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<感想> マーケティングを勉強始める人の為の本。実際の企業の取組みを教材として、マーケティングの本質 に迫る本。あとがきにはマーケティングを学ぶに当って最初の一歩が記されている。「何故このお店 で取り扱っている商品が、別のお店では取り扱っていないんだろうと疑問を持つことから始まる」こ の「メーカーや小売店の立場でながめる体験」からスタートして、本の内容とつなげて欲しいと書い てありました。スーパーで買物をする際、陳列されている商品のセールスポイントや、テレビコマー シャルの広告に接したとき、様々な仕掛けを感じることがある。それがマーケティングの一部である ことが本書でわかる。 10章の『営業のマネジメント』の冒頭では「商品の売れ行きというのは、モノが良ければ売れると いうほど、単純なものではない。」と書かれている。その例としたのはサントリーのウィスキー。 1980年に1,240万ケースもの売上げを誇っていたサントリーオールドは、2005年には何と51万ケース まで下がった。1,240万ケースに至るまでの苦闘と、売上げが下がってしまってから居酒屋メニュー に組み入れるためのハイボール戦略を解説している。モノを売るのではなく「文化」を売ることで ウィスキーを飲むという習慣を日本に定着させたことは、我々一般消費者にとっては驚きである。 この世の中にはたくさんの消費財が存在している。そしてその消費財は生存するために必要なもの はごくわずかである。しかしその消費財が流通することによって、対価が生まれ経済活動によって 我々の生活が成り立っていることを考えてみると、この本に書かれた裏側の重要性が理解できる。 購買行動を起こさせる原理や原則を科学することは、日常生活を支える側面を持つことを忘れては ならない。そしてマーケティングが、わたしたちの身の回りに起こるできごとや、友人関係にも応 用がきくことを知れば、もっともっと楽しい学問であることに気がつくことと思う。 ※「1からの〜」シリーズの読了は2冊目。サービスの勉強もしなければと思っているが・・・ 自宅の卓袱台の上に乗せたままですな。いつ読めるんでしょうか? ※業務連絡 kazubon殿
「1からの東武線乗り越し対策」 「1からの証明写真活用法」 こんな本を執筆されてはいかがでしょうか? 取材協力します。 |
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仕事で役立ちそうなので読んでみます!!
2010/6/2(水) 午後 0:38
キク殿
ゼヒ!ゼヒ!ゼヒ!
2010/6/3(木) 午後 0:32
昔、洋裁学校に通ってました。
その学校指名で、百貨店の商品を把握する(スパイ?)アルバイトがあり、したことがあります。時給もよく楽しかったです。早く、デフレから脱却しないとまずいですよね。平行でいいから、経済安定してほしいです。
2010/6/3(木) 午後 6:47 [ すてこ ]
記事にしていただき、ありがとうございます。
記事に書いていただいたように、食文化の変容のようなことさえ、企業活動との関連で起きるのが資本主義の世界です。
それがいいか悪いかは別として、その原理のようなものを理解することで、今の世の中をよりよく生きていけるのは間違いない。
ビジネスマンとしても、一生活者としても、ですね。
初学者向けの入門書ではありますが、ここで取り上げた事例の裏の裏まで、じっくり深読みできるような本になるといいなと思って書きました。
そういう意味で、かわしりさんの記事は、書き手の想いそのものです。
素晴らしいレビューを書いてくださって、ありがとうございます。
2010/6/5(土) 午後 7:28