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この壷を見ると、あることを思い出す。
2005年の中越地震のこと。
震源地小千谷には、母方の親戚が何軒もある。
幸い大きな被害は免れましたが、器類は、大被害。
そこで私にできること。
お見舞いに、使わない器に加え、私の作品を送ったのだ。
するとしばらくして、ちょうど家を新築中だった従兄弟が、
大量の引き出物に私の作品を選んでくれるという、
思いがけないご褒美が転がり込んできたではないか。。。
そしてついでに頼まれたのが、写真とほぼ同じ、玄関の外に置く大きな壷。
高さ45cm。この高さは初挑戦。
電気窯でこの渋さは、結構いいできでした。 従兄弟も、大満足。
ところがです、この壷が盗まれたのです!!
いわば “火事場泥棒” のようなもの。
町の復興で治安が乱れていた折に、新築中の無用心から夜中に持っていかれてしまったとか。
従兄弟が悔しければ、私も悔しい。
そんな思いの中に、なぜかそっとほくそえむ、自分がいて・・・
・・・盗む価値がある壷、と思われた(?)ことに。。。
結局従兄弟は再度注文をくださったので、
ありがたや、ありがたやと、ほんとにほくそえんだ私でした。
いいわ、従兄弟はお金持ちだモン! (^。<)
ところでと、技術や芸は “見て盗む” と昔から言われている。
この頃つくづく思う。
私の仏像作りを、盗んでくれる人が現れないかなぁ〜と。
蛇足。
ちなみにこの地震があった次に日に、母と新潟旅行に行くはずでした!
一日ずれていたら、と今でも時々思います。
生かされて・・・・・合掌、かな〜〜^^;)
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