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9月20日はニュージーランド総選挙の投票日。これから3年間の政権を担当するのは、3期目に意欲を燃やすキー首相の国民党か、それとも労働党&グリーン党の中道左派連立なのか。世論調査では国民党が有利な情勢です。

前回2011年の総選挙では、国民党が労働党に大差をつけ勝利しましたが、過半数に届かず、マオリ党、ACT党、統一未来党の支持協力を得て2期目の政権を担当しました。前回の選挙結果と今年7月の世論調査の結果は上記の表のとおりです。 世論調査の結果は前回の選挙結果から大きく変化しないことを示唆しています。果たして現実の結果はどうなるのか。

この国で採用されている選挙制度は、小選挙区比例代表併用制で、候補者と政党のそれぞれに投票し、選挙区の当選者を優先しつつ政党の得票数に応じて全議席が比例配分される。ただし、小選挙区で当選者が一人もない政党は、5%以上得票しないと議席が得られない。前回の選挙で、保守党がマオリ党より得票が多いにもかかわらず議席がないのはこのためです。

今回の選挙では、ニュージーランランド・ファースト党とグリーン党が、小選挙区の当選ではなく政党得票率5%以上を目指してます。また、インターネット党が、政策的に共通点の少ないマナ党と手を組んだのも、マナ党の1議席を得ることによって、5%未満の得票でも同党が議席を得られる戦法です。小政党の命運は小選挙区での勝利にかかってます。

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上:Halswell Park 石切り場の上からの眺め。 サムネイル:桜並木

クライストチャーチ西南の郊外にあるHalswell Park。昔、石が切り出されていた跡が切り立った崖になってます。市中心の真っ平らな公園とは違い、起伏のある所と平な所のメリハリが楽しめる公園です。

ここには桜が植えられており、先週の日曜日には、クライストチャーチ・倉敷姉妹都市委員会とカンタベリー日本人会の共催による第2回お花見会"Picnic under the cherry blossom"が開催されました。倉敷市から寄贈された桜が植えられたこの一画は、KURASHIKI Japanese Garden と呼ばれてます。

クライストチャーチで桜が美しい場所は、ハグレー公園やカンタベリー大学 http://blogs.yahoo.co.jp/kaz34nz/6522610.html など、いくつかありますが、道路脇だったり飲酒可の場所ではないので、日本式お花見には向きません。ここは主催者が市に飲酒OKの許可を得ているので、日本のお花見が堪能できました。

食べ過ぎてしまったので、腹ごなしにこの公園を一周するRim Trackを歩きました。けっこう広い公園ですし、高低差もありますので、変化があって楽しいです。石切場の上からの眺めは、なかなかのものです。

明日に迫ったニュージーランド総選挙。はたして若年者の投票率は上がるかどうか。中央選管は、若者のアイコンとなったグラミー賞ポップシンガー、17歳のLordeをかりだして投票を呼びかけるPVを公開した。
http://youtu.be/m0rH9u7lUMk

この国では18〜24歳の30%、25〜30歳の25%が選挙登録をしてない。もちろん登録することは義務なのだが、住民登録制度がないので自動的に登録されるのではなく、自分で行う必要がある。そして、有権者の投票率もこの年齢層が一番低い。結果として、若者の声は政治に反映されない。Lordeはそれを憂いている。

一方、インターネット起業家で大富豪のキム・ドットコム氏が、今年3月に立ち上げた Internet Party は、同党の支持層として有望な若者票を掘り起こしているが、この党の方向性はかなり微妙で、あらぬ方に振れるかもしれない。しかし、たとえインターネット党の作戦だとしても、若者の投票率が上がるのであれば、とりあえずそのことを歓迎したいと思う。

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投票日が今月20日に迫ったニュージーランド総選挙。この国は、永住外国人にも国政選挙の選挙権を付与している希有な国の一つ。投票日を前に送られてきた投票整理券(EasyVote)には、英語とともに公用語のマオリ語を含む25の言語で説明が書かれている。

親切と言えば親切なのだが、各党の選挙ビラに書かれた政策や政権放送、演説会などは当然全て英語なので、誰に(どの党に)投票するのかを決めるには英語の理解力が必要となる。そして、この国の永住権を取るには、それが可能な高いレベルの英語力が課されている。

この投票整理券の説明を英語で理解できない人は、だれか仲間に相談して投票先を決めるのだろうか。
これだけ母国語でもな〜と、なんだか、おためごかしの不必要な多言語表記と感じる私はひねくれ過ぎだろうか。投票先を自分で決める判断力がある人に翻訳は不要なはずだ。ただし、人に相談したり人から頼まれて投票することは英語の理解力とは関係なく誰にでもありえるのもまた事実だ。

困った顔

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地球の反対側の話題だが、18日現在実施中のスコットランド独立の成否を決める国民投票は、事前の世論調査で賛成と反対が伯仲していたこともあり注目されている。世論調査は、7月14日時点では、独立反対56%、賛成44%だったのに、9月7日時点では反対49%、賛成51%と一時的に逆転してイングランド側を慌てさせた。この期間に賛成が7%急増したのは、スコットランドで「英連邦競技大会」が開催された影響ではないだろうか。

7月23日から8月3日にスコットランドのグラスゴーで開催された英連邦大会(Commonwealth Games)は、4年毎に開催される英連邦(71カ国・地域)のオリンピックで、英国はイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドに分かれて参加し競い合った。

大会は大成功に終わり、スコットランドは過去最多の53個のメダルを獲得。これはイングランド、豪州、カナダに次いで4位だ。ちなみにニュージーランドは、45個を獲得し6位だった。メダルを最多獲得したイングランドは174個だが、獲得数を人口で割って比較すると、スコットランドが1位でニュージーランドが2位になる。スコットランド大健闘である。

日本だってオリンピック期間中は、にわかナショナリストが増える。当然、スコットランドでも、独立派、反対派を問わず青地に白線のセント・アンドリュー・クロス国旗を振って声援を送り、大成果に誇りを感じたはずだ。その陰で独立反対を表明した選手にはバッシングもあった(以下リンク)。https://www.pressandjournal.co.uk/pipe/341160/team-scotland-label-unfair-sharp/

英連邦大会で「いけ〜Scottish」という「愛国ドーピング」状態になり、同大会の参加国で人口500人前後の独立国はいくつもあるので「俺たちもやればできる」と独立派を勢いづかせたのではないかと。しかし、スポーツと政治経済は当然違うので、独立が現実味を帯びてきたら、ちょっと冷静になってマリッジブルーならぬ Divorce blue の状態で投票当日を迎えた。なので「離婚」は避けられ元さやに収まると私は予想する。

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