管弦楽曲19世紀以前

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■ドビュッシー/交響詩『海』
 デュトワ指揮/モントリオール交響楽団


(第263話) 海
 
 暑くなりました。
 今日は、ドビュッシー(1862-1918)を聴きます。

 夏のテーマは山と海。山の代表格はR.シュトラウス(1864-1949)の『アルプス交響曲』(第206話)で、海の代表はドビュッシーの『海』でしょうか?

「海」をテーマにした曲を拾ってみました。

・メンデルスゾーン(1809-1847)/序曲『フィンガルの洞窟』、序曲『静かな海と楽しい航海』
・グリーグ(1843-1907)/ペールギュント 第5幕ペール・ギュントの帰郷、海の嵐の夕方
・リムスキー=コルサコフ(1844-1908)/シェヘラザード 第1楽章《海とシンドバッドの船》  
・ディーリアス(1862-1934)/海流:Sea Drift(バリトン、合唱、管弦楽)
・グラズノフ(1865-1936)/幻想曲『海』作品28
・RVW・ウィリアムズ(1872-1958)/『海の交響曲』(交響曲第1番)
・フランク・ブリッジ(1879-1941)/『海』
・宮城道雄(1894-1956)/春の海
・アルヴェーン(1908-1995)/交響詩『岩礁の伝説』Op.20
・ブリテン(1913-1976)/4つの海の間奏曲

 と、いろいろあります。イギリスの作曲家に海にちなんだ曲が多いのは、島国だからでしょう。

 メンデルスゾーンの『フィンガルの洞窟』は海の名前はついていませんが、波を聴きとることができます。リムスキー=コルサコフの『シェヘラザード』は、第4楽章も《バグダッドの祭り。海。船は青銅の騎士のある岩で難破。終曲》とあり、やはり海が聴けます。そして、アルヴェーンの曲では、波の砕ける音の描写が聴きものです(第150話)。
 
 どの「海」が好きですか?
 暑い夏は、涼しい曲を聴きたいものです。

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■サン=サーンス/交響詩「死の舞踏」Op.40
 バレンボイム/パリ管弦楽団
■リスト編曲/サン=サーンス「死の舞踏」
 アーナルド・コーエン(p)


(第242話) お化けの交響詩

 今日は、サン=サーンス(1835-1921)を聴きます。

 交響詩「死の舞踏」が作曲されたのは1874年。夜中に、死神が墓場で踊るというお話です。ヴァイオリンが不協和音を鳴らしながら、踊る死神はユーモラスです。シロフォンが骸骨をカチャカチャと踊らせます。そして、オーボエが朝を告げる雄鶏の鳴き声を奏でると、踊っていた骸骨たちは墓場へ帰ってしまうというたわいもないお話です。単純だから良いのです。

 これと似たモチーフの管弦楽曲に、ムソルグスキー(1839-1881)の交響詩「禿山の一夜」があります(第91話)。原曲はピアノ曲で、作曲されたのは1860年頃ごろとされています。「死の舞踏」より早いです。こちらは、聖ヨハネ祭前夜、禿山に地霊(チェルノボグ)が現れ、手下の魔物や幽霊、精霊達と大騒ぎし、夜明けとともに消え去っていくというロシアの民話を元に作られています。

 ともに題材としてストーリーがあり、作曲の意欲をそそったのでしょう。結果、ともに両者を代表する管弦楽の傑作となりました。サン=サーンスとムソルグスキーはほぼ同年代です。そして、リスト(1811-1886)がピアノ用に編曲しました。こちらは、ピアノのテクニックを楽しめます。

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■ワルトトイフェル/ワルツ「女学生」Op.191
 シュトルツ指揮/ベルリン交響楽団

(第239話) フランスのワルツ王

 今日は、ワルツを聴きます。

 今年のニューイヤー・コンサートの指揮者はバレンボイム(1942- )でした。ニューイヤー・コンサートでは、ヨハン・シュトラウス(1825-1899)のウインナ・ワルツが主体なので、今日はフランスのワルツ王、ワルトトイフェル(1837-1915)を聴きます。とりわけ彼のワルツ「スケートをする人々」は、大衆音楽の代表曲でしょう。

 この曲のオリジナルの名前は"Estudiantina"で、「女学生」という意味ではありません。そして編曲作品で、「ポール・ラーコム(Paul Lacome)の二重唱およびスペインの民族的な旋律による」という副題がつけられています。Wikipediaによると、「The Estudiantina waltz, or Band of Students Waltz is a musical arrangement, made in 1883, by Emile Waldteufel, which would be his Opus 191, No. 4. Its melody was composed earlier in 1881 by Paul Lacome, with lyrics by J. de Lau Lusignan.」と説明されています。

 フラメンコ・カスタネットが、スペイン情緒ある軽快なリズムを刻みます。カスタネットだけを聴きたい人は、日本カスタネット協会会長でカスタネット奏者である真貝裕司氏の演奏がおもしろいです。http://www5c.biglobe.ne.jp/~castanet/newpage10-jogakusei.htm

 あぁ、スペインに行きたい。

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■シベリウス/交響詩集「レンミンカイネン組曲」Op.22
 ペトリ・サカリ指揮/アイスランド交響楽団


(第203話) 涼む管弦楽曲

 暑いです。
 今日は少し涼しくなるように、北欧の曲を聴きます。シベリウス(1865-1957)の交響詩集「レンミンカイネン組曲」(4つの伝説曲)です。

 オーケストラは、もっと涼しくなるように、アイスランド交響楽団です。北極海の氷も急速に解ける地球温暖化。一体、地球はどうなってしまうのでしょう。人類がかつて経験のしたことがなかったCO2の急速な増加。一方では、酸素を多量に使っているので、地球上の酸素の量も減っているのではないでしょうか? いくら植物が光合成を行って酸素を生成しているからといって、使う量とバランスが取れているのでしょうか? 考えるだけで、なんだか息苦しくなってきました。

 心配しても始まりません。身近な省エネをしましょう。
 ということで、シベリウスの『トゥオネラの白鳥』。ちょっと暗いですが、この曲は交響詩集「レンミンカイネン組曲」(4つの伝説曲/「レンミンカイネンとサーリの娘たち」 、「トゥオネラの白鳥」、 「トゥオネラのレンミンカイネン」 、「レンミンカイネンの帰郷」)の2番目の曲です。
  
 4曲まとめて聴くにはこのCDがいいと思います。オケも寒い国のオケです。CDのジャケットの絵は、ガッレン=カッレラが1897年に描いた『レンミンカイネンの母』です。こちらの絵も、少し寒くありませんか? トゥオネラ川を泳ぐ白鳥のイメージを思い浮かべながら、そして、寒い絵を眺めながら涼みましょう。

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中央アジアの郷愁

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■イッポリトフ=イヴァノフ/組曲『コーカサスの風景』Op.10
 フェドセーエフ指揮/モスクワ放送交響楽団
■イッポリトフ=イヴァノフ/組曲『コーカサスの風景』Op.42
 フェイゲン/ウクライナ国立管弦楽団


(第188話) 中央アジアの郷愁

 今日は、イッポリトフ=イヴァノフの『コーカサスの風景』を聴きます。

 イッポリトフ=イヴァノフ(1859-1935)は、ロシアの作曲家です。ペテルブルク音楽院でリムスキー=コルサコフに師事し、そして、ロシア国民主義の伝統を受け、エキゾチックな作品を残しました。その代表的な曲が、組曲『コーカサスの風景』Op.10です。コーカサス地方の民謡を採集し、それらを素材にした中央アジアのムード漂う曲です。

 4つ曲からなる曲は大変わかりやすく、郷愁を感じさせてくれます。第1曲『峡谷にて』、第2曲『村にて』、第3曲『回教寺院にて』、そして、第4曲の『酋長の行列』が特に有名です。ピッコロとファゴットのユニゾンに心が躍ります。

 NAXOSからは、組曲『コーカサスの風景』第2番Op.42がリリースされています。好奇心が買わせてしまいました。こちらは、『導入;ケテヴィアナ王女の嘆き』、『子守歌』、『レズギンカ』、『戦争行進曲』と、Op.10と同様に4つの曲からなっていますが、曲想は前組曲とよく似ています。

 ところで、中央アジアを題材にした曲に、ボロディン(1834-1887)の交響詩『中央アジアの草原にて』という管弦楽曲があります。こちらは、コーカサスの草原で、ロシアと東洋の隊商がすれ違う様子を絵画的に表現した楽しい曲です。

 分かりやすいというのは、名曲が持っている一つの側面です。この曲は、その最たるものでしょう。悪く言えば通俗的と言うのでしょうが、聞いていて心地よい曲は、歓迎できます。

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