交響曲 20世紀以降

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イギリスの春;

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■ブリテン/春の交響曲Op.44
 ガーディナー指揮/フィルハーモニア管弦楽団、モンテヴェルディ合唱団他
 アリソン・ハグリー(S)、キャサリン・ロビン(Ar)、J.M.エインズリー(T)


(第251話) イギリスの春

 春の話が続きました。
 さらに続けます。今日は春の交響曲です。

 春を題材にした交響曲は、文字通りシューマン(1810-1856)の交響曲第1番変ロ長調Op.38 「春」 と、ブリテン(1913-1976)の 「春の交響曲」があります。前者は、すでにこのブログで採りあげましたので、今日はブリテンの交響曲を聴きます。

 曲は、ソプラノ・アルト・テノールの独唱と少年合唱・合唱をともなった大規模なもので、全4部12曲からなっています。交響曲よりオラトリオに近いですが、作曲者が交響曲(Spring Symphony)と名付けていますので、これは交響曲です。今から60年前の1949年に書かれました。

 ブリテンは反戦主義者で、戦争を二度と繰り返してはならないという深い祈りが「戦争レクイエム」など名作を書かせました。パーセル(1659-1695)とともに、イギリスのクラシック音楽界の天才です。作曲した音楽は多彩です。学生のころ『青少年のための管弦楽入門』(この曲には、パーセルの主題が使われています。)でお世話になりましたが、ブリテンの真骨頂はオペラにあると思います。

 イギリスは日本より緯度が高いため、春と夏が同時にやってきます。
 日本と一味違った「春」を聴くことができます。

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■ハンソン/交響曲第2番『ロッマンティック』
 ハンソン指揮/イーストマン・ロチェスター管弦楽団


(第237話) もう一つのロマンティック


 今日は、アメリカの作曲家ハワード・ハンソン(1896-1981)の交響曲を聴きます。

 『ロマンティック』といえば、ブルックナー(1824-1896)の交響曲第4番しか思い当たらない人が大多数だと思いますが、もう一つのロマンティックがあります。それが、ハンソンの交響曲第2番です。この曲はボストン交響楽団の50周年を記念して書かれました。そして、クーセヴィッキーが初演しました。

 ハワード・ハンソン、あまり聴きませんよね。アメリカの作曲家は、歴史が浅いためかあまり目立った作曲家はいません。でも、マクダウェル、トンプソン、スティル、コープランド、ハリス、ピストン、アイヴス、バーバー、バーンスタイン...と、たびたび名前を聴く作曲家がいます。NAXOSからアメリカン・クラシックとして、たくさんのCDがリリースされていますので、手軽に聴くことができます。
 
 20世紀の交響曲としては、大変聴き易い曲です。たっぷりとした叙情的な旋律も健在です。深さはあまり感じられませんが、ベートーヴェンからの交響曲の流れは引き継いでいると思います。

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■R.シュトラウス/アルプス交響曲
 カラヤン指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団


(第206話) 音の絵

 こう暑いと、山に行きたくなります。そこで、今日はR.シュトラウス(1864-1949)のアルプス交響曲です。

 アルプス交響曲のCDのジャケットの定番は、なんといってもマッター・ホルン(4478m)でしょう。アルプス交響曲がリリースされると、競ってマッター・ホルンの勇姿がジャケットを飾ります。スイスのツェルマット(Zermatt)から眺めるマッター・ホルンは、まさに一服の絵です。

 曲は、夜が明けるところから始まって、日の出になり、登山を開始して、山頂を極めた後、嵐の中を下山して日没を迎える。まさに登山の様子を音にした音の絵です。と、言うよりパノラマ写真でしょうか?写実の名手が華麗なオーケストレーションを書き、そして、カラヤンが華々しくオーケストラをドライブしているパノラマを聴くCDです。

 風呂上り、ビールを飲みながら聴くアルプス交響曲は、通俗的過ぎるかもしれませんが、音の洪水を楽しむにはもってこいの曲でしょう。夏の涼を求め、暑さのストレスを解消するには、こうした曲に限るのです。

 ああ、スイスに行きたい。

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■ステンハンマル/交響曲第2番ト短調Op.34
 ネーメ・ヤルヴィ/エーテボリ交響楽団


(第198話) うっとうしい梅雨に聴く交響曲

 今日は、ステンハンマル(1871-1927)の交響曲を聴きます。

 前回、ステンハルマンの交響曲第1番を採り上げました((第101話)「封印された交響曲」;2007/7/29)。あれから、あれこれ1年近くが経ちます。時の経つは早いものです。

 この交響曲は、ステンハンマルが首席指揮者を務めていたエーテボリ交響楽団に献呈されたもので、初演は1915年です。もちろん、このオケで演奏されました。

 解説によると、主調は「ト短調」となっていますは、正しくは「ドリア調」です。ドリア調は、教会旋法のドリア旋法といって、初期のキリスト教教会は古代ギリシャの旋法にちなんで8つの旋法を定めましたが、ボエティウスのラテン語文献の誤訳が原因となって、教会旋法では古代ギリシャの旋法とは異なる名前が割り振られてしまいました。このため、教会旋法におけるドリア旋法は古代ギリシャとは異なり、D E F G A B C D という音階に基づく旋法のことを指すようになった・・・。云々とあります。

 このブログも200話近くともなると、だんだん博学になってきます。この曲は、ステンハンマルの代表曲で、北欧の曲に共通した透明感を感じます。聴き応え十分です。

 うっとうしい梅雨空です。憂鬱な気分を吹き飛ばしたいときにどうぞ。

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■バックス/交響曲第5番嬰ハ短調
 ロイド=ジョンズ指揮/ロイヤル・スコティッシュ管弦楽団


(第162話) シベリウスに捧げられた交響曲

 このところ、すこし暖かくなってきて、春の気配が感じられるようになりました。
 今日は、バックス(1883-1953)の交響曲を聴きます。

 バックスはイギリスの作曲家。イギリスには、魅力的な作曲家がたくさんいます。
 パーセル(1659-1695)、スタンフォード(1852-1924)、エルガー(1857-1934)、ディーリアス(1862-1934)、ヴォーン・ウイリアムズ(1872-1958)、ホルスト(1874−1934)、ブリッジ(1879-1941)、アイアランド(1879-1962)、グレインジャー(1882-1961)、ブリス(1891-1975)、ウォーロック(1894-1930)、フィンジ(1901-1956)、ウォルトン(1902-1983)、ブリテン(1913-1976)、アーノルド(1921-2006)・・・
 
 止まらなくなってしまいました。誰か止めてください。古楽に至っては、他国の追従を許しません。これほど多様性にとんだ音楽の国はないでしょう。ビートルズを生んだ国だけあります。

 前置きが長くなりました。
 バックスは7つの交響曲を残しています。どれも3楽章形式で、大部分が40分を超える大曲。メージャーレーベルからは、CDはほとんどリリースされていませんが、廉価版のNAXOSから全曲発売されています。敬意を表したいと思います。

 この交響曲第5番はシベリウスに捧げられました。冒頭の主題は、シベリウス(1865-1957)の交響曲第5番の第2楽章の引用です。バックスの交響曲は、ちょっととっつきにくいです。しかし、じっくり聴いていくうちに、だんだんと壮大なスケール感にはまっていきます。アイルランドを愛し、ケルト伝説に魅了されたロマンティストの音楽です。

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