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仕事が終わった。
明日の朝までは再び自由時間。 部長さんはホテルへ戻ると言い、GMは帰ると。 私は、「町を歩いてみたいので一人で出かけてもいいですか?」 駅でGMを見送り、部長さんと明日の打ち合わせをしたのち、一人でぶらぶら。 まずはちょっと腹ごしらえ。 そして目指すは… そして次は… 建物と銘仙と同時に楽しみ。 銘仙のはぎれで作られたシュシュやIDケースホルダーなどを買い、さて帰ろうかとしたその時。 「少し歩くと老舗のお茶屋さんがあります、100円でコーヒーをいただくことができます、よろしかったらどうぞ」 と、割引券をいただく。 老舗のお茶屋さんかぁ、ちょっと寄ってみようかな。 地図が読めないオンナですが、地図を見ながら、でもやっぱりわからなくなりそうで通りがかりの人を捕まえ道を聞き辿り着く(めちゃ近かった)。 コーヒーをいただきながら、お店のかたに、ここからホテルへの道を尋ねた。 「えーーーー、歩いていくのかい?無理だよ、遠いんだから。どこから来たんだい?」 これはこちらの方言のようなものなのだろうか、なんだかハキハキ、チャキチャキ、元気が良い感じ。 「へー、そうなんだ、遠くから来たねぇ、なんにもないとこだけどさ、ゆっくりしていってよ」 と、コーヒーのおかわりを出してくれるわ、お菓子を次々と出してくれるわ、 「お茶も飲むかい?」大サービスを受ける。 「ごめんねー、キツイだろ、言葉。けんかしてるみたいだろ?」 60代かと思われる女性は明るく笑いながら話す。 「いいえ、ちっとも」本心でそう答えた。 言葉っていうのはコミュニケーションのツールだなってつくづく思った。 目の前で相手の表情、しぐさを見れば伝わる行間ってあるよね。 新茶を買った。 すると、他のお茶やらお菓子やらまたまたサービスだと言い、手渡された。 「いいんだよ、なんか嬉しかったからさぁ。ずっと前から知り合いみたいだね。こんななんにもないとこだけどさ、また来ることがあったら寄ってよ」 家に帰り、お礼状とともに小玉スイカを送った。 お礼のお電話をいただいた数日後、小包が届いた。 茶器、お茶、お菓子、タオル。 ひょえ〜〜、そんなつもりじゃなかったのに〜と驚いた。 「タオルは常務からです」 背番号のタオル。 常務さんの息子さん。 人と人の出会いは不思議だな。 まったく知らない人と関わり、知り合いになる。 またいつか行けるといいな、会えるといいな。 おしまい |

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