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<感想> この本は雑誌「選択」で2005年から4年間連載された「思い出の国 忘れえぬ人々」を本にしたも のである。雑誌の連載、昨年の発売後を含めるならば読むのは3度目である。連載されていたと き、ブログに感想を好き勝手に書きなぐっていた。この本を読んで3度目であるが、その感動は 相変わらず色褪せない。 昨年買った本は読み終わって先輩に進呈し、いまでは旅に出ている。今頃はどんな青年がこの本に 接しているだろうか。そう考えただけで一人でニヤニヤ笑っている今日この頃。 昨年この本を読んだとき、そして筆者の講演会に出かけたときにも様々なことを書いた。3度目読 直してみると、若者に対する強い想いを感じることができる。 雑誌の連載中、「この国の政治を何とかして欲しい」ということを書いた。優秀な政治家は優秀な 国民からしか生まれない。何とかするのは我々国民であるということに気がついていなかった。何 という無見識。無知なる自分を今になって恥じている。この本に描かれている人は、想像を絶する 状況の中を戦い抜いてきた。もちろん他人の力に縋ることは無い。その行動は崇高で気高いもので ある。彼らは「何とかして欲しい」なんて甘えた言葉を考えもしないはずだ。そこに今の自分の甘 さがある。 「善き人を作り出すのは、まわりにいるもっと多くの善き人」とは、真理を撞いている。この状況 を改革するのは、天から救いの手が伸びてくる・・・・と考えていては永久に何も起こらないのだ。 冒頭、カイロの貧民街「死人の街」でのナディアの死からこの本はスタートしている。筆者の講演 で知ったのだがナディアが腕の中で息を引き取ったとき、天を仰いで神々を罵ったそうだ。何の為 に今まで経済学を学んできたのか思い悩み、一睡もできずカイロからワシントンへの機内でも悩み 続けていた。車輪がドスンと着地した瞬間、貧困と戦う為に世界銀行入りを決める。何と言う思い 切りの良さ。本から生命力の強さを感じたのは僕だけではあるまい。この本には多くの女性の姿が 描かれている。多くを筆者は「アマ(おかあさん)」と呼び、慕う。ふと気がついた。改革の芯と なっているのは女衆であること。 類人猿から人類になったとき、初めての社会集団は「母系社会」ではなかったか。遺伝子学から言 うと男性は女性遺伝子から変化したものであり、女性遺伝子の方が強いと聞いたことがある。 そうしてみると、ここに描かれた女性達の強さと優しさが理解できる。 ソフィアバンクの親方である田坂さんの「真のリーダーの抱く夢 解説に代えて」が本の最後に納 められている。静かで美文調の本であるが、読んでいるうちに沸々と血が沸き立つような感じがす る文章であった。今回も2度読み返し、心の中の音に聞き入った。 筆者の姿や為してきたこと、そしてこの本に紹介されている有名・無名のリーダー達の姿を見て少 しでも多くの人々が勇気と熱情を持って道を切り開き、人生を生き抜いて欲しいと切望する。 Think the Earthのブータン訪問記⇒こちらをクリック
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毎日ちょっとづつなんですが、読ませていただいております。
筆者のような方がお近くにいて講義や講演を聞いてみたいと
思っています。
そして、自分の器の小ささに恥じてしまう。。。^^;
2010/6/13(日) 午前 9:29
勉強させて頂きます
2010/6/13(日) 午後 3:32
タイトルは、大きな感じがしますが、実際には繊細な、細やかな事をやっているんでしょうね!
2010/6/14(月) 午後 8:46
ポーランド出張から帰って久々に出勤すると、私のところにも届いておりました。
ありがとうございました!!
2010/6/24(木) 午後 4:04