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1〜19歳までの間、普通の学生として大きな寮で暮らし、成人式の日に段階確定試験を受けさせる。
内容は学業から雑学、運動能力、社会適正などあらゆる項目。
その成績によって20歳になった人はそれ以降、自分が暮らす場所をA〜Fクラスの6段階の中から振り分けられる。Aクラスの人間は一流企業に在籍し、豪邸に住まい、豪華な生活を送る。そこから段々と低くなり、最低はFクラス。職につけなかった者や、社会不適格者が暮らすスラム街のような場所。
振り分けられた人間は、同じクラスの人間としか交友関係を築いてはならない。結婚なども全て同じクラス内同士で行う。例外は認められない。
家族ですら、クラスを違えば他人として扱われ、会うことは出来ない。
年に一度、クラスの入れ替えが行われ、クラス内で最も社会に貢献したなかった者は、下のクラスの最も優良だった者と社会的立場を入れ変えられる。但しFクラスに入れ替えはない。Fクラスは一度入ったら、一生そこでの暮らしを余儀なくされる。
クラス間は高い壁で隔てられているので、行き来することは出来ない。もし別のクラスの土地も潜りこんでいることがバレたら、重罪人としてFクラスへ急転直下となる。
基本的にFクラスは社会的に必要の無い人間が集まっている場所なので、ある程度数が増えるとまとめて処分される。
クラス別に区切られるのは人間だけではない。会社もクラスごとに厳密に区切られ、縦の繋がりは存在しない。
政治家と呼ばれる、悪の秘密結社の構成員たちは「国会議事堂」という特殊な環境で暮らす。ここから一歩でも外に出ることは許されていないが、中にはあらゆる娯楽が揃っているので、気にする必要は無い。
音楽家や漫画家、小説家などの作家と呼ばれる者たちやスポーツ選手などは、所属するクラス内に存在する会社でのみ活動を許可される。上下のクラスの会社での活動は許可されない。自営業の場合も、売買が許されるのは同じ作家が所属するクラス内のみである。
これが「人類段階化制度」である。Fクラスを導入することによって、子供たちは必要以上にやさぐれたりすることもなく、必死に勉学に勤しむであろう。
まぁ、これを物語にするんなら舞台はFクラスか、振り分けられる直前の子供達か……。
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