今思うとしゅうちゃん殿は「どずん」ではなく「どずんっ子」と言っていたのだ。今回は「昼寝していたマンボウをつかまえた」と言った来たのだ。しゅうちゃん殿はマグロ船で船長や船頭をしていたのである。船頭とは漁労長のことで、漁獲についての一切を取り仕切る役目で、船長よりも権限が強いのである。
調べてみると、マンボウはフグが外洋に出て進化したそうだ。そう言えばおちょぼ口だ。ノッペリとした顔がフグっぽい。しゅうちゃん殿は仲間と一緒に船を直しに出かけ、海を小船で渡っている途中で漂うマンボウを見つけ、ロープで牽引してきたという。岸の近くではマンボウは居ない。長い漁師生活で経験が無いというのだ。普段は外洋に居る魚で、岸つぶらな瞳でかわいらしいので、近くにいた女子(歴史上の女子も含む)は、かわいそうとキャーキャー言っていた。
しゅうちゃん殿は、きっと鯨が居ても「くずらっ子が居だがら、見にこ(見に来い)」って言うに決まってる。とS先輩と話して笑う。
気仙沼大島には楽しい人が多い。海の上にぽっかり浮かぶ大島。大きな海に抱かれると、人はどこまで優しくなれるのだろうか。
「海は悪くない」
そう話す島の人達を見てると、心が温かくなる。
そしてほんのちょっぴり切なくなるのだ。
その日の夜、マンボウ君の身は刺身、腸は茹でてコワダとなって供された。
刃渡り30センチはある出刃を持ったしゅうちゃん殿は、マンボウ君の解体が終わった後、海を眺めながらこう言った。
「かわいそうだなあ」
出刃を振るって散々マンボウを切り刻んだくせに、そんなこと言うなんて。またいつものおふざけかと思って笑いながら彼の顔を覗き込む。
笑顔だったけれど、そう笑顔だったけれど
悲しそうな顔だった。
おしまい
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宮城県や三陸などで食べられている雁月(がんづき)。家庭で作られる素朴なお菓子で、甘さも控え目でお茶にもコーヒーにも合います。牡蠣剥きの姉さまが作ってきてくれたのを、いただきました。美味しい〜
これは重曹を加えたタイプ。ふっかふかで美味しい。
左側が重曹を入れないタイプ(右側は違うお菓子)。しっとりとしていて、ういろうに煮た食感。これも素朴で美味しい。
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コメダコーヒーのジェリコ。味はともかく、量が凄かったです。
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