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9月20日の総選挙の際に、ニュージーランドには1票の格差がないと書きました。しかし、上の図のように選挙区の広さには、極めて大きな差ができます。選挙区の人数を均一にするためには、人口が多い都会の選挙区は小さく、過疎の地域では広大になるからです。人口より羊の方が多いこの国では、人のいないエリアが本当に広大です。 上図の青色は国民党の候補者が当選した選挙区、同様に赤は労働党、黄色はACT党、紫は統一未来党です。緑の党とNZファースト党は、比例代表の当選のみです。この国の選挙制度は「小選挙区比例代表併用制」と呼称されてますが、この区割りを見ると「大中小選挙区比例代表併用制」が正しいですね。人口が少ない地域の候補者は、遊説の移動が大変だと思います。 前のエントリ『一票の格差がない選挙」http://blogs.yahoo.co.jp/kaz34nz/26094393.html は日本から大きな関心が寄せられました。日本では2009年以降、一票の格差(有権者が最小の選挙区と最大の選挙区の差)が2倍以上で、違憲とする判決が相次いでおり、有権者の不満が限界にきているようです。 この国でも5年毎に大掛かりな国勢調査をしますが、その一番重要な目的は、人口の増減を選挙区割に反映し、選挙の正当性を裏付けることです。一般的な統計目的は抽出調査で十分だし、その方が安いはでしょう。参政権とリンクしない国勢調査は、重要な意義を欠く無用に大掛かりな統計調査になります。 私は日本は素晴らしい国だと思ってますので、いろいろな意味で残念です。 以下は国家として初の女性参政権の獲得に尽力したケイト・シュパードについて書いたエントリです。 http://blogs.yahoo.co.jp/kaz34nz/5852356.html 日本の有権者の皆様に正義が行われますように祈りつつ。 上記の図は、Wikipediaからの引用です。出典を示します。 http://en.wikipedia.org/wiki/New_Zealand_general_election,_2014 on 24 September 2014 at 10:36. |
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2014年09月24日
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