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真冬のニュージーランドでは、豚インフルエンザが依然として流行中で感染者はさらに増える傾向にあります。本日、ニュージーランドメディカルジャーナルに発表された見解では、最悪の場合、国民の8割が豚インフルエンザウィルスに接触する可能性があるとの予測が述べられています。しかし、ウィルスに接触した人が全て発症するわけではなく、おそらくそのうちの3分の2が発症するものの、重症に至る人は少なく、致死率は0.01%程度になるとのことです。
豚インフルエンザの感染力については、6月初旬には1.5程度とされていましたが、ニュージーランドでのこれまでのデータから、上記の見解では1.96に引き上げられました。これは1人の感染者から2人にうつることを意味しており、季節性インフルエンザや1918年に大流行したスペイン風邪よりも感染力は高いそうです。そして、豚インフルエンザの流行は、まだ初期段階であり、今後さらに拡大するということです。
季節性インフルエンザだけでも、昨年6〜9月の冬の間に、約5万人が感染し、およそ100人が死亡しているそうです。これを上回る大流行になることは、当然覚悟しなければなりません。上記のように国民の8割がウィルスに接触し、その3分の2が発症するとすると・・・432万×0.8×2/3=230万ということで、実に国民の2人に1人(53%)が発症する計算になり、死亡率が1万人に1人だとしても、230人が亡くなる計算になります。けっして軽んじることはできません。
しかし、今日、ショッピングセンターに買い物に出かけましたが、金曜日の夕方ということもあり、けっこう賑わってました。いつもどおりで、特に危機感は感じられませんでした。いたずらに騒ぎすぎないのはいいことなのですが・・・、感染防止も自助努力ってことですかね。
いずれにしても、引き続き感染防止に努めるとともに、感染したときの対策として、ウィルスの増殖を阻害して症状を軽減させる効果があるとされる薬品「タミフル」を準備しておく必要があるかもしれません。政府は5月初めに通達を出し、薬局でタミフルを処方箋なしで購入できるようにしました。ただし、1箱75NZドル前後とかなり高価であるのが難点です。
とはいえ、私はここ数年、風邪を一度も引かずに冬をやり過ごすことはなかったように記憶しています。昨年もひどい風邪を引き、1週間寝込みました。感染の可能性は五分五分と考えるのが現実的かもしれません。できれば無事に春を迎えたいものです。
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