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60歳の故郷での同窓会があった時、殆ど出席しないつもりでしたが、
返信のハガキを出さないでいました。
提出期限を過ぎたころ、
高校時代に一緒にバンドの真似事をしたりして、
仲が良かった男子から電話が来ました。
彼が言ったのです。
「来いよ、もう会えないかもしれないんだぞ」と。
長い事行けなかったお墓参りにも行こうと、参加することにしたのです。
同窓会の後の、2時会3次会と、彼はずっと私のそばに居てくれて、
帰りもタクシーで送ってくれました。
彼が言った通り、この世で彼と会えたのはその時が最後でした。
私は、その時彼の体が病に犯されていることは全く知りませんでした。
彼が亡くなったことを知ったのは、同窓会後2年ほどしてからです。
同窓会があった頃、彼の体はガンに犯されていて、
東京の東大病院で、薬物投与の実験を受けていたと聞いたのは、
先日でした。
奄美出身の同窓会が大阪であったのですが、私は行きませんでした。
久しぶりに私に会えると出席したら、来ていなかったからと、
バンド仲間だった男子から突然電話して来て知りました。
昨日、亡くなった彼の笑顔がずっと心に訪れました。
私は、亡くなった人が心に浮かぶ時、
私の所に来てくれていると感じます。
彼は、同級生なのに、私を姉のように慕ってくれました。
私はそう思っています。
私が天国に行けるように生きて、
人の為に貢献した天国にいる彼に会いたいです。
生まれ変わった何処かで又巡り合って、
その時は、何か一つでも彼の力になりたいと思います。
私の青春時代は、いつも彼がそばにいてくれましたから。
私のその頃の恋も、静かに笑って見ていてくれましたから。
昨日は、心に浮かぶ彼の笑顔に、大好きだよと伝えました。
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