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ニュージーランド総選挙は、国民党が2議席増の61議席で過半数を制し、中道右派政権が続くことになりました。ジョン・キー首相は、3期目を迎えます。
各党の議席と(得票率)および増減は次のとおりです。
国民党 61 (48.1%) +2
労働党 32 (24.7%) -2
緑の党 13 (10.0%) -1
NZ First 11 (8.9%) +4
保守党 0 (4.1%) 不変
マオリ党 2 (1.3%) -1
InternetM 0 (1.3%) -1
ACT党 1 (0.7%) 不変
統一未来党 1 (0.2%) 不変
その他 0 (0.7%)
現行制度で議席を得るには、小選挙区で候補者が当選するか、政党の得票率が5%以上のいずれか。保守党が4%の得票しても、小選挙区の当選者がないので議席は0。一方、マオリ党、ACT党、統一未来党は小選挙区で当選したので、保守党の半分以下の得票率でも議席がある。この逆転現象については賛否がある。
国民党の勝利はキー首相の人気のおかげでしょう。その一方で、貧富の差が拡大してることへの国民の懸念が、労働党の票には繋がりませんでした。政府支援の拡大を主張していた緑の党とマオリ党やマナ党が軒並み議席を減らしました。このことから分配重視の「左派」の退潮が見て取れます。
その一方で注目されるのは、市場開放の抑制を掲げたNZ First党や保守党の得票が、50%も伸びたことです。これは、市場の自由化を進める国民党やACT党の「開放保守」に対して、中国資本の国土購入や移民流入に反対する「閉鎖保守」勢力が支持を拡大したことを意味します。
このことから、今後の政治の対立軸は、右か左かではなくて、開くか閉じるかになる予感がします。
上記の表は数ある争点の中から、「政府支援の増減」、「外国資本の大農地購入」、「マオリ権益の保護」の3点について各政党の立場の相違をまとめ私が作成したものです。
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