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特別なちからを願ったあの頃と
普通のしあわせを願うこのごろ
東京新聞「けさのことば」天野慶/短歌の気分
十年後の僕たちの体に
誰が責任を持ってくれるの?
映画「子供サミット」/江良圭監督
なんで
原発やめないの?
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言葉を重ねる写真館
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詳細
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「急いだら人は育たんで。不揃いの中で育つのが一番や」
そう言ったのは、法隆寺最後の宮大工・西岡常一の唯一の弟子で、
「鵤(いかるが)工舎」の創立者・小川三夫さんだ。
法隆寺や薬師寺の塔内を見ると、不揃いな木材一本一本が支え合っている。
宮大工の世界では「総持ち」と言うそうだ。
集団で技を学ぶには不揃いな子がいたほうがいい。
年齢も経歴も性格も育ちも。
互いを見ながら、自分の道を歩んでいけるからだ。
学校は促成栽培だから、器用な子ほど成績が良くていい子で、先生も喜ぶ。
それでは、あかん。
修業は十年。
長い年月は、隠し事や自分を飾ることは意味がないと教えてくれる。
修業を耐え抜けば、心に優しさとゆとりが生まれる。
職人の世界だけでなく、促成栽培は「絶対あかん」ということだ。
総持ちの思想からは遠くなったこの社会で、
棟梁の言葉は、重く響く。
10月29日、東京新聞 「筆洗」より要約。
不揃いの林檎は、美味である。。
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