|
伊東市長選の結果が出てから、丸一日が経過しました。
結果は、既に発表されている通りで
佃弘巳(現職) 17,072票 対 佐藤裕(新人) 16,202票で私が応援していた佐藤ひろしさんは僅か870票差で惜敗してしまいました。
安定した、今の地位をなげうって、伊東市政の改革に取り組もうとしたその志は、残念ながら選挙結果だけを見れば、伊東市民に受け入れられることなく終わってしまったと言え、応援したわが身の力不足に情けない思いをするばかりです。
もっとも、今回の選挙を通じて、伊東市の抱える根本的な問題の一つが明らかになったという気がしています。
昨夜9時過ぎに、CVA、IKC2社それぞれが報道特別番組で発表した出口調査の結果はコンマ以下の違いはありましたが、「佃 対 佐藤」の予想得票比率はともにおよそ58対42といったところで、その差16ポイントと現職が6,000票近くの大差で圧勝することを予想していました。
ところが、実際に開票が始まり、結果が確定してみれば、冒頭の得票数だった訳で、比率にしたら、約51対49の2ポイント差に過ぎなかったわけで、当落の結果こそ変わらなかったものの、ケーブルテレビ局としては、その報道の信頼性を損なうほどの大外れをしてしまったと言えるのではないでしょうか。
出口調査というのは、統計学的に確立された方法に従っており、通常はこんなにかけ離れた数字が出るはずはありません。
では、なぜ、こんなに大きく外してしまったのでしょうか?
誤解のないように申し上げますが、これは、CVAやIKCの調査方法の問題ではありませんし、両社に責任はないと思います(強いて言えば、調査員に地元の人をアルバイトで使った形跡がある点だけです)。
考えられることはただ一つ、出口アンケートを受けた回答者が「嘘をついた」ということです。それも、実際の数値と予想数値との差を考えると、アンケート回答者の約7%程度がアンケートの回答には投票先を「佃弘巳」としていながら、実際には「佐藤ひろし」に投票していたということです。
投票者数に置き換えると、その7%という数字は2,354人になります。
穿った見方かもしれませんが、2,300人以上の投票者が、「佃弘巳」に投票する「フリ」をして、実際には「佐藤ひろし」に投票したということになるのではないでしょうか?
選挙においては投票の秘密は守られなければなりません。だれに投票しようが、それは有権者の権利の行使であり、誰にとやかく言われるべきものではなく、その権利は憲法に保障される基本的人権です。もしも、自らの意思を表明することで何らかの不利益を被ることがあるなら、それは明らかに基本的人権の侵害に当たり、許されることではありません。
しかしながら、「佐藤ひろし」に投票したことを絶対に人に知られてはならず、「佃弘巳」に投票したことを偽装しなければならないような状況が現実にあったわけで、これを一体どのように説明すべきなのでしょう?
投票先を偽装しなければならないくらいなのですから、実際には「佐藤ひろし」を支持していても、出口調査の調査員ですら信用できないと猜疑心の塊になっている人たちなのですから、当然のことながら、表立って、支援活動に参加することなどはできるはずもなく、「一票を投ずるのがやっと」のことでしょう。
これでは、市長選という重要な選挙であるにもかかわらず、市内で選挙ムードが盛り上がるはずもなく、投票率が上がらないのは当然のことと言えるでしょう。
更に言えば、実際の投票を偽装しなければならない人たちがこれだけいるのですから、おそらく、人間関係のしがらみの中で、直接・間接の脅迫的な圧力に屈し、自らの意思に反して支持しない候補に投票せざるを得なかった人達も少なくなかったのではないでしょうか?これは明らかに違法な状況下で選挙が行われていると言え、こんなことが現代の日本で起きていることは、誠に驚くべきことと言わざるを得ません。
そう考えてみると、現職の勝利に終わった伊東市長選ではありましたが、現職に票を投じた人たちを含めて、この選挙結果に満足し、歓迎している人たちは、投票した人たちの中だけで見ても半数に満たないのではないかという気がします。
まして、投票率は55.06%に過ぎず、約45%の人が棄権している状況を考えれば、佃弘巳市長の3選については少なくとも70%以上の人たちが批判的であるか、さもなくば市政に対して何ら期待を持ってはおらず、無関心であることになる訳でこのことは、佃市長は謙虚に受け止めるべきであろうと思います。
これだけの政治的アパシーを生んだことに対して佃市長は無責任であってはならないと思います。
これは、2期8年の佃市政が作り出した政治状況であることについて、真摯に反省し3期目の市政運営においては、しっかりと責任を取ってもらわなければならないでしょう。
まさか、「勝ちは勝ちだ!」などと驕り高ぶっていないでしょうね?
また、この選挙結果を受けて、有権者も考えなければならないのではないでしょうか?
残念ながら、今回の市長選だけでなく、伊東市の選挙には、非合理的人間関係に基づく土俗的習俗が今なお脈々と生きており、自立した個人による民主的意思決定とはかけ離れた状況にあると思います。
「ものを考える有権者」が育たなければ、有能な政治家が育つこともないのではないでしょうか?
|
全体表示
[ リスト ]





ご意見ありがとうございます。
貴重なご意見はご意見として受け止めさせて頂きますが、選挙戦の勝因・敗因の分析の為に、記事を掲載しているわけではなく、有権者の投票行動に関する一つの感想を述べたものに過ぎません。
紀夫さんの仰るように敗因敗因の分析は分析として必要かもしれませんが、ブログに公表する類の話題でもありますまい。選挙に負けると、直ぐに戦犯探しをはじめるような人達が伊東の政治状況をひどいものにしてるとは思われませんか?
2013/5/29(水) 午後 1:18
市長選挙が全てではないと思うが、「市がお膳立てするから、黙って観光にきてくれ」という意識が市職員・市民にありすぎると思う。
他愛のないことを問題にしている、といえばそれまでだが、按針祭パレードの水兵さんとして登場したいということを平成19年ごろから市に申し入れてきたが、「市の職員が行っている」「部外者の参加はありえない」と前例踏襲で官僚的な答しか市役所から引き出せていない。私は、情報公開請求をしたり、各種行事に協賛金を出したり、観光ボランティアとして活動したり、あらゆる行動をしているが一向に成果がでない。
「よさこい」で高知の街が一体となるような、高揚感にかけるのが伊東の夏の実態。絵になる一幕、臨時職員の雇用の場も大事だが、強い想い叶えてくれないのが、市役所・観光協会であった。
あまざん水兵
2013/6/29(土) 午後 4:07 [ - ]
あまざん水兵さん
コメントありがとうございます。
「市がお膳立てするから…」という姿勢があるなら、まだ、マシなんですがね。
現実は、「頑張っている市民がいれば、応援する。」という態度の下、市長の個人的な知り合いだけにチョッピリだけ支援らしきことをしているに過ぎません。
これが、また、様々なシガラミを生むことになるわけで、その他の人たちは、あまざん水兵さんのように排斥されることになります。
伊東で行われるイベントの大半が特定団体の自己満足に終わり、市民全体に共有されないのは、こんな所に原因があります。
2013/7/3(水) 午前 11:30
四宮様
ご返答ありがとうございます。伊豆広域の自然はセールスポイントではあるのですが、イベントは一過性でありステップの一つではあるのですが、市街地中心部を盛り上げない限り、「東京・横浜からの観光地の第一候補=伊東を始めとする東伊豆」という地位は復活しないと思います。「子どもの頃みたあのパレードに登場したい=他愛のないこと」までがシガラミになってしまっているようです。
観光ボランティアから排斥したぐらいで、「行政不服審査」までいっちゃった、と面倒くさいものを抱えたと市役所の呟きが聞こえてきそうです。
さて、政府が「観光立国」といっている上、外国人からも一つのエリアととらえられている「富士箱根伊豆」の中で、昨今のチャンスを富士山を中心とする山梨県や静岡県駿東地域や箱根にとられてしまうのではないかと思うのだ。観光課の仕事は市内のシガラミ調整よりも、全国的な伊東の競争性向上・外国人への売り込み・充実した旅館の宴会場はセールスポイントとしたコンベンション誘致などデカイ仕事があるはずである。
2013/8/4(日) 午後 6:58 [ - ]
このような非民主的かつ直接、間接の圧力しがらみにより行動や意見発言の制約は選挙だけでなく日常生活でも見られます。
多様性やいろいろな視点に対する経緯や学ぶ姿勢の欠如と思われます。
このような事が嫌なので伊東を出ていく若者は多いと思われますし、私もその一人です。都会ではこのうな封建的な事はなく、伊東は変わらないらしいなというの感想で、だから伊東に戻る気はありません
2016/11/1(火) 午後 2:34 [ maj***** ]
どんなに犯罪的な事であれ「伊東のルール」に従わない者は撤底的に排除されます。
「三越の一万円の商品券と市長選の関係」という謎解きはわかりますか?どこかの不動産屋に聞けばわかるかもしれません。いつの市長選とは言いませんが。多くの教会関係者が知るところかもしれませんよ。非民主的とか自立した個人とかの次元は超えています
2016/11/1(火) 午後 2:57 [ maj***** ]
この日から、4年が経とうとしています。
今回、佐藤さんが再度立候補することが正式ではないですが伊豆新聞に出ていました。
佃さんは、先ほど不出馬するそうです。
ですが、自民党支部が立候補者を決めるそうです。
佐藤さんと小野さんの一騎打ちになるような・・・・
佃さん体制からの変化・チェンジを期待しています。
がんばってください。
熱海が市長であれほど変わったように、伊東も変わってほしいです。
2017/3/28(火) 午後 7:53 [ hkc*c*47 ]
佃市長は一部地域に対しての利益還元が多すぎます。市長というのは市民の代表者なんですから、市全体を見るべきだと
思います。そんな視野の狭い人間が市長でいいんですかね?私は疑問です!
まぁはっきり言って向いてないんでしょうね。次の市長選は自分は出ないみたいですが。佐藤さんに頑張ってもらいたいです。外での経験を伊東市に生かしてくれることを期待します。
2017/4/26(水) 午後 11:33 [ くずけん ]