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一泊でも、日常を離れてみると、
体の細胞や脳や心が、いつもと違う動きや感じ方をするように感じます。
いつの間にか沢山歩きますし、初めて見る景色や風景も見る事が出来ますし、
発見もあります。
一人旅も好きです。
これからは、機会を作って出掛けるようにしたいです。
行ってない所ばかりですからね。
計画を立て、予算を決め、予約をし、行動する。
思っただけで元気になりそうです。
冬の旅もいいですよね。
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2018年12月04日
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20代始めの頃、東京の江戸川区に住んでいました。
4畳半のアパートで、生きていく為に毎日働くだけの様な日々でした。
休みの日はコインランドリーで、シーツから服からたくさん洗濯をし、
掃除をして1日が終わることもありました。
時間がある時は、浅草に行ったりするぐらいで、
東京はあまり知らないまま、東京を去りました。
息子の方が私よりずっと東京を知っています。
誕生日の日、舞台公演を見終わって歩いていると 日比谷公園がありました。
そう言えば、行ったことはありませんでした。
地理などさっぱりわからない私です。
入り口に、「ご当地鍋フェステバル」の看板がありました。
イチョウの木を見上げて、その上の空を、きれいねーと見ていました。
「行ってみようか?」と息子が言うので、「うん、そだね」と行って見ました。
土曜日の午後、夕暮れ近くです、沢山の人で賑わっていました。
観劇前に、カレー狂の息子が連れて行ってくれて初めてナンセットのカレーを
食べただけでしたので、お腹も空いていました。
大きなハマグリがたくさん入ったのや、松茸の入ったのを食べました、
おいしいねーと言いながら。
息子が、他のものを買いに行って私一人の時、
隣の椅子に座っている若い人と、少し話しました。
とても気さくな男の子でした。
帰り道、街灯に照らされたイチョウの木が黄色ではなく白く見えました。
ああ、これもいいねと息子に言いながら見上げて、
東京、好きだよと言いました。
地方から東京に出て住むと、本当の意味で一人になれる様な気がします。
私は、22歳の頃、恋を追いかけて東京に出ました。
その恋は、自分で終わらせました。
そして、息子たちの父になる人と出会いました。
一生懸命に、ブスな私を守ろうとしてくれました。
恋と愛の違いを、私はその頃に初めて知ったのだと思います。
その数十年後、必死の思いで愛して育てた息子が、
一緒に東京の街を歩いていました。
66歳の誕生日の、一番のプレゼントでした。
写真は、日比谷公園で突然吹いた風に、沢山の木の葉が舞い、
私が来ていたジャケットのフードに舞い込んでいました。
息子の部屋に帰ってから気が付きました。
大切な記念の葉っぱです。
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