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木漏れ日に歌う
新しい事を探そうかな!☆

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あの頃に戻ったように

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    思春期の頃文学小説を読んでいて、

    読みながら、途中自分がしたこと、

     例えば、左手の指につけていた指輪が右手の指にあった、

    というように、全く記憶にないほど、物語の中に入り込んで読んでいました。

    お祭りの屋台で買ったような、指輪。

    数十年、私のどの指にも指輪は付けていませんけれど。


    原作の物語がある映画の予告の映像を見ると、

    原作を読みたいといつも思います。

    
   ここ10年近く、そんなふうに自分が好きな事に入りこむ余裕がなかった事に、

   今できるようになって気が付きました。

   何に気を使っていたのだろうと思います。

   私の気遣いなど、何にもどこにも影響する事ないのにと。

   
   結構な時間をかけて、真剣に考えて、息子に似合うと思って買った服を、

   見向きもしないことも何度もあるのに。


   そういう、自分の思いだけの行動は、

   全部やめようと思いました。

   その思いは、ある意味、母として加護しなければいけない責任から、

   自分を解放することでした。


   本当に久し振りに書店に行って、読みたかった本を買いました。

   没頭しました、思春期の頃のようにはいきませんでしたけれど、

   物語の中に入る事ができました。

   
   好きだったと過去形で思っていた事を、

   まだ過去ではなかったのねと確認できました。

   生きている今の環境はなにも変わらなくても、

   心の中は、いつでも過去に行けるし未来も描けます。

   
   これから、経験していなかったことが、

   望まなくても自分の身に起こるでしょうけれど、

   普通こうだよねと言う人たちには、

   ウインクして、私はこうなのと言うと思います。

   
   読んだ小説の本当に最後。

   別れの時。

   他のみんなとさよならを言った後一度だけでいい。

   振り返って僕を見て。

   君のそんな仕草が、僕には大きな意味があったんだ。

   そしてあの頃みたいに僕の顔をまっすぐ見て、視線をとらえ、そして、

   僕を君の名前で呼んで。
  

   人を恋する思い。

   グサグサ刺さって号泣でした。


 
Kayomi
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