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ニュージーランドの治安や安全に関する情報とコメントです。
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先月、オークランド郊外のノースショア市で、飼い犬が海岸を散歩したあとで中毒症状をおこして変死しする事件が続発し、死んだ犬から猛毒のテトロドトキシンが検出されたことで、住民を不安に陥れました。

フグの毒として有名なテトロドトキシンは、青酸カリの数百倍の毒性があるそうです。当局は付近の動植物を採取して分析した結果、ウミウシの一種であるウミフクロウからテトロドトキシンを検出しました。死んだ犬はこれを口に入れたものと推定しています。

通常は無毒であるはずのウミウシが、どうして有毒化したかの原因は不明ですが、摂取する食物から体内に蓄積されたものとみて現在もそのメカニズムを調査中です。

付近では犬4匹のほかに野鳥やイルカの死骸も確認されています。保健当局は、子どもやペットをビーチに近づけたり、遊泳や貝類の採取をしないよう警告する看板をたてました。しかし、ウミウシを触ったりしない限り、従来どおりビーチで遊んでもどうやら危険はないようです。

ビーチを庭や公園のように使って楽しんでいる住民は、安心して遊べる日が早く戻ってくることを待ち望んでいます。

先にニュージーラランドは「平和な国」ではあるが、犯罪に遭遇する確率は日本より高く「安全な国」とは言えないと書きました。このことについて、もう少し考えてみます。

「平和な国」の評価基準には、軍隊の規模やテロ発生の可能性など犯罪以外の要素も含まれています。日本の自衛隊はニュージーランド軍よりはるかに大規模ですし、この国には存在しない米軍基地もあるのでテロの危険も高くなります。また、犯罪も発生率ではなく件数の比較であれば、この国で発生する殺人事件が年間80件に対して、日本では同1419件となり17倍以上になります。

平和な国ランキングは、ニュージーランド以下、デンマーク、ノルウェー、アイスランド、オーストリア、スェーデンと人口1000万人に満たない小国ばかりが続き、日本という順番です。その次がカナダとフィンランドです。この中でカナダは人口3000万人を少し超えますが、それでも日本の4分の1ですし、フィンランドの人口も1000万人以下です。上位10位の中で日本だけ、人口がひと桁多いのです。

ということは、人口3000万人以上の国に限定すれば日本が1位ということです。日本の皆さんは日本が物騒になったと思ってらっしゃいますが、人が多い割りには平和で安全なことを十分誇れる国だと私は思います。遅ればせですが、日本とNZ両国の犯罪についての比較は、外務省の海外安全情報ホームページに大変詳しく説明されているのを発見しました。http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4_S.asp?id=074(かなり衝撃的な数値や事実が詳細に紹介されています)。

それでも、日本よりニュージーランドの方が安全なイメージがあります。それは、たぶん犯罪の発生件数が少ないことや、自然災害が発生しても人口が少ないために被害が大きくならないためのような気がします。上記の殺人事件の例でも、4〜5日に1件の割合で発生するニュージーランドと、毎日4件の割合で起こる日本とでは、どちらが不安に感じるかといえば、これはもう後者でしょう。メスメディアによる報道の影響もあると思います。

今後、日本がニュージーランドのように軍備を縮小しつつ国際貢献を重視する「平和国家」路線を指向するのであれば、日本は平和で安全な小さい大国として文句なくナンバーワンになれることでしょう。
あるいは、ニュージーランドが犯罪の防止にもっと努力すれば、真に平和で安全な幸せ大国になれると思います。私が愛するこの二つの島国の将来が、今よりさらに誇りうるものになることを願いつつ。

今年6月初めにオーストラリアのシンクタンク(政策研究所)が発表した「グローバル・ピース・インデックス」で、ニュージーランドが1位にランクされたことで「世界で一番平和な国」との評価が広まっています。ニュージーランド航空のウェブサイトは、このフレーズをチャームポイントの一つとして前面に押し出しています。私自身も7月号の「Gekkan NZ」に、トップニュース扱いで以下の記事を書いており、「平和な国」アピールの片棒を担いでいるわけですが・・・。

世界で一番平和な国 <GEKKAN NZ 7月号 NZ News掲載>
「 オーストラリアのシンクタンク「経済と平和のための研究所」が先月発表した平和な国ランキング(グローバル・ピース・インデックス)で、ニュージーランドが1位になった。この調査は、銃器の販売数、殺人件数、受刑者数、軍隊の規模、テロ発生の可能性など23項目の指標にもとづいて144の国や地域をランキングしたもので、その他の国の順位はデンマークとノルウェーが同点2位、日本は7位(アジア最高位)、豪州19位、韓国33位、英国35位、米国83位となっている。しかし、OECDが発表した社会指標では、日本の犯罪遭遇率が10%に対してニュージーランドは同22%となっており油断は禁物だ。」

ニュージーランドが「平和な国」のランクを上げたのは、空軍の攻撃部隊を廃止し、米国のイラク侵攻を支持しなかったヘレン・クラーク前首相の貢献によるところが大きいと、私は思っています。その功績が評価されてクラーク前首相は、今年4月に国連開発計画の総裁に任命されました。国のあり方としてニュージーランドが「平和」であることは確かで、その点は日本よりもすぐれていると思います。

しかし、「平和な国」の評価がイコール「安全な国」だとのイメージを植えつけるものであれば、これは事実に反しますので、用心が必要だと考えます。上記の記事でも指摘してますが、人口10万人あたりの犯罪発生率は日本よりニュージーランドの方がずっと高く、殺人で2倍、性犯罪で5倍、窃盗3倍以上になります。事実、08年の日本の殺人事件の発生率は10万人当り1.0人ですが、クライストチャーチでは7件発生し同1.85人となります。

在留邦人が集まったときに聞くと、そのうちの半数以上が空き巣や車上荒らしの被害経験があったりします。何度もあったという気の毒な方もいます。これは日本ではありえないでしょう。特に10年以上住んでいて無傷だとしたらラッキーです。残念ながら私も経験済みです。

ニュージーランドの国のありようは良いと思うし、とても好きです。人情も悪くありません。しかし、不届きな輩も相当数おります。この国の犯罪統計は分母となる人口が少ないので、やや高めに出るきらいはあるのですが、「日本よりも犯罪に遭う率が高い」ことは、ほぼ間違いない事実だと思いますので、油断せずにこの国を楽しんでいただきたいと思います。

不幸にして何らかの被害にあったとき、周囲の人の親切が身にしみる国であることなのがせめてもの救いです。

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