NZ山岳百景6 シュガーローフ山(南面)
この山は、北面と南面で全く異なる様相を見せます。山岳百景4でご紹介したのが、シティ側から見える北面で、なだらかな傾斜の草原になっており樹木はありません。この草原はタソックと呼ばれ、羊や牛が放牧されています。ステップで柵を越えて牧場内に入り、指定されたルートを歩くことができます。素晴らしい眺望の牧場ウォークが楽しめます。
いっぽう、日陰となる南面は、急峻な岩場と原生林の樹林帯になっており、とても同じ山とは思えません。この原生林の中に複数のルートがあって歩くことができます。シダ類と常緑樹が多いのがニュージーランドの原生林の特徴です。シティセンターから車で20分、シュガーローフの駐車場に車を入れて歩き出せば、すぐにこの雰囲気が味わえます。クライストチャーチは何と贅沢な街でしょう。
そうそう、シュガーローフという山の名前は、この南面の岩場の様子が、盛り上がったローフブレッドのトップに砂糖をまぶしたように見えることから名づけられました。命名者は不明ですが、今から160年ほど前に、イギリスから90日前後の長く厳しい航海の末に、ようやくリトルトン湾にたどり着いた移民者たちは、岩場と原生林の山に子どもたちが喜ぶ心和む名前をつけたかったのだろうと思います。
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