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投票日が今月20日に迫ったニュージーランド総選挙。この国は、永住外国人にも国政選挙の選挙権を付与している希有な国の一つ。投票日を前に送られてきた投票整理券(EasyVote)には、英語とともに公用語のマオリ語を含む25の言語で説明が書かれている。

親切と言えば親切なのだが、各党の選挙ビラに書かれた政策や政権放送、演説会などは当然全て英語なので、誰に(どの党に)投票するのかを決めるには英語の理解力が必要となる。そして、この国の永住権を取るには、それが可能な高いレベルの英語力が課されている。

この投票整理券の説明を英語で理解できない人は、だれか仲間に相談して投票先を決めるのだろうか。
これだけ母国語でもな〜と、なんだか、おためごかしの不必要な多言語表記と感じる私はひねくれ過ぎだろうか。投票先を自分で決める判断力がある人に翻訳は不要なはずだ。ただし、人に相談したり人から頼まれて投票することは英語の理解力とは関係なく誰にでもありえるのもまた事実だ。

困った顔

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地球の反対側の話題だが、18日現在実施中のスコットランド独立の成否を決める国民投票は、事前の世論調査で賛成と反対が伯仲していたこともあり注目されている。世論調査は、7月14日時点では、独立反対56%、賛成44%だったのに、9月7日時点では反対49%、賛成51%と一時的に逆転してイングランド側を慌てさせた。この期間に賛成が7%急増したのは、スコットランドで「英連邦競技大会」が開催された影響ではないだろうか。

7月23日から8月3日にスコットランドのグラスゴーで開催された英連邦大会(Commonwealth Games)は、4年毎に開催される英連邦(71カ国・地域)のオリンピックで、英国はイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドに分かれて参加し競い合った。

大会は大成功に終わり、スコットランドは過去最多の53個のメダルを獲得。これはイングランド、豪州、カナダに次いで4位だ。ちなみにニュージーランドは、45個を獲得し6位だった。メダルを最多獲得したイングランドは174個だが、獲得数を人口で割って比較すると、スコットランドが1位でニュージーランドが2位になる。スコットランド大健闘である。

日本だってオリンピック期間中は、にわかナショナリストが増える。当然、スコットランドでも、独立派、反対派を問わず青地に白線のセント・アンドリュー・クロス国旗を振って声援を送り、大成果に誇りを感じたはずだ。その陰で独立反対を表明した選手にはバッシングもあった(以下リンク)。https://www.pressandjournal.co.uk/pipe/341160/team-scotland-label-unfair-sharp/

英連邦大会で「いけ〜Scottish」という「愛国ドーピング」状態になり、同大会の参加国で人口500人前後の独立国はいくつもあるので「俺たちもやればできる」と独立派を勢いづかせたのではないかと。しかし、スポーツと政治経済は当然違うので、独立が現実味を帯びてきたら、ちょっと冷静になってマリッジブルーならぬ Divorce blue の状態で投票当日を迎えた。なので「離婚」は避けられ元さやに収まると私は予想する。

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