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昨夜電話で話した友人は、10数年前に皮膚ガンの手術をしています。
現在は元気で週に数日働いているそうです。
彼女が話していました。
体調が優れない時は、やはり転移を考えてしまうと。
その不安な思いは、
経験していない人が想像で「わかるよ」などとは言えません。
自分の死を一度でも覚悟をした経験がある人と、経験がない人とは、
人生の終末に対する心構えが全く違うと思います。
彼女は、家の中をすっかり断捨離したそうです。
「家の中の空気が綺麗になるよ」と言っていました。
命に関わるような病になったことがない私などとは、覚悟が大きく違います。
日常に追われて、終末準備は先送りばかりになっています。
長い間ずっと片付けたいと本気で思いながら、なかなか進みません。
彼女の話を聞いて、私の本気など全く本気などではない事を思い知りました。
息子の大きな挑戦が済んだら、
徹底的に集中して片付ける計画だった私の背中を、
強く押してくれる言葉でした。
自分の物など、これからは少しでいいのです。
この世を去った後に残しておいたら、息子たちが処分に困ってしまいます。
今年中に全てを片付けることはできないと思いますが、
片付けが仕事だと思って、毎日を過ごそうと思います。
色々な思い出への執着をきっぱりと無くしたいです。
そうできたら、新しい生き方が出来ると信じています。
私にとっては、今がその時期なのだと確信出来ました。
真っ直ぐに生きている友に感謝します。
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