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「親が子どもを良くしつけるための体罰を犯罪とするか」について賛否を問うニュージーランドの国民投票は本日締め切られました。
投票率は54%で、開票速報によれば、賛成11.8%に対し反対が87.6%でした。正式な結果は8月25日(火)の正午に発表されますが、結果に大きな変化はない見込みです。投票期間中にメディアが実施した世論調査では、「Yes」が13%、「No」が83パーセントでしたので、それよりも多い9割位近い人が、しつけのための体罰を犯罪行為とすることに反対の意思表示をしたことになります。
この国民投票は、「ファミリー・ファースト」という市民団体が中心となり、有権者の10%以上の署名を集めた「イニシアチブ」により政府が実施を余儀なくされたもので、政府の発案で実施されたものではありません。質問の表現が明確さを欠き、いささか誘導的なのは、2007年に体罰が禁止されたことを不服とするファミリー・ファーストが作成した質問だからです。体罰の是非を問うているのではなく、体罰を犯罪行為とすべきかの是非が問われている点に注意を要します。
ですので、この国民投票の結果から9割が「体罰に賛成している」というのは早計です。「No」と答えた人の中には、「体罰には反対だが、犯罪行為にすべきではない」と考えている人が相当数含まれているからです。おそらくニュージーランドの親の意識は「体罰はできるだけしない」が多数派だと思います。実際に体罰を与えることがあるという親の比率は減っていて、ワイカト大学の調査では4歳児の親にどのくらいの頻度で子どもを叩くかを質問したところ、1997年は、毎日が35%、週1が19%、月1が32%、年1が17%、皆無が2%という回答だったのに対し、2009年では、毎日が0、週1が9%、月1が25%、年1が27%、皆無が39%だったそうです。
私は親から叩かれて育ちましたが、その事が心の傷になっているとは思っていません。学校でも叩かれたことはありますし、中学から大学まで武道をしてたので「シゴキ」もありました。しかし、学校を出てから物事の解決のために腕力を行使したことはありません。人助けのために使う寸前までいったことはあります。しつけのために体罰をするかどうかについては、子どもを実際に育てたことがないので何とも言えません。私の場合、叱るだけでも十分怖いと妻から言われてますので、手を上げるとすればよほどのことだと思います。でも、非常に危険なことを止めないときや、他者に大きな危害を故意に加えようとしているようなことがあれば、きっと腕力を使うでしょうね。
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こんばんは。日本語で体罰っていうととても奥深いものがありますね。やっぱり子育ては愛情が一番のしつけの源にはなりますが、マニュアルどおりにいかないですね。また、もしもスマッキングで親が逮捕されるということになれば、法律的な処理が困りますね。税金ももっと使われるでしょうし、子供たちはきっとつけあがるでしょうね。コメントありがとうございました。ちなみに夫は居合道、剣道をしていますがそちらはどのような武道をされていたのでしょうか。差し支えなければ伺ってよろしいですか?
2009/8/22(土) 午後 8:24 [ kiwiathome ]
コメントありがとうございます。体罰禁止の流れは北欧からヨーロッパに広がって、ニュージーランドも届いたわけです。時代の流れは体罰をしない方に動いてますので、一昨年の刑法改正は時代を先取りしたともいえます。また元に戻すのは、本当に時間とお金のムダですね。えっと、私は中学・高校で柔道、大学で空手をしてました。
2009/8/22(土) 午後 9:53 [ Kazzy ]