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上記の本の書評です。相続税がない。贈与税もない。キャピタルゲインへの課税もないニュージーランド。 しかも新築不動産投資での永住権申請が可能になった。これらを活用して有利な海外投資を説くのが標題の「相続税ゼロへの道 ニュージーランドに新築住宅を建てて永住権を取得する!」 [Kindle版]です。 |
政治・経済・社会
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ニュージーランド統計局が発表した国勢調査(2013年)の結果によれば、日本人の数は1万4118人(2重国籍の子を含む)。大卒以上の資格を持つ大人は23.6%で、国内平均の15.8%より高いです。しかし、教育水準は高いのに、収入の中央値は1万4700ドルで、全体の中央値2万8500ドルの半分です。この点が気になります。 この国のライフスタイルに惚れて、高収入だった日本の仕事を辞めて移住してきた人は、私の周りでも珍しくないです。実際、日本より低収入でも、生活の質(Quality of life)は、むしろ日本にいた時より良いという話も良く聞きます。確かにこの国では、お金を使わなくても幸せを感じられます。レジャー施設が充実していて、無料で使えることが多いです。 ですが、ここ数年の物価高もあり、「お金があればもっと幸せでしょ」という風潮が年々強まっているように感じます。これからも、この国に住む同朋が、幸福を感じられる状況であって欲しいですが、少々不安です。 以下、国勢調査データの一部を列記します。興味のある方は統計局のサイトで全て閲覧できます。 http://www.stats.govt.nz/Census/2013-census/profile-and-summary-reports/ethnic-profiles.aspx?request_value=24753&tabname=Keyfacts 日本人の約半数(47.6%)がオークランドに住み、71%が北島に29%が南島に住んでいます。つまり、南島の日本人は4094人しかいません。その6割、2568人がクライストチャーチを含むカンタベリー地方に住んでいます。首都ウェリントンには1164人と少ないです。 女性の方が数が多く8883人(63%)、そのうち半数に子どもが一人以上いて、半数には子どもがいません。男性は5235人(37%)です。15歳以上の男性の66%、同女性の56%が働いています。男性の収入の中央値は2万3900ドルで、女性は同1万1300ドルです。 日本と大きく違うのは年齢構成で、平均年齢が女性33.2歳、男性は何と19.8歳、若いっ!これは国際結婚の女性が多く、しかも男の子が多く生まれているからです。65歳以上は2.9%しかいません。NZ全体は14.3%です。こうしてみると、日本人移民は現役世代で、この国の次世代を育んでいることが良く分かります。 そして、日本人ではない夫の稼ぎや年齢が、日本人の統計からは除外されるため、男性の収入や平均年齢が統計上は低くなっている可能性が読み取れます。それならば、あまり心配することはないのかもしれません。 |
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9月20日の総選挙の際に、ニュージーランドには1票の格差がないと書きました。しかし、上の図のように選挙区の広さには、極めて大きな差ができます。選挙区の人数を均一にするためには、人口が多い都会の選挙区は小さく、過疎の地域では広大になるからです。人口より羊の方が多いこの国では、人のいないエリアが本当に広大です。 上図の青色は国民党の候補者が当選した選挙区、同様に赤は労働党、黄色はACT党、紫は統一未来党です。緑の党とNZファースト党は、比例代表の当選のみです。この国の選挙制度は「小選挙区比例代表併用制」と呼称されてますが、この区割りを見ると「大中小選挙区比例代表併用制」が正しいですね。人口が少ない地域の候補者は、遊説の移動が大変だと思います。 前のエントリ『一票の格差がない選挙」http://blogs.yahoo.co.jp/kaz34nz/26094393.html は日本から大きな関心が寄せられました。日本では2009年以降、一票の格差(有権者が最小の選挙区と最大の選挙区の差)が2倍以上で、違憲とする判決が相次いでおり、有権者の不満が限界にきているようです。 この国でも5年毎に大掛かりな国勢調査をしますが、その一番重要な目的は、人口の増減を選挙区割に反映し、選挙の正当性を裏付けることです。一般的な統計目的は抽出調査で十分だし、その方が安いはでしょう。参政権とリンクしない国勢調査は、重要な意義を欠く無用に大掛かりな統計調査になります。 私は日本は素晴らしい国だと思ってますので、いろいろな意味で残念です。 以下は国家として初の女性参政権の獲得に尽力したケイト・シュパードについて書いたエントリです。 http://blogs.yahoo.co.jp/kaz34nz/5852356.html 日本の有権者の皆様に正義が行われますように祈りつつ。 上記の図は、Wikipediaからの引用です。出典を示します。 http://en.wikipedia.org/wiki/New_Zealand_general_election,_2014 on 24 September 2014 at 10:36. |
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ニュージーランド総選挙は、国民党が2議席増の61議席で過半数を制し、中道右派政権が続くことになりました。ジョン・キー首相は、3期目を迎えます。 |
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ニュージーランド総選挙。投票してきました。この国では、国勢調査のたびに各小選挙区の人数が均一になるよう区割りを調整するので、一票の格差がほとんどありません。今回の選挙区割の基準値は、北島で5万9731人、南島で5万9679人、マオリ選挙区で6万141人。それぞれ、±5%以内に調整されてます。 |








