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NZニュース 2002年 医療・健康
子どもの喘息と肥満が増加 (Herald 29/10/02) (280字)
喘息をもつ子どもや太り気味の子どもの数は、11年前の約2倍になっているとの調査結果が発表された。ホークスベイの10歳から12歳の子どもたち1000人を2年間にわたり調査したところ、喘息をもつ子どもの割合は37%で、‘89年調査時の17%の2倍以上となった。両方の調査を行った小児科医のバーリー博士は、保護者の間に喘息に対する認識が広まったことも数値上昇の一因としながらも、事実として増えていることは疑いがない。しかし、なぜ増えたか原因を特定することは容易ではないと説明した。また、2000年と’89年の体格調査結果を比較すると、太り気味の子どもの数は2倍に、肥満の子どもの数は4倍になっているという。
母乳育ちで喘息のリスクが増大? (21/09/02)
母乳で育った子供は、成長後に喘息にかかる率が高くなるとの調査結果が発表され、関係者にショックを与えている。オタゴ大学で'72年から'73年に生まれた1000人を追跡調査した結果、4週間以上にわたり母乳を摂取した子供は、青年期に喘息を発症する率が2倍程度になったという。「母乳の授乳が小児喘息を予防する」という定説を補強する結果を期待していた調査関係者は、この結果に驚きつつ、「どうしてそういう結果がもたらされたか、メカニズムの解明が必要だ」と述べた。また、乳幼児保健衛生の専門家は「仮に喘息の予防に役立たないとしても、母乳には利点が多く最も望ましいものであることに変わりはない」ことを強調して、母親に冷静な理解を求めた。
極端な菜食主義で子供が死亡 (06/06/02 NZPA)
親の極端な菜食主義によって幼児が死に追いやられた。キリストの再臨と安息日の厳守を主張する教団、セブンスデー・アドベンティストの熱心な信者である夫婦は、ノースランドのダーガビィルで肉や魚、牛乳製品を一切食べない徹底した菜食主義を実行していた。昨年9月、夫婦に男児が誕生したが、この菜食によってビタミンB12が欠乏し衰弱した。両親は子供を一度は入院させたにもかかわらず連れ帰り、医師の指示にそむいて死に至らしめたとして遺棄罪に問われた。
18歳未満のピアスとタトウーを条例で制限 (26/04/02 INL)
オークランドに隣接するマヌカウ市では、18歳未満のボディ・ピアス(耳を除く)とタトウーを、親権者の承諾がない限り禁止する条例制定に踏み切った。同様の条例はすでにオークランド市やノース・ショア市で制定されており、16歳未満ではイヤー・ピアスも制限される。また、親権者の承諾は施術の場で直接なされることが必要。肝炎やエイズ感染の危険性を最小限にするとの理由で、市内およそ100箇所のショップに対してもライセンスが義務づけられた。なお、マオリや南洋諸島系の伝統的なタトウーはこの条例から除外されている。学校や親はこの条例化を支持したが、表現の自由や自己決定権を侵害するとの異論もあった。
ドナーカード制度の拡大を検討 (25/04/02)
政府は臓器提供者(ドナー)の不足を補うため、子供も含めたドナーカードの導入を検討する調査を行うと発表した。交通事故などで脳死状態に陥った際、臓器提供を承諾する意思表示は運転免許証に表示されているが、この制度は運転免許証を持たない人には及ばない。年間約40人の臓器移植提供者あるが、なお不足で肝臓移植を待つ間に患者の一割が命を落としてしまうという。しかし、現行の制度は機能しており、移植が可能な場合には、免許証の有無や意思表示にかかわらず現場の医師が最善を尽くしているとして、ドナーカードの導入は不要との意見もある。
医療関係者の不足つづく (23/04/02 Dominion)
政府の諮問委員会の調査報告によれば、10万人以上の医療従事者が一般開業医や精神科医、婦人科医、看護師や放射線技師など、多くの分野でスタッフの不足を懸念している状況が浮き彫りにされた。看護師人口は約3万5000人で医療従事者の3分の1を占めるが、なお2000人が不足しているという。医師の数は2000年現在で8615人で、10年間に36%増加したが特定の診療分野および地方での不足が生じている。同諮問委員会では、この現状を踏まえて解決への処方箋を盛り込んだ報告書を6月中旬に提出する。
保険省は、ピル(経口避妊薬)のEstelle 35/35EDとDiane 35/35EDを服用中の女性約2万5000人に対して、血栓症のリスクが高まる可能性あるため医師へ相談するよう勧告した。英国で最近発表された研究によれば、この薬剤の成分中のエストロゲン(女性ホルモン)とシプロテロン(合成ステロイド)によって足の静脈に血栓ができる可能性を高まることが指摘された。同省では、これらのピルの服用を中止する必要はないが、その危険性と効用について医師とよく相談して欲しいと勧告している。 (22/03/02 Press)
看護師の海外流出10年前の2倍に
よりよい労働条件を求めて海外に旅立った看護師の総数は、昨年1年間で1332人に達し、10年前の2倍となっていることが判明した。看護師組合のオマリー代表によれば、看護師の多くが、責任と資格に大して給与が見合っていないと感じており、その不満は経験と責任が増すほどに大きくなる傾向があるという。このため、新卒の看護師は3年以内に3割がいなくなり、10年で半分になってしまうという。オークランドでは約300人の慢性的な看護師不足が続いており、政府も対策に乗り出した。(08/03/02 Hearald)
公的医療による手術治療に限界
南カンタベリーの整形外科医ポプロスキー氏は、現在の公的医療制度では手術の緊急性がないと判断された場合に、長期間待たされて事実上治療が受けられない可能性があることを、政府は国民に知らせるべきとの考えを示した。同地方では2月に1044人が手術を待っており、そのうち322人は半年以上待っていた。GP(家庭医)から専門医に紹介されても、手術待ちのためにGPに戻されることもあるという。人的・財政的制約から公立病院がこなせる手術件数には限度があり、順番待ちの人数は増加しているという。
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