器楽曲 20世紀以降

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■カツァリス/モーツァルティアーナ
 カツァリス(p)

(第287話) モーツァルトを聴く喜び


 連休の疲れは、モーツァルトで癒やしましょう。

 今日は、モーツァルト(1756-1791)を聴きます。と言っても、モーツァルト自身が書いた曲ではなくて、のちの作曲家がモーツァルトの主題を使って編曲した曲です。屈託のないモーツァルトを聴くことができます。

 このCDには、ゲリネク(1758−1825)の「魔笛」のパパゲーノのアリアによる変奏曲、リスト(1811–1886)のヴェルム・コルプス、ツェルニー(1791‐1857)のフィガロのモティーフによる華麗な幻想曲、ベートーヴェン(1770-1827)のフィガロの結婚より「もし踊りをなさりたければ」による11の変奏曲、タールベルク(1812-1871)の「レクイエム」よりラクリモーサなどが入っています。そして、最後に、カツァリス自身が作曲した「モーツァルティアーナ」。どれもピアノを知り尽くしたピアノの名手によるものです。

 主題はだれもが知っているものですが、こうして料理されると、原曲を超えた新しい音楽を聴くようです。そして、どの曲を聴いても、モーツァルトしているわけですが、抜群のテクニックとカツァリスの澄んだ音色を聴けることは、モーツァルトを聴く喜びそのものでしょう。

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■メリカント/ゆるやかなワルツ
 舘野 泉(p)


(第246話) 北欧の癒しのワルツ

 今日は、北欧のピアノ曲を聴きます。
 メリカント(1893-1958)はフィンランドの作曲家。

 メリカントは、1911年にヘルシンキで学んだ後、ドイツのライプツィヒ音楽院に留学してマックス・レーガーに、そして1915年から1915年までモスクワ音楽院でセルゲイ・ワシレンコに師事しました。初期の交響詩や交響曲はシベリウスの影響を受けていますが、フィンランド独立後は、スクリャービンの影響を受けています。

 北欧には澄んだ音楽が多いです。ドイツ音楽のように重厚ではなく、少しもの足りないかもしれませんが、優しく包んでくれる音楽はかけがいのないものでしょう。

 このCDには、ピアノ曲が12曲収められています。そして、「ゆるやかなワルツ」は、どこかなつかしい音楽です。不景気な世の中ですが、ゆったりしたワルツを聴いて癒されましょう。

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■ドビュッシー/喜びの島
 フランソワ(p)


(第 170話) 絵画とインスピレーション

 今日は、ドビュッシー(1862-1918)を聴きます。

 絵画が作曲家にインスピレーションを与え、名曲ができた例は多々あります。たとえば、ムソルグスキー(1839-1881)の『展覧会の絵』、ラフマニノフ(1873-1943)の『死の島』、ヒンデミット(1895-1963)の『画家マチス』などが知られています。そして、ドビュッシーも絵画からインスピレーションを受けて名曲を書きました。『喜びの島』です。

 『喜びの島』は、ドビュッシーがロココスタイルの画家、ジャン-アントワーヌ・ヴァトー(1684-1721)の描いた『シテール島の船出』にインスピレーションを受けて作曲したと言われています。シテール島はエーゲ海にある島で、神話では愛の女神ヴィーナスの島です。

 ピアノ一台で作り出す色彩豊かな響きは、気のせいか絵画と重なる部分があるように聴こえます。ドビュッシーのピアノ作品の中でも華やかな曲でしょう。春の息吹が感じられる躍動感のある音楽です。
 
 絵画はルーブル美術館にあるそうです。
 ルーブル美術館に行きたい。

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■イザイ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタOp.27
 フランク・ペーター・ツィマーマン(vn) (EMI TOCE-8585) 

(第80話) モノクロの静と動の世界


 今日は独奏曲です。イザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタです。

 この2日間、冬に逆戻りです。18日夜から19日未明にかけて、東京・奥多摩では、季節はずれの雪が降りました。奥多摩周遊道路で10センチの積雪を観測したそうです。季節はずれのモノクロの世界にびっくりです。こちらは、詩情豊かなヴァイオリンの名曲。しっとりとしたモノクロの世界です。微妙な濃淡は絶妙です。

 イザイ(1858-1931)は、ベルギー生まれのヴァイオリン奏者、作曲家です。ヴァイオリニストとしては、ヴュータン(1820-1881)、ヴィエニャフスキ(1835-1880)に師事し、高い技術で多く聴衆を惹き付け、ヴァイオリン音楽に大きな影響を与えました。

 ところで、エリザベート王妃国際音楽コンクールといえば、ベルギーのブリュッセルで開催されるピアニスト、ヴァイオリニスト、声楽家及び作曲家のためのコンクールですが、前身はウジェーヌ・イザイの名を冠したイザイ国際コンクールでした。日本人も多く入賞しています。1980年には、堀米ゆず子がヴァイオリン部門で第1位を獲得しています。その後、1987年にピアノ部門で若林顕が第2位、さらに、1989年にヴァイオリン部門で諏訪内晶子が第2位に入賞しています。日本人、がんばっています。

 無伴奏のヴァイオリン・ソナタの横綱格はバッハ(1685-1750)の「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」でしょう(第4話)。そして、これを強く意識したのがイザイのこの曲です。曲は第1番から第6番からなり、それぞれ、シゲティ、ティボー、エネスク、クライスラー、クリックボーム、キロガといった6人のヴァイオリニストに捧げられています。

 わたしにはヴァイオリンの技巧はよくわかりませんが、静の瞑想と、動の躍動感は見事です。

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■ラフマニノフ/前奏曲ト短調 Op.23-5
 モーラ・リンパニー(p)(録音1993;ERATO 4509-91714-2)

(第68話) ロシアのロマンティズム

 今夜はラフマニノフ(1873〜1943)、ピアノの独奏曲を聴きます。

 ラフマニノフの音楽は、ピアノ協奏曲第2番に代表されるように、甘美で感傷的なメロディーがこれでもかと続くこってり派の音楽が好まれているようですが、この24の前奏曲の味わいは格別です。

 ラフマニノフの前奏曲には、作品3「幻想小品集」に含まれる嬰ハ短調の1曲、作品23の10曲(2〜11番)、作品32の13曲(12〜24番)の合計24曲の前奏曲があります。そして、バッハ (1685-1750) の平均律クラヴィーア曲集やショパン(1810-1849) の24の前奏曲のように、各々は24の異なった調性で書かれています。しかし、出版は同時にされたものではありません。ショパンのそれも傑作ですが、ラフマニノフのものは、豪快さと繊細さとが入り混じったロシアのロマンティズムがほとばしっていて、聴き応えは十分です。

 その中で、わたしが特に好きなのは、前奏曲ト短調Op.23-5です。とにかく、ドラマティックでかっこい曲でもあり、元気づけられる曲です。行進曲風のリズムにゾクゾクしたあと、中間部でアルペジオにのって奏でられる、ゆったりとしたメランコリックな旋律は、まさにラフマニノフの魅力満載の部分でしょう。

 CDを再生するときに、順番など気にしないでランダムモードで聴いてごらんなさい。ト短調の曲が出てくるのが待ちどうしくなります。

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