政治・経済・社会

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ニュージーランドの政治・経済・社会に関するニュースと短評です。
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上記の本の書評です。相続税がない。贈与税もない。キャピタルゲインへの課税もないニュージーランド。 しかも新築不動産投資での永住権申請が可能になった。これらを活用して有利な海外投資を説くのが標題の「相続税ゼロへの道 ニュージーランドに新築住宅を建てて永住権を取得する!」 [Kindle版]です。

筆者の白鳥猛氏は証券会社や外資系金融機関で25年間勤務して様々な投資を行ってきた投資のプロ。
その投資のプロが、「実際に、自分自身で投資を実践し、ニュージーランド永住権を取得し、クライストチャーチで不動産オーナーとなって得たものの大きさを知るからこそ、多くの方々にその魅力を伝えたい」と筆をとったのが本書です。

節税や投資という「蓄財上の利点」と「生活の質の高さ」の両面でニュージーランドが優れていることを事実と実感に基づいて説き起しています。釣りっぽいタイトルで投資を薦める本なので、マユツバ的なイメージを抱く方もいるかと思いますが、書かれていることは全て事実です。

私は、現地の情報誌に記事を書く仕事もしてますので、事実確認が習い性です。筆者が移住先の候補として、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドに注目し、検討の末にニュージーランドに決めるところは、私と重なるものがあり、この国の現状認識も含めて共感できる内容でした。

ただし、筆者が利用した投資家カテゴリで移住できる人は、日本人のほんの一握りだと思います。その一握りの富裕層の方には、きわめて具体的、実際的で参考になる本だと思います。また、移住はしないけど海外不動産投資をしてみたいという方には、永住権取得実践編の章を読み飛ばしても、本書は十分有益でしょう。怪しくないフェアな海外投資をしたい方にお薦めです。

海外不動産投資や移住に興味がなくても、社会制度に関心がある方には、日本とあまりに違うこの国の制度設計の一端を知るのも興味深いと思います。そして、白鳥氏がなぜニュージーランドをそんなに気に入ったのかが理解でき、実際にニュージーランドを訪れたくなるでしょう。すでにニュージーランドに住んでいる人は、この国が意外に「お金持ちを優遇」している事実にどんな思いを抱くでしょうか。

Amazonキンドル版で250円(プレミアム会員は無料)だったので、内容確認のために読んでみました。
この国の制度設計に関心があるのと、投資家部門で移民した人の実例に興味があったからです。
こいうことをお尋ねになるお客様もいらっしゃるので大変参考になりました。以下引用です。

------------目次--------------
第1章 ニュージーランド/ 税金フレンドリーでファイナンシャルなメリット
・ 永住権取得が人生のターニングポイントへ
・ 投資によるニュージーランド永住権取得
・ 【ドキュメント】・ニュージーランド永住権取得
・ 私が「投資家カテゴリー」を選択した理由
・ 相続税・贈与税・キャピタルゲイン課税がゼロ
・ 「国籍は日本のまま」で得るベネフィット
・ アメリカ・中国の富裕層によるニュージーランド投資
・ 「広さ」と「ゆとり面」の充実

第2章 永住権取得実践編
・ 投資家カテゴリーの要件が緩和に
・ 投資家カテゴリーの申請要件
1. 投資家カテゴリー1:1000万ドルクラスの要件
2. 投資家カテゴリー2:150万ドルクラスの要件

第3章 投資実践編
・ 投資先の要件

第4章 新築不動産を建ててニュージーランド永住権を取得する
・ 新規の住宅建設が永住権取得要件に
・ 私がクライストチャーチに注目する理由
1. 物件自体が足りない強烈な実需/ 再開発スタート
2. 地盤の強さを政府が公表
3. 上昇を続ける賃貸料
4. 投資の際ロケーションごとに価値判断がつきやすい
・ 外国人不動産取得規制論が浮上
・ 手垢がついていない今がチャンス

第5章 人と住宅に優しい住環境
・ 「安全な国」世界トップランク
・ 美しい自然が残されている国
・ 害虫被害が少ない国
・ 熱帯夜がない街
・ 地政学上のリスクヘッジ

終章

*上記目次はAmazonのサイトからの引用です。「試し読み」ボタンで冒頭部分を読むことができます。
http://www.amazon.co.jp/%E7%9B%B8%E7%B6%9A%E7%A8%8E%E3%82%BC%E3%83%AD%E3%81%B8%E3%81%AE%E9%81%93%E3%80%80%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%81%AB%E6%96%B0%E7%AF%89%E4%BD%8F%E5%AE%85%E3%82%92%E5%BB%BA%E3%81%A6%E3%81%A6%E6%B0%B8%E4%BD%8F%E6%A8%A9%E3%82%92%E5%8F%96%E5%BE%97%E3%81%99%E3%82%8B%EF%BC%81-%E7%99%BD%E9%B3%A5%E7%8C%9B-ebook/dp/B00ICF968M/ref=sr_1_7?ie=UTF8&qid=1412075202&sr=8-7&keywords=%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89

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ニュージーランド統計局が発表した国勢調査(2013年)の結果によれば、日本人の数は1万4118人(2重国籍の子を含む)。大卒以上の資格を持つ大人は23.6%で、国内平均の15.8%より高いです。しかし、教育水準は高いのに、収入の中央値は1万4700ドルで、全体の中央値2万8500ドルの半分です。この点が気になります。

この国のライフスタイルに惚れて、高収入だった日本の仕事を辞めて移住してきた人は、私の周りでも珍しくないです。実際、日本より低収入でも、生活の質(Quality of life)は、むしろ日本にいた時より良いという話も良く聞きます。確かにこの国では、お金を使わなくても幸せを感じられます。レジャー施設が充実していて、無料で使えることが多いです。

ですが、ここ数年の物価高もあり、「お金があればもっと幸せでしょ」という風潮が年々強まっているように感じます。これからも、この国に住む同朋が、幸福を感じられる状況であって欲しいですが、少々不安です。

以下、国勢調査データの一部を列記します。興味のある方は統計局のサイトで全て閲覧できます。
http://www.stats.govt.nz/Census/2013-census/profile-and-summary-reports/ethnic-profiles.aspx?request_value=24753&tabname=Keyfacts

日本人の約半数(47.6%)がオークランドに住み、71%が北島に29%が南島に住んでいます。つまり、南島の日本人は4094人しかいません。その6割、2568人がクライストチャーチを含むカンタベリー地方に住んでいます。首都ウェリントンには1164人と少ないです。

女性の方が数が多く8883人(63%)、そのうち半数に子どもが一人以上いて、半数には子どもがいません。男性は5235人(37%)です。15歳以上の男性の66%、同女性の56%が働いています。男性の収入の中央値は2万3900ドルで、女性は同1万1300ドルです。

日本と大きく違うのは年齢構成で、平均年齢が女性33.2歳、男性は何と19.8歳、若いっ!これは国際結婚の女性が多く、しかも男の子が多く生まれているからです。65歳以上は2.9%しかいません。NZ全体は14.3%です。こうしてみると、日本人移民は現役世代で、この国の次世代を育んでいることが良く分かります。

そして、日本人ではない夫の稼ぎや年齢が、日本人の統計からは除外されるため、男性の収入や平均年齢が統計上は低くなっている可能性が読み取れます。それならば、あまり心配することはないのかもしれません。

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9月20日の総選挙の際に、ニュージーランドには1票の格差がないと書きました。しかし、上の図のように選挙区の広さには、極めて大きな差ができます。選挙区の人数を均一にするためには、人口が多い都会の選挙区は小さく、過疎の地域では広大になるからです。人口より羊の方が多いこの国では、人のいないエリアが本当に広大です。

上図の青色は国民党の候補者が当選した選挙区、同様に赤は労働党、黄色はACT党、紫は統一未来党です。緑の党とNZファースト党は、比例代表の当選のみです。この国の選挙制度は「小選挙区比例代表併用制」と呼称されてますが、この区割りを見ると「大中小選挙区比例代表併用制」が正しいですね。人口が少ない地域の候補者は、遊説の移動が大変だと思います。

前のエントリ『一票の格差がない選挙」http://blogs.yahoo.co.jp/kaz34nz/26094393.html は日本から大きな関心が寄せられました。日本では2009年以降、一票の格差(有権者が最小の選挙区と最大の選挙区の差)が2倍以上で、違憲とする判決が相次いでおり、有権者の不満が限界にきているようです。

この国でも5年毎に大掛かりな国勢調査をしますが、その一番重要な目的は、人口の増減を選挙区割に反映し、選挙の正当性を裏付けることです。一般的な統計目的は抽出調査で十分だし、その方が安いはでしょう。参政権とリンクしない国勢調査は、重要な意義を欠く無用に大掛かりな統計調査になります。

私は日本は素晴らしい国だと思ってますので、いろいろな意味で残念です。

以下は国家として初の女性参政権の獲得に尽力したケイト・シュパードについて書いたエントリです。
http://blogs.yahoo.co.jp/kaz34nz/5852356.html 
日本の有権者の皆様に正義が行われますように祈りつつ。

上記の図は、Wikipediaからの引用です。出典を示します。
http://en.wikipedia.org/wiki/New_Zealand_general_election,_2014
on 24 September 2014 at 10:36.

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ニュージーランド総選挙は、国民党が2議席増の61議席で過半数を制し、中道右派政権が続くことになりました。ジョン・キー首相は、3期目を迎えます。

各党の議席と(得票率)および増減は次のとおりです。
国民党 61 (48.1%) +2
労働党 32 (24.7%) -2
緑の党 13 (10.0%) -1
NZ First 11 (8.9%) +4
保守党 0 (4.1%) 不変
マオリ党 2 (1.3%) -1
InternetM 0 (1.3%) -1
ACT党 1 (0.7%) 不変
統一未来党 1 (0.2%) 不変
その他  0 (0.7%)

現行制度で議席を得るには、小選挙区で候補者が当選するか、政党の得票率が5%以上のいずれか。保守党が4%の得票しても、小選挙区の当選者がないので議席は0。一方、マオリ党、ACT党、統一未来党は小選挙区で当選したので、保守党の半分以下の得票率でも議席がある。この逆転現象については賛否がある。

国民党の勝利はキー首相の人気のおかげでしょう。その一方で、貧富の差が拡大してることへの国民の懸念が、労働党の票には繋がりませんでした。政府支援の拡大を主張していた緑の党とマオリ党やマナ党が軒並み議席を減らしました。このことから分配重視の「左派」の退潮が見て取れます。

その一方で注目されるのは、市場開放の抑制を掲げたNZ First党や保守党の得票が、50%も伸びたことです。これは、市場の自由化を進める国民党やACT党の「開放保守」に対して、中国資本の国土購入や移民流入に反対する「閉鎖保守」勢力が支持を拡大したことを意味します。

このことから、今後の政治の対立軸は、右か左かではなくて、開くか閉じるかになる予感がします。

上記の表は数ある争点の中から、「政府支援の増減」、「外国資本の大農地購入」、「マオリ権益の保護」の3点について各政党の立場の相違をまとめ私が作成したものです。

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ニュージーランド総選挙。投票してきました。この国では、国勢調査のたびに各小選挙区の人数が均一になるよう区割りを調整するので、一票の格差がほとんどありません。今回の選挙区割の基準値は、北島で5万9731人、南島で5万9679人、マオリ選挙区で6万141人。それぞれ、±5%以内に調整されてます。

選挙区の数は、北島47、南島16、マオリ選挙区が7の合計71区あります。前回の選挙より1選挙区当たり2000人前後増えており、選挙区の数も1区増えました。その分、政党の得票で配分される比例代表の議席数が1つ減って49議席となりました。この国では、一票の格差を自動的に調整する仕組みが機能しています。

今日はうららかな春日和なので、散歩がてら投票所の近所の小学校まで歩きました。人出はぼちぼちでした。名簿対照のスピードが超のんびりなのがニュージーランドかな〜。元公務員の私は、日本で選挙事務を何度もしてました。名簿対照のときはチャチャッと見つけることに気合いいれてましたね。

こっちの名簿は字がすごく小さくて年配の係員さんにはちょっと気の毒。
氏名確認のために読もうとするけど、Matsuzakiを正しく発音できる人がいないことを再確認しました。なんか字づらがすでに読みにくさをアッピールしてます。まあ、しょうがないね。外人だもの。

投票用紙は、候補者名と政党名の欄をそれぞれチェックするだけ。簡単。書き間違えなし。自筆投票の日本では、開票作業ときに頭ひねるよな疑問票が必ずありました。こちらでは投票箱や机も段ボール製なんですよね。日本のジュラルミン製と比べるとチープ感は否めませんが、選挙の価値はそこじゃない。

そう、一番大事なことは、民主主義が公正な手続きとしてちゃんと機能しているということです。
添付の写真はメディア用宣材で、私が撮影したものではありません。さて、どんな結果になるのやら。

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