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一生懸命歩いている姿をじっと見ながら、ガンバレと心の中言う。
健気な姿に心打たれる。そんな気持ちにさせてくれるのは、この島だからかな。 |

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こんにちは、ゲストさん
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一生懸命歩いている姿をじっと見ながら、ガンバレと心の中言う。
健気な姿に心打たれる。そんな気持ちにさせてくれるのは、この島だからかな。 |
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小松さんのところの下の娘が1歳になった。何気なく姉さんが、「この子が成人式の頃は・・・・」とつぶやいた。 すると成人式に還暦から始まって、90歳を越えるという人までいろいろ出てきた。 すると・・・・ 「何で呼ばれたか、わからない人も出る」 「そうそう、あたしゃまだ何もごっつぉ(ごちそう)になってないなんてね」 全員で大爆笑。 すると 「誰かの何回忌と一緒だったりして」 全員、椅子から越えオげ落ちそうになりながら大爆笑したのでありました。 島に笑顔が戻ってきた。笑う人達の顔を見ていたら。目じりが湿ってくる。人より大きな笑い声を上げて苦しみながら笑い続ける。 その日の夕焼けは、やけに綺麗だった。 |
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作業をしていて休憩すると、次に仕事を始めるとき、こうやって脱いでおくとすぐに仕事に取り掛かることができるのだ。
おしまい |
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気仙沼に6時過ぎに到着。エースポートに向かう途中、コンビニで朝食を手配。6時40分のフェリーに乗って気仙沼大島に向かう。10月6日から小松さんのところでは牡蠣の出荷が始まっている。いつもなら、港に迎えに来てもらうのだけれど、出荷でてんてこ舞いをしている。小松さんのところに通い始めて4年。実情を知っていろんなことを考えるようになった。腰の調子が悪い70歳のS先輩には申し訳なかったのであるが、浦の浜の港から亀山の裏側にある小松さんの作業所まで歩くことにした。
祠を横目に急な坂道を歩いていく。急激な登り坂を登るS先輩の後ろを歩きながら、やはり先輩にはこの急勾配は無理だったか、と後悔する。 長い登り坂をS先輩と上がって行くと、一台の軽自動車が自分の横に停車した。運転していたのは小松さんの従兄弟のお嫁さん。歩いている自分たちを見つけて乗せようと停まってくれたのである。この日、娘さんが高校見学に出かけるので、フェリーに送っていった帰りなのだと言う。こうして声掛けをしてくれるのが島の暗黙のルール。島の習慣は自分たちにも適用されるのだ。 作業場に行くと、23時に起床した小松さんは海の筏で牡蠣の水揚げを行っていた。作業場では牡蠣剥きが始まっていた。島の精鋭の美女軍団である。ベテラン揃いの彼女達の手さばきは見事である。仕事は速いがただそれだけではない。よくおしゃべりをする。おしゃべりと笑いに満ち満ちたこの場所が、たまらなく好きだ。一人一人抱えている問題はたくさんあるとは思うのだけれど、明るい。 ここに日本があるのだと思う。こここそが日本であるのだ。 失われたはずの日本がここにある。 大仰な表現かも知れない。でも何度否定してもこの考えに戻ってしまう。 島の人達は気が付いていない。 物に囲まれた生活は、必ずしも幸せを生み出さない。本当の幸せとは何か、この島に通うようになって色々と考えさせられるようになった。大震災がフックとなって、この島からいろんなことを学ぶことができたのだと思う。 自分の思考を辿っていくと、あの阪神大震災の頃から心に芽吹いた小さな芽が、ここに集約されていったのではないかと思うのである。 今年も大きな牡蠣ができた。東京では見た事も無い大きさである。一粒は80グラムを越える牡蠣がゴロゴロある。500グラム入りだと6〜7個しか入らない計算になる。これをステーキにして食べたい気分。 兄さん(小松さんの父上)が、食べてみるかと言って手渡してくれた牡蠣。瑞々しい牡蠣をパクリと食べたら、食べ方が違うと叱られた。ぷっくりしたところから食べ始めたら、それは違うという。黒いヒダのところから口に入れ、丸みを帯びたところを甘噛みして、吸い込んだ海水を口の外に吐き出す・・・・。この通りやってみると、口の中に甘味と旨みが残ってとても美味しかった。 筏から取り込んだ牡蠣は、バブルが噴出しているプールにしばらく置かれ浄化される。それから牡蠣を剥くのであるが、その前に牡蠣についてムール貝や、数個の塊になった牡蠣をバラバラにするのが自分の役目である。それが下の写真の道具である。この道具で叩いたり、テコのように使って切り離すのである。 素晴らしい牡蠣を、できるだけ多くの人に味わって欲しいと思うのである。 おしまい |
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毎月島を訪れると、S先輩と浜を散歩する。津波がなぎ倒したガードレールは新調され、津波の爪痕は曲がった標識しか無い。美しい島にいるとモノが無い生活こそ、人間らしいのではないかと感じることが多い。
「足るを知る」 都会には無い何かが、この島にはあると思うのだ。 おしまい |
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