さようならおばちゃんM先輩に紹介をしてもらい、通っていた津新町の焼肉屋 「焼肉 幸源(こうげん)」がついに廃業をしてしまった。先日悲痛な声でM先輩から連絡があり、知ったのである。
昭和5年生まれのおばちゃんは、自分の父親と同級生。いつまでもかくしゃくとして元気であったのだが、お金の計算ができなくなり廃業することにしたそうである。
終末の手伝いに息子さんが来ていたのであるが、継がなかったようである。残念ではあるが、いままで忙しく働いてきたおばちゃんが、やっと休めるかと思うとそれもまた良しとせねばならない。
店で叱られた経験のある客はたくさんいたと思う。転勤しても時折おばちゃんのところを尋ねるのは非常に楽しかった。ばっちゃんの実家の一族郎党を引き連れて訪問したことも何度もある。会社の慰安旅行の途中で寄ったりと、楽しい思い出ばかりである。
後年になって知ったのであるが、このお店を最初に開拓したのはS先輩であった。その当時は知らなかったS先輩そして直接関わったM先輩と、今こうして深いつながりがあることに非常に不思議な縁を感じずにはいられない。こうした不思議なつながりがあのタレの中に練りこんであったのかと思うと、おばちゃんの笑顔が目に浮かんできて妙な気分になってくる。
幸源の焼きセンマイが大好きな名古屋の義父は、相当残念がると思う。
でもあの想い出と味は、それを体験した人達の心の中でずっとずっと生き続けていくに違いない。
おばちゃん、長い間ご苦労様。そしていつまでもお元気で。
※焼肉 幸源の過去記事
「tomo殿のリクエスト編 2006年4月8日」
「一族郎党で押しかけちゃった編 2009年5月5日」
「おばちゃんのお酒編 2009年5月5日」
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東西の銘店
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うなぎと言えば櫃まぶしひつまぶしと言えば名古屋の「蓬莱軒」というのが通り相場。でも自分は「大和田」のうなぎが好きです。久しぶりに一族郎党で訪問。名古屋を離れて早11年。お店は以前と変わらないたたずまい。
店のお姉さんたちはどちらかというと客慣れしていない感じ。以前と変わらない丁寧な客扱いに、このお店の気風を感じます。待っている間の彼女たちの立ち振る舞いを見ているだけで、こころ楽しい気持ちになりました。注文したのはひつまぶしの並。並みでもボリューム十分です。
うなぎは外側がパリッとしていて、中がふわッとしている。焼いてからすぐに盛り付けしてあるのか、焼きたてのパリパリ感が素晴らしい。これは他の追従を許さないところだと思うのであります。
茶漬けは番茶でいただくところがこのお店の特徴。だし汁でいただくともちろん美味しいですが、番茶だとうなぎの美味しさが引き立ちます。そして何より、庶民の味として長い間親しまれてきたヒミツがこんなところにあるのかも知れません。
土用の丑の日にはお店を休むという姿勢もちょっと違うところ。お店も料理も大満足のひとときでありました。ごちそうさま。
大和田
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和田金に行って来ました世界に名が轟く松坂牛。最高のすき焼きをいただけるお店として、最高級の名を欲しいままにしているのが、「和田金」のすき焼きであります。仲居さんが全部算段をしてくれて、客がするのは玉子をかき混ぜるだけというお店。給仕をしてもらう、というところにステータスがあると思うのです。
余計な文章は加えず、写真だけ掲載いたします。
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伊勢神宮の内宮にお詣りしてきました。
五十鈴川の川沿いにある「おかげ横丁」で必ず寄る店があります。それがこの「白鷹」であります。伊勢神宮にお供えする唯一のお酒がこの御料酒・白鷹なのであります。おかげ横丁では、この灘のお酒を飲ませてくれるお店があります。
この日は遠慮をして五勺いただきました。添えられているのは、ここから程近い二見浦で汲んだ海水から作った塩。これをチロチロと舐めてグイッといきます。お店のお姉さんとお話をしながらいただきました14年前に亡くなった先代にもずいぶん注いでもりました。最初は表面張力で膨らんだお猪口に口をつけ、「あ〜」と声を出していただきます。
そこから更に先に行くと、赤福のお店があります。そこはこの横丁ができたときに開店したお店です。ここで赤福をいただくのもいいのですが、そこから2軒ぐらい先に行くと「五十鈴茶屋」があります。ここで庭を眺めながら抹茶をいただくのが、いつものコースであります。
特にいいのが雪の降った日の夕方であります。美しい庭と足下に流れる川のかすかな音を楽しみながら、ゆっくりと抹茶をいただくと心が落ち着きます。
抹茶も美味しいですが、最後に運んできてくれるのがほうじ茶。このお茶もかなり吟味されていて、香ばしい香りが背筋をシャキンとさせてくれます。もちろん大胡坐をかいて茶を飲む「野人茶」ではありますが、こうした時間をふと持つと、もう一人の自分が見つめているような感覚になります。お伊勢参りの際は、是非このコースを堪能してみて下さい。春や秋ではなく、畳までもキリリと冷えた冬こそ、この茶屋の素晴らしさがわかると思います。
白鷹についてはこちら
おかげ横丁の白鷹三宅商店はこちら
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中本の後のクールダウン目黒にあるカフェ・ドゥー。昔の喫茶店の雰囲気はこんな感じだったなあ。店内は静かな雰囲気。クラッシック音楽の合間に「チック タック」と聞こえ る柱時計の音。薫り高いマンデリンの香り。都会の喧騒と無縁のこの空間 がとっても好きだ。 |


