室内楽 19世紀以前

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■ウェーバ/ピアノ、フルートとチェロのための三重奏曲Op.63
 オーレル・ニコレ(fl)、ブルーノ・カニーノ(p)、ロッコ・フィリッピーニ(Vc)


(第278話) いとこ同士

 今日は、ウェーバ(1786-1826)の室内楽を聴きます。

 ウェーバは、ドイツ・ロマン派の初期に活躍した作曲家です。燦然と輝く作曲家といってもよいかもしれません。言うまでもなく、ドイツ・ロマン派のオペラの金字塔である『魔弾の射手』を作曲し、のちの作曲家に多大な影響を与えました。

 ウェーバの父(フランツ・ヴェーバー)の兄(フリードリン)の娘コンスタンツェが、モーツァルトの妻です。ウェーバとモーツァルト(1756-1791)の妻は、いとこ同士だったのです。子供のころの境遇もモーツァルトによく似ています。

 ウェーバは、たくさんの室内楽を書いています。とくにクラリネット協奏曲はよく演奏されます。今日は三重奏曲を聴きます。ウェーバの最期の室内楽作品です。通常、ピアノトリオは、ピアノ、ヴァイオリン、チェロの3つの楽器で演奏されますが、このウェーバのトリオは、ヴァイオリンに代わってフルートで演奏されます。曲は華やかな中に哀調があり、ロマン派のロマン派たる愛すべく曲だと思います。第4楽章のフィナーレの最後に、魔弾の射手の「狩人の合唱」のテーマが出てきます。

 今年は、ウェーバの室内楽曲を聴くことにしよう。
 
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■鳥の歌(カタロニア民謡)
 カザルス(Vc)、ホルショフスキー(p)

(第260話) 平和の使者

 今日は、カザルス(1876-1973)のチェロを聴きます。

 パブロ・カザルス。スペインのカタルーニャ地方に生まれたチェロ演奏家です。指揮者、作曲家でもありました。しかし、チェロの近代的奏法を確立し、J.S.バッハ(1685-1750)の『無伴奏チェロ組曲』(第82話)の価値を再発見した功績はあまりにも大きいかと思います。

 今日聴くCDは、1938年以来アメリカ国内での公開演奏を行なっていなかったカザルスが、1961年11月13日、ケネディ大統領の招きで、ホワイトハウスで演奏した感動の歴史的ライヴです。カザルスのうなり声が聞こえます。ピアノの伴奏は、カザルスの親友であったホルショフスキーです。悲しいチェロの響は、祈りを聴いているようでもあります。このとき、カザルスは84歳でした。言葉に言い尽くせない感激的な調べです。

 この録音の10年後、カザルスは1971年、国連において感動的なスピーチを残しています。「これから短いカタルーニャの民謡『鳥の歌』を弾きます。私の故郷のカタルーニャでは、鳥たちはPeace(ピース)、Peace(ピース)、Peace(ピース)と鳴きながら飛んでいるのです」。この有名なスピーチは、YouTubeで聴くことができます。こちらの伴奏はすすり泣くオーケストラです。

 『鳥の歌』の原曲はキリストの誕生を祝い鳥たちが歌うという内容の、カタロニア地方に伝わるクリスマス・キャロル。カザルスは平和の使者だったのかもしれません。

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■フンメル/ピアノ、フルート、チェロの為の「美しいミンカの主題によるアダージョ
 および変奏曲とロンド」イ長調Op.78*1818
 ダオスト(fl)、ピカード(p)、ドリン(vc)


(第248話) ロシア民謡とクラシック音楽


 今日は、フンメルの室内楽を聴きます。

 ヨハン・ネポムク・フンメル-Johann Nepomuk Hummel (1778-1837)は、ハンガリー(現在はスロヴァキア)出身のオーストリア系作曲家、ピアニスト。あまりなじみがないと思いますが、トランペット協奏曲は、ハイドン(1732-1809)のトランペット協奏曲と並んでよく耳にします。

 モーツァルト(1756-1791)、ベートーヴェン(1770-1827)時代の作曲家で、古典派の音楽だけあって、音楽は大変聴きやすいです。特に、この変奏曲は詩情があって、わたしは気に入っています。交響曲を書いていないのが残念ですが、フンメルは膨大な曲を残しています。

 ところで、ロシアの歌曲や民謡はよくクラシック音楽では引用されます。ヴィエニャフスキ(1835-1880)のヴァイオリン独奏曲「モスクワの思い出」では、民謡「赤いサラファン」が使われていますし、ウェーバー(1786-1826)の ロシアの主題「美しいミンカ、私は別れなければならない」による9つの変奏曲ハ短調(1815)という曲もあります。フンメルのものと同じく「ミンカ」が主題ですが、わたしは、まだこの曲を聞いたことがありません。

 春先は、CD探しに忙しくなりそうです。

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■モーツァルト/オーボエ四重奏曲ヘ長調 K.370(368b)
 ホリガー(ob)、クレバース(vn)、シャウテン(va)、デクルース(vc)


(第245話) 春よ来い

 今日は、モーツァルトの室内楽を聴きます。

 暖かくなったかと思うと、寒くなったりしていますが、風邪をひかないように。

 モーツァルト(1756-1791)室内楽は、多岐にわたっていますが、このオーボエ四重奏曲の味わいは捨てがたいです。オーボエとヴァイオリン、ヴィオラ、チェロからなる異色の四重奏曲です。全曲を通して、オーボエが協奏曲を弾くように華々しく、かつ繊細に奏でる名曲です。オーボエ奏者のために書かれた曲だけあって、楽器がよく鳴っています。

 屈託のないモーツァルトを聴くには、こうした曲から聴くのがよいでしょう。同じ木管楽器のために書かれた四重奏曲に4つのフルート四重曲がありますが、聴き比べてください。オーボエ四重奏曲の方が後に書かれただけあってか、一皮むかれた感じがします。

 ホリガーの朗々とした弾き語りに、春を待つ心境です。
 春よ来い、早く来い

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■ドップラー/ハンガリー田園幻想曲Op.26
 工藤重典(fl)、藤井一興(p)


(第229話) 楽器の問答

 今日は、フルートの曲を聴きます。
ドップラー(1821-1883)の「ハンガリー田園幻想曲」、フルートの代表的な名曲です。

 ドップラーはポーランド生まれで、オーストリアで活躍したフルート奏者、指揮者かつ作曲家です。リスト(1811-1886)の弟子です。一方、このCDでフルートを演奏しているのは工藤重典。パリ音楽院で、かのフルートの大御所的な存在であるランパルに師事しています。そして、ジャン=ピエール・ランパル国際フルートコンクール審査員でもあります。
 
 曲はハンガリー舞曲を題材にしていますが、冒頭の旋律が東洋的で、愁いを帯びた旋律は癒しの音楽です。緩やかなラッサンと呼ばれる前半とフリスカという急速なテンポの後半からなります。そして、後半は急速なテンポで、フルートの技巧が華やかな曲です。名人芸が要求されるでしょう。

 ところで、フルートは現在では金属でできていますが、昔は木でできていたので、木管楽器に分類されています。「金属でできていても木管楽器とはこれいかに。」どなたか、この問答に答えてください。

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