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金曜日、会社のクリスマス・パーティがあった。 まあ、日本的にいえば忘年会。 パーティでは社員間のプレゼントの交換もある・・・。 くじ引きでプレゼント相手を決めるのだ・・。贈る相手にはプレゼントの内容は内緒。 でも、みんな、さりげに、 「俺は札入れはいらないよ!もう一杯持ってんだよ」 とか、 「私には紫色のものを贈って・・」 と社内で公言してお目当てのものを貰おうとする。 さて、当夜。 郊外のクスコでもおハイソなマヒステリオ地区にある、食べ放題のシュラスコ・レストラン。プレゼントを手に社長とタクシー同乗し、タクシー代を浮かす。 赤身の肉はしばらく控えていた私。会社もちなので牛肉を食うぞ! みんな席についてから、まず出てきたのが食前酒のピスコ・サワー(ピスコというペルー独特のブランデーと、レモン汁、砂糖、卵白をシェイクしたお酒)。 次いで、サラダが皿に配られた。 経理係のオバサンがいう。 「そんなの食べていちゃダメよ!サラダでおなかを一杯にして、肉を食べさせないようにしようって魂胆なんだから!」 そういえば、サラダでもパスタ入りとか、リンゴの入っているのとか、おなかにたまりそうなのが配られている。 別にサラダ・バーがあるのにね・・。 「ちょっと、肉とは別の皿にサラダ盛ってくれない?」 経理オバサン主張する。 別の皿を持ってこない意固地なウェイトレス。 で、ビールがでてきて、レモネードも同時に注がれた。 おー、ようやくシュラスコが! と思ったら、 串には鶏のドラム肉が・・。 おなかがすいていたので食べる。 次に出てきた肉が、羊・・・。 ここでもようやくワインが・・。アルゼンチン産のマルベックとカベルネ・ソービニョンのブレンド。 久しぶりだな・・羊。食べる。 次が・・手羽肉・・。 「手羽にはコラーゲンが、たくさん含まれていて、肌にいいのよ。でも、脂肪もたくさんあるから気をつけてね」 とみんなに勧めながら、摂る。 そして4番めにようやくお待ちかねの牛肉、ランプ肉! 「もっと大きく切ってくれない!?」 鶏の砂ギモ。こちらではモジェヒータといって、リマなどの海岸地帯では鉄板にあらかじめ焼かれたものが、小さな携帯用の鉄板で出てきて、みんなでつつきながら食べられる。でも、クスコではあんまり人気がないな。 でも、ここでは小さな砂ギモが串刺しになっている。 「クスコではこうしてモジェヒータを食べるの?」 そういや、一月にマリネラのコンテストにトルヒージョに行ったときにみんなでモジェヒータを食べに言ったな。別のアカデミーの人たちもいて、マリネラ関係者御用達のおいしい店だった。 前日、あのときに一緒に食べに行ったマルコ・ペレス先生(動画のゼッケン111番のおじさん)からメールが届いていた。 「トルヒージョに行くのかい?」 たぶん、今回は行けないかもしれない。 みんなでモジェヒータを食べたいんだけど! ウィンナーやソーセージまでが串刺しに。 あんな小さいのを串刺しにする手間を考えると・・。 まあ、人件費が安いペルーならでは・・。せこいことを・・。 ビーフはどこよ!ビーフはいつくるのよ! まだ新しくワインが出てくる。今度はカベルネ・ソービニョン。 まだ4分の一ほどグラスに残っていたので、 「別のグラスを持ってきてくれないかしら。違う品種なんだから、味が混じるでしょ!」 「飲み干したらいいじゃない!」 なんてサービス悪いの!店員教育がなっていない・・というか店の方針? ポークチョップもとる。 また鶏肉、ソーセージ・・。 ああ、ようやく牛肉。 つまみのフライド・ポテトは避けてサラダ・バーにも立つ。 「ブロッコリーが少ししかないんだけど!もっと持ってきてくれないかしら」 ビルダーモードになっている。 おつまみのフライド・ポテトには目も向けない。 おしゃべりしながらも食べ続ける。 シュラスコが廻ってくるたびに摂って。結局500g以上をたべたんじゃないかって感じだけど、実際お目当ての牛肉は・・どのくらい食べたのかしら。 会のお開きに近くなってきて、プレゼントの交換。 札入れを掏られたばかりの私は「札入れが欲しい」と公言していたので、 実習生の子から札入れを貰った。 私はペルーで購入した「世界の芸術シリーズ、アフリカ・オリエント編」 をガイドの友達に・・。 「勉強するよ!」 よかった喜んでもらえて・・ 食べすぎで重いおなかとアルコールのちゃんぽんでふらふらとした頭を抱えながら、あとはラテンの国はディスコへ直行。 みんなシュラスコには満足していたようだけど、私は牛肉が少なくってちょっと不満。 サービスも牛肉の出し惜しみが感じらるなど少々セコかった。 翌朝の職場はみんなだるそう。 「みんな頭の調子はどうだい?」 社長が訊いて来た。 「頭はどうもないけど、なんか久しぶりにたっぷり肉を食べたせいか、消化不良気味で・・」 体重計に乗るのが怖いです・・。
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