30数年前に通いつめたお店今は無い水道橋の「天ぷらいもや」。駐車場になっているところか、日大経済学部7号館あたりにあった。ごはんのお代わりは自由。食べ盛りだったので4〜5杯は 食べていた。柔道部の同級生と6杯食べたこともあった。でもそこのおやじさんが 怖いのである。ご飯を残そうものなら烈火のごとく怒る。 「何もったいないことしてんだ。自分の分を知れ」 戦国時代、食べ残す我が子の食事の様子を見て、跡継ぎとしての資格があるか 否か判断をしたという話がある。体が小さなおじさんだったけれど、190センチを 超えて100キロを超えるような巨漢が、すいませんと言いながら一生懸命食べて いたのを懐かしく思い出した。 研数学館の先にある店は、「天丼いもや」として健在であった。 僕が学生の頃は、この店は「とんかつ いもや」ではなかったか。記憶違いであろ うか。その裏には「天ぷら いもや」が。中を覗いてみると、見覚えのあるおじさん がいた。もしかしたら・・・・と思いながら通り過ぎた。 昔馴染みの店が残っているということは、嬉しいものですな。 白山通りの日大経済学部の向かいにあるドトールコーヒー。 ここは昔「プラージュ」という喫茶店であった。オーナーは変わっていないようで あるが、ここは僕達の溜まり場であった。今度オーナーがいる時にばっちゃん と再訪したいと思いながら帰途についた。 |
東西の銘店
[ リスト | 詳細 ]
|
先日2年ぶりで訪問した博多の料亭「稚加栄」でのこと。M先輩と一緒にランチをしながら ダラダラと飲んでいた。ふと目を遣ると水槽の上の照明の電線にホコリがついていた。 M先輩ちょっかいかけていた仲居さんを呼んで、降下菌の講義を始めた。あかんがな。 真剣に聞き入るかわいらしい仲居さん。 「老舗たる稚加栄が何たること! 綺麗にせなあかん!」 と説教を始めた。もっとあかんがな。 さらに冷酒を頼んで(4〜5本目だったか)飲んでいたら、さっきの仲居さんがやってきた。 「店長に話をしたらランチ終了後、生簀にフタをして掃除をしますと言ってました」 とのこと。M先輩は両手で拍手を打ち 「うれしいじゃねえか、それでこそ稚加栄や!」 と大はしゃぎ。 老舗の老舗たるゆえんは、変化に敏感に対応するということではないだろうか。 その脂質を持ち合わせていなければ、長き間生き残ってこれなかったと思うのである。 デロンデロンになった頭の中でそんなことを考えながら、店を後にした。
|
|
目黒の老舗カフェ・ドゥー。駅から近いのに、店の中はとても静かな空気。 店内で聞こえるのは、柱時計の音。 コーヒーを飲みながらほっとするには最高の場所です。 東京都品川区上大崎2-15-14 03-3444-6609 |
|
日本の飲食店は江戸時代からの伝統があり、「良き店は良き客が育てる」と言う伝統 がある。寿司屋で職人に文句を言っている老齢の方がいるお店は信用していい。 レストランは、最初から完成されたものではなく、皆で育てていくものなのだ。 ★の数を気にするよりも、この食材をどうしたら美味しくできるかと考え、そして客 は率直に感想を述べるというのが好ましい。ガイド本によって広くその味が伝わると いう利点は否定しないが、★至上主義は納得ができない。 それに「あそこと、あそこを比較すると・・・・」なんて考えただけでメンドクサイ。 「うまい」か「まずい」かという基準を持って、飽くまでも自分の舌で勝負するのが 自分のスタイル。大体終盤にはアルコールでレロレロになっているから、評価なんて ムリ。人様の意見を尊重しつつ、オレ流でいいのである。 さて、自分が住む狛江にあるイタリアンの「ヴィーノ・ウーノ」。 ここのお店は以前は都内(だったと思う)にあって、狛江の農家に野菜を仕入れに来 ていたのだが、ついに狛江に引っ越してきてしまったというお店。駅から歩いて2分 というのであるが、静かな森に隣接してあり雰囲気バツグン。ご夫婦で切り盛りして いて家庭的な雰囲気なのである。 9月1日がばっちゃんの18回目の28歳のお誕生日 お祝いをしようということになり、久々の訪問。気持ちのよい「いらっしゃいませ」の 挨拶に迎えられ、カウンターへ座る。本日の野菜の黒板をチェック。 飲兵衛にはたまらない「5種のアンティ・パスト」。トウモロコシの冷スープと蟹のジュレ は小さなグラスに入ってくる。グラッパを飲むにはちょいと小さいな、なんてアホなことを 考えながらいただく。あかん、旨いがな。 奥様が焼いたパン。今日は生食用のかぼちゃを練りこんだもの。店のオーブンで手作りして いるので、あかん、旨いがな。 赤イサキ。「身はイサキの味と違う」というシェフの言う通り。ピザ用の釜で焼いてサーブ。 あかん、旨いがな。 スチコン(スチーム・コンベクションオーブン)で焼くより数段うんまい。 ここまではビール2杯でしのぐ。ブラウン・マイスターだ。 あかん、旨いがな。 島オクラとトマトのサラダ。 ばっちゃんにクイズ。 「悪いことしたら下される決定は?」 「島送り」 などと言いながら食す。あかん、旨いがな。 サーモンとハーブのピザ。美しい奥様(当家比)が焼いてサーブ。 あかん、旨いがな。 パスタ。満腹中枢の入れ替えをして、ようやくコースも終盤に・・・・ あかん、旨いがな。 デザートは? とイケメンのフロアさん(当社比)に聞かれ。もちろんと答えたら 出てきたのがこれ。朝摘みのブルーベリーがさわやか。あかん、旨いがな。 大満足して解散。シェフ、奥様、そしてスタッフの皆様、ごちそうさまでした。 番外編:レストランでの赤ワインの注ぎかたとおっちゃん流の違い。 大盛りで品が無く注ぐのがおっちゃん流。 ※このワインを飲み始めたら、ばっちゃんが両手で頬を押さえ 「どうしようあたし酔っちゃった」と言う。 ブリッ子する妻をどう扱ったら良いかわからず放置。 そう言えば、「ブリッ子」って最近聞かない。 「ブリの子供?」なんて聞かれそうだ。 ヴィーノ.ウーノ [ イタリア料理 ] - Yahoo!グルメ ※2009年9月6日時点の情報です。 ID:0001231755 |
|
※写真は2007年11月のもの 席はカウンターだけの小さなお店。この店を知ったのは10年程前。大阪に出かけた時、 時間が合えば訪問している。美人姉妹と評判な2人で切り盛りしているお店は、小さく てとても居心地が良い。だから長尻になってしまい、新幹線に遅れるたことも。 ビルの地下2階にあって、駅へ向かう人や呑みに来た人で通路は賑わっているのだけれ ど、この空間だけはゆったりと時間が流れているように感じる。 二人の「ねえさま」はかなり年輪を重ねているのだけれど、生き生きと仕事をしている ためか薄暗くて暖かい電灯の下では輝いている。時折ひまわりの様な笑顔を向けてくれ るが、決して会話に割り込んんで来ることがない。それでいて目線を向けずに気配って いることがわかる。幼い頃、母親の前で遊んでいるような気分になる。 ※写真は2007年11月のもの 麻でできた暖簾をくぐるとすぐカウンターで、早い時間だと人生の先輩達がちょっとした ツマミで呑んでいることが多い。時々一緒の話題で盛り上がることも。 二人の料理の出し方はとてもマイペース。着席して目星をつけたものをパパッ!と頼んで お通しでゆったりと出てくるのがこのお店の呼吸なのである。大阪の人は「いらち(せっ かち)」な人が多いというけれど、ここだけは別世界。 「まだ出てきはりませんなあ」 「あんさん、なに頼みはったんでっか?」 「蓮根まんじゅうですわ」 「そうでっか・・・ほなもう一杯呑みましょか?」 とのんびり構えるのが「可久弥流」なのである。忙しない日常から離れ、一日の出来事を思 いながらゆったりと過ごす時間は、僕にとっては黄金の輝きなのである。 ※写真は2007年11月のもの 通路の向こうから聞こえる声を聞きながら、杯を傾けていると様々なことが頭を過(よぎ)る。 じっくりと呑んだり、ゆっくりと話をするにはとてもいい店。ただし18時を廻ると店内は満 席になることが多い。 仕事を早目に切り上げられた時はここで充電するのも良いと思う。 お通しのもずく。ここのもずくはとても細い。だからガバッ!と食べられないので、箸で少し ずつ口に運ばなくてはならない。酒呑みにはベストなお通しである。 ほたるイカとウドのぬた。ぬたは自分でつけて食する。京味噌の上品な味と酸味が、小さなほ たるイカから旨味と甘味を引き出してくれる。ウドのアクもさっぱり洗い流してくれる。 たこと小芋の煮物。たこはどうしたらこんなにやわらかく炊ける(関西で「煮る」ということ) のか、職人ワザである。いつまで噛んでも飲み込めないタコが多いけれど、ここのタコは「超弩 級」に旨い。 黒豚の角煮。口の中に入れて舌で転がすと、じんわりとした美味しさが口の中に広がっていく。 とんがった感じがまったくなく、どこまでも優しい味である。 丸ビル裏にある「第一ビル」の地下二階 可久弥 [ 懐石、割ぽう ] - Yahoo!グルメ ※2009年4月1日時点の情報です。 ID:0002086891 |





