絵画と音楽

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■ヨハン・ポーネク・デッラ・クローチェ/「モーツァルト一家の肖像画」
 1781年完成 ザルツブルク国際モーツァルテウム財団所蔵
■モーツァルト/四手のためのピアノソナタ ニ長調 K.381 (123a)
 アルゲリッチ(p)、ラビノヴィチ(p)

(第291話) ピアノの連弾

 今日は、モーツァルト(1756 –1791)を聴きます。このところ、モーツァルトの登場が多くなってきました。モーツァルト一家の肖像からどんな曲を弾いているのか想像しましょう。

 この絵は、ヨハン・ポーネク・デッラ・クローチェが1780年に書いた絵です。左から姉ナンネル、アマデウス、父レオポルドで、2年前(1778年)に亡くなった母アンナ・マリアの肖像画が掛けられています。この時、ナンネル29歳、ヴォルフガング24歳、レオポルト61歳。

 モーツァルトが1780年に作曲した曲は、ディヴェルティメント第17番ニ長調 KV 334 (320b)、教会ソナタ ハ長調 KV 336 (336d) 、ミサ・ソレムニス ハ長調 KV 337、交響曲ハ長調 KV 338、歌劇「ツァイーデ」KV 344 (336b)行進曲ニ長調 KV 445などがあります。有名な「きらきら星変奏曲」(「ああ、ママに言うわ」による12の変奏曲ハ長調KV 265 (300e))は1781年に書かれています。

 姉と連弾をしていますので、四手のためのピアノ・ソナタ ニ長調 K.381 (123a) なんかはどうでしょうか?この曲は、モーツァルトが16歳の時にザルツブルクで作曲、1772年初めに完成したとされる曲です。当初この曲は1781年に作曲されたと考えられていましたが、草稿を姉のナンネルが持っていたことと、モーツァルト姉弟が1772年にザルツブルクで弾いたと推定され、新しい番号K.123aが与えられました。モーツァルトは、この曲を姉と連弾するために作曲したと考えられています。ですから、この絵にぴったりです。

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■中村大三郎/「ピアノ」
 1926年(大正15年) 京都市美術館所蔵
■シューマン/子供のためのアルバムOp.68
 リコ・グルダ(p)


(第290話) シューマン生誕200年

 今日は、シューマン(1810-1856)を聴きます。

 今年はショパン(1810-1849)生誕150年でにぎわっていますが、シューマンも生誕200年です。商業主義は、売れる方を騒ぎ立てますが、シューマンも忘れてはいけません。

 この絵は、日本が世界の誇る日本画家の中村大三郎(1898-1947)が1926年に描いた屏風絵です。振り袖姿の女性が、チェコのペトロフ社製のピアノを弾いています。京都生まれの中村大三郎は、京都らしい優雅さと気品に満ちた絵を描きました。女性は大三郎の妻がモデルと言われていますが、どんな曲を弾いているのでしょうか?

 ピアノに立て掛けてある楽譜は、シューマンの子供のためのアルバムOp.68より「小さなロマンス」という説があります。拡大してもよくわかりませんが、この絵から聞こえてくる曲としては、そんな違和感はありません。そして、CDでピアノを弾いているのが、フリードリヒ・グルダの子息のリコ・グルダです。このCDを見つけて思わず手が出てしまいました。

 こうした詩情豊かな曲の録音が少ないのはなぜでしょう。シューマンは小品の名手であることを実感するCDです。

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■フレデリック・チャイルド・ハッサム/「ソナタ」 1893年
■リスト/ソナタ・ロ短調
 アルゲリッチ(p)

(第289話) 悩むピアニスト

 今日は、リスト(1811-1886)を聴きます。

 ハッサム(1859-1935)は、アメリカの印象派画家で、1886年パリに留学してから1889年ニューヨークに戻り、制作活動を開始しました。この女性はどんな曲を弾いているのでしょうか? 絵の題名が「ソナタ」ですから、やはりピアノ・ソナタを弾かせたいです。

 この絵は1893年に描かれていますので、これより前に作曲された「ソナタ」を探してみましょう。これに該当するピアノ・ソナタはたくさんありますが、この女性にはリストのソナタ・ロ短調を弾かせましょう。ロマン派を代表する重要なピアノ曲のひとつで、1853年に作曲され、ロベルト・シューマン(1810-1856)に献呈されました。

 あまりにも革新的な曲だけあって、演奏はかなり難しそうです。表現方法に迷っているのかもしれません。女性が悩むのも無理ありません。アルゲリッチのように弾けるわけありませんよね。

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■サヴェリオ・デラ・ローザ/ヴェローナでのモーツァルト 1770年作
■モーツァルト/オルガン作品集より モルト・アレグロ ト長調K72a
 ヘルベルト・タヘッツィ(org)


(第288話) こどもの日とモーツァルト

 今日は、モーツァルト(1756-1791)を聴きます。

 この絵は、モーツァルトの最初のイタリア旅行中(1769年12月13日〜1771年3月28日)の1770年1月6日と7日に、ヴェローナでサヴェリオ・デラ・ローザに描いてもらった肖像画です。このときモーツァルト13歳。譜面台にある楽譜は「クラヴィーアのためのアレグロ」ト長調K72a(35小節の断片)。演奏時間は1分30秒程度です。モーツァルトがヴェローナの聖トンマーソ教会で演奏したオルガン曲であろうと推定されている曲です。

 CDをさがしてみました。ようやく見つかりました。オルガン作品集の中にありました。このCDには、アダージョとアレグロ K594、アレグロ K72a、ジーグ K574、幻想曲 K608、アンダンテ K616、協会ソナタ K244、協会ソナタ K328が含まれています。

 こいのぼりが泳ぐこどもの日は終わりましたが、13歳の子供モーツァルトが作曲した曲が、大空で泳いでいます。

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■ダンハウザー/「リストと仲間たち」
 1840年頃 ベルリン国立絵画館所蔵
■ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第17番ニ短調作品31-2
 リヒテル(p)


(第286話) リストと仲間たち

 この絵は、ドイツの画家ダンハウザー(1805-1845)が1840年に描いた絵です。まず、ベートーヴェン(1770-1827)の胸像を前にしてピアノを弾いているのがリスト(1811-1886)です。後方でベートーヴェン(1770-1827)の胸像を見ているのがロッシーニ(1792-1868)、彼が肩を組んでいるのがパガニーニ(1782-1840)。パガニーニ(1782-1840)は1840年5月27日に亡くなっていますので、この絵に登場するのは少しおかしいです。そして、そのとなりには、「レ・ミゼラブル」の著者ユーゴー(1802-1885)がいます。

 絵の前列では、一番左がフランスの詩人ラマルティーヌ(1790-1869)、リストを後ろから眺めている男装した女性はジョルジュ・サンド(1804-1876)、そして、ピアノにもたれかかり、背中を見せているのが、リストと恋に落ちたマリー・ダグー公爵夫人です。これに加えて、後にリストがピアノソナタ ロ短調(1853)をささげたシューマン(1810-1856)がいればもっとおもしろいのですが・・・。

 ベートーヴェンの胸像を前にして、リスト(1811-1886)は何を弾いているのでしょうか?
ベートーヴェンと向かい会うリスト。窓の外は荒れ模様の暗い空。そこで、ベートーヴェンに敬意を表して、ピアノ・ソナタ第17番ニ短調「テンペスト」(1802年)にしましょう。ベートーヴェン中期の劇的な音楽。リヒテルが緊張感に包まれたすばらしい演奏をしています。

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