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製作国:アメリカ 製作年:2012年 <スタッフ> 監督: スコット・ウォー
マウス・マッコイ
製作: マウス・マッコイ
スコット・ウォー
製作総指揮: マイケル・メイリス
バート・エリス
企画協力: トム・クランシー ベンジャミン・スタットラー ランス・スローン ライアン・カヴァナー タッカー・トゥーリー ジェイソン・コルベック ジェイソン・クラーク ジェイ・ポラック マックス・ライトマン 脚本: カート・ジョンスタッド <キャスト>
ロゼリン・サンチェス
<感想>ジェイソン・コットル アレックス・ヴィードフ ネストール・セラノ エミリオ・リヴェラ センサーに反応しない、セラミック製の弾と特殊火薬を使ってアメリカで自爆テロを実行しよう としているテロリストがいた。情報をつかんだアメリカは、海軍の特殊部隊「シールズ」を投入 してテロリストのアメリカ潜入を阻止しようと戦う。 Navy SEALs(ネイビーシールズ、正式名称はUnited States Navy SEALs)とは、アメリカ海軍の 特殊部隊である。アメリカ海軍特殊戦コマンドの管轄部隊であり、現在2つの特殊戦グループ、 8つのチームに分かれて編成されている。(Wikipediaより) 海軍最強の部隊と言われ、ここに選抜されるているのは、海軍全体の0.5%という狭き門であ る。今回、この映画の企画に当たっては、出演者は全員シールズの隊員であり、映画に出てくる 装備もまた実際に使われているものに「ほぼ」近いという。主演は現役の少佐であり、30代〜 40代の教官が中心に出演している。 戦闘シーンのリアルな場面では、実弾を使っているというから凄まじい。リハ無しでオッケーが 出るまで何度も射撃をしたという。これについて出演者は、「いい訓練になった」とコメントし ている。 装備品については、M16A4の銃や偵察用の紙飛行機とか興味深いものが多い。先日、防衛省 が発表した小型偵察機は球体であったが、いずれも局地戦での効果はかなりあると思う。 今回もっとも注目したのは、隊員たちの仕草である。かなりの重装備(40キロ?)にもかかわ らず、動きがしなやかでスムーズ。派手な射撃シーンは無いけれど、突入時の後方支援などはか なりリアル。そして突入時の展開も、敵へ向かって味方が重ならない様にするなど、感じるとこ ろが多かった。 この映画が発表されると、国防省の内部では手の内をバラし過ぎという意見も出たということで あったが、これは映画のための宣伝であろう。備品や隊員の出演を許可した以上、すべてが国防 省のコントロール下にあったのだと思う。最後には投げつけられた手榴弾に自ら覆いかぶさって 隊員の命を救ったり、瀕死になりながらも敵を撃ち殺すシーンが出てくるのであるが、この場面 を観て、国防省&米国政府の意向をかすかながら読み取ることができた。 イラクからの米軍の撤退は終わったが2011年12月。足掛け9年に渡る湾岸地域の戦闘によ って、多くの兵士が失われそして傷ついた。これから先は戦死・戦傷・戦病者への補償が財政に 重く圧し掛かってくる。これらの総計は戦費を上回るとも言われており(選択3月号)、この支 出について米国民の理解を求める必要があった。この映画に国防省はそんな思いを乗せたのでは ないであろうか。また映画の企画には作家のトム・クランシーの名も見える。 保険代理行を営みながら書き上げた「レッド・オクトパーを追え(1984年)」では、あまりにも 詳細な原潜の描写に、米海軍はスパイではないかと疑ったこともある人物。その後の作品でも多 く海軍を取り上げた愛国主義者である。海軍としては、そんな彼がいることで安心したのであろ う。ひょっとしたら、彼を置くことを製作者側に要望したのであろうか? 政治的、経済的な背景から映画を読み解くことも、映画の楽しみなのである。
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