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<感想> 見出す女性が増えているという。国際結婚をした日本人を現地でインタビューして、その実像と傾向 に迫った本である。僕は男性だから、現在の日本人の若者の「草食化」は非常に憂慮するところ。 こちらから誘いをかけることができず、誘われるのを待っているのが草食系男子の習性らしい。そし てそうした関係を持つことすら面倒になり、女性との関係を一切持たない「絶食系」も発生している そうだ。同棲への愛情すら持たないのであろうか? あえず女性には声をかけとこ・・・・という発想があるらしいが、日本ではそうでは無くなっている のだそうだ。
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ほほほほの本
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<感想> 紀元2世紀ごろ、世界中の人口の3分の1はローマ帝国に住んでいた。紀元前から存在したこの国は 民主主義の原型である共和制を生み出し、永きにわたって世界をリードしたのである。しかしずっと 順風満帆であったかというとそうではない。幾度も国難がありそれをことごとく撃退または乗り越え てきたのである。時には敵国との戦争で手痛い敗北を喫したこともあったが、粘り強いローマ帝国は 後に必ず勝利を収めた。それも完膚無きまで敵を叩きのめしてである。1200年もの間帝国を維持 できたのはなぜなのか、植民地を自治領としてゆるい統治をしたことなど上げればキリがないが、核 心部分をローマ史研究者である筆者がわかりやすく解説している。 古代ローマ史は僕の中では空白であると言ってもよい。ローマ帝国が現代社会に遺したものは遺構や 文物だけではないのだと知った。これから先の読書の中にローマ史を組み入れたいと思った書である。
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<感想> たった一度しか会ったことがないのに、思想家であり武道家である内田樹氏の家を建てたというお 話である。内田氏という当代きっての論客の家を作ってしまうという難題を、いとも簡単に筆者は クリアしてしまうのである。しかも建築家一年生のときであるというから恐れ入ってしまう。 当然、内田氏の考えを取り入れなければならないのであるが、内田氏の度量の深さが際立っている から、肝心なところをちょこちょこと意見して、そのあとは筆者に任せてしまうのである。 先日読んだ遠藤周作の「海と毒薬」では、精神的な支柱が無い日本人が「人体実験」に引きずられ ていく物語を読んだ。その中で、教授夫人の外国人が断固とした態度を取るのであるが、それはキ リスト教という支柱を持っていたから・・・・とうかがわせる部分が出てくる。 内田氏と筆者とのやりとり、そしてこの家を作るに当たって協力をしたその道の達人たちは、みな それぞれの仕事を通じて「支柱」を持っているのだなと思った。だからブレが無い。そうして作り 上げた造形物にもやはりブレが生ずることは無いのだと思う。 この本の感想としては的が外れているかも知れないが、僕には違う方向からこの本を読むことがで きたと思う。昨年の3月11日からずっとアタマを離れないことは 「日本人の精神的支柱を立てるときがきた」 ということ。言い換えればモノサシを代えるということ。これまでの価値観ではこれからの100 年を生き抜くことはできないのではないか。先日のフォーラムで聞いた言葉を借りれば、この答は 「懐かしいちょっと昔の日本にある」 こう感じるようになってきた。うっすらとではあるが、これから僕が向かっていく方向が見えてき つつあると思う。
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<感想> 蕎麦は打ち立て、切りたて、茹でたてが美味しいと言われるけれど、本当にそうであろうか? 筆者は茹でて送られてきた蕎麦を食べて、その美味しさに絶句するのである。自らをグルメである と称する人は往々にして自己満足に陥りやすい。「こんな食べ方なんて邪道だ」などということを 平気で言う。蕎麦はどこどこ産の蕎麦、だしのかつおはどこどこ産と非常に細かい。大体が大雑把 にできている人間なので、僕は細かいことを覚えていられない。まあ大体こんなものなのだろうと 思ったら委細はかまわないのである。だから1杯340円のかき揚げそばでも、ありがたく頂戴す る。「いただきます」は諸説あるのだけれど、「命をいただく」に通じるってのが一番似合ってい ると思う。第一、そう考えた方がロマンチックである。「いただきます」は作ってくれた人に感謝 の意味もあるけれど、それより命をいただくという意味なのだ。本のレビューから逸れてしまった。 写真家であっただけあり、本にある蕎麦の旨そうなことったらない。一本一本がキラキラと輝きグゥ とおなかが鳴ってしまう。だからこの本の写真はこうなったのである。一日4食蕎麦でもいいくら い蕎麦が好きだ。今週もまたどこかで手繰ることだろう。そこに美味しい日本酒があれば、なお幸 せなのである。
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<感想> ドラえもんのタケコプターがもし実現したら・・・・・マンガの世界が実現したらどうなるのか。 かの「空想科学読本」では、挿絵を入れた軽妙なタッチでマンガの世界を科学したのであるが、そ れはどちらかというと「その描写は科学的に正しいか間違っているか」というところにあった気がす の道具が「実現した」と仮定しているのである。その道具によってもたらされる経済効果、製造業や 現在の産業がどう変化していくか、また株価の上昇下落を占っている。どれだけの影響を与えるかと いうことをお金に換算しているところが面白い。経済に対するマスコミの論調は悲観的なものが多い が、こうした本については非常に面白いと思う。
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