いつか晴れるよね

統合失調症21年の息子と父親の闘病記。

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つい先日、ある精神科看護師のブログのゲストブックに
あえて、内緒機能を使って、コメントした。

その人が、精神科看護師として、
また、患者ネタをブログに書くときに、
常に「患者様」と書くので、
「患者さん」の方が対等の感じがあっていいのではと、
家族としての感じ方を伝えた。
あまりに多い「患者様」は「馬鹿にしている」ような錯覚を与えると。
そして、患者の側はどううけとめているかを耳を傾けてほしい旨を書いた。

「患者様」という言い方、私も時代の流れであることは知っている。
方針としている病院もかなりあるという。
ブログでは「患者様」もいるし、「さん」だけの人もいれば、
「様」も「さん」も混在して使っている人もいる。
たかが呼び方の問題ではあるが、
しかし、心からの姿勢の問題でもある。
そして、姿勢は記事のとりあげ方にあらわれる。


私のコメントは、たしかに干渉的で、余計なお世話だったのかもしれない。
一つの提案のつもりだったが、
残念ながら、批判、中傷のコメントとして受けとめられてしまった。
返しのコメントがあまりに感情的になっているので、
これ以上、思いを伝えるのは無理と判断し、
私は、ゲストブックから自分のコメントを削除した。
最初の自分の親コメントを削除すると、
それにぶらさがっているその後の看護師と私のやりとりのコメントも、
いっしょに消えてしまった。
(そういうブログシステムになっているようである)

すると、その精神科看護師は「ブログマナーについて」という書庫をつくり、
次のようにコメントしている。(原文をそのままコピー)


・・・・・・・・・・・・

「・・・
その方が言われるのには私が患者さんを「患者様」と言うことが
バカにされてる気がするという内容のコメントで
さらにこのことを患者さんにも聞きなさいと言う内容だった!
そんな事聞けないよ〜
私だって病気したら病院で「○○様」と呼ばれます。
これが今の時代の流れだって言うけど全く理解してもらえず
患者と看護師は平等だとか訳の分からないことをずーっと言われたんだ。
もう、閉口した・・・・
これ以上コメントしたくなくなった。
看護師に対する悪意さえ感じられたんできちんと「不愉快です」とコメントしなおした。
そのあとがおかしいんだ。ゲストブックを自分から全部削除してたよ!
自分から・・・私の分まで「(真意が分からない)
本当に失礼だと思わない?
頭がおかしいよこの父親自体も
私そう思ったから、今後一切何もタッチしない事にした。」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


下から2行目の「頭がおかしいよこの父親自体も」という言葉。
思わず出た言葉なのかもしれないが、
私はここに、この精神科看護師の本音をみた。
「自体も」といいう言葉には、
(息子もそうだが、この父親も)というニュアンスを感じる。
結局、心の底では「頭がおかしい」と受けとめている精神科看護師がいる。
私は、あ然とした。・・・
精神科看護師としてブログでは、一見、謙虚であり、
どんなに理くつで武装し、使命感にもえているようにみえても、
そして、常に「患者様」という人ほど、つい、メッキがはがれてしまうものなのだ。
時代の流れではなく、その人個人の考え方や姿勢の問題である。
でも、わかってよかった。「患者様」の裏のホンネが。
一方で、少し寂しくなった。

もともと、「自分は精神科看護師である」ことを標榜しなくても、
精神科の患者のことやその心の病気をネタにしなくても、
また、ブログなどつくらなくても、
黙々と、仕事のストレスと闘いながら、
がんばっている精神科の看護師は、たくさんいるのだ!


病気の当事者とその家族、そして精神科看護師、
それぞれ、立場がちがう。


ペットや料理記事などの書庫と並んで、
仕事上、患者や病態のことをふだん見ている精神科看護師が、
こんな患者がいた、こんなことがあったと体験談を書けば、
ほとんど病気と関係をもたない第三者の好奇心や興味を刺激するかもしれない。
そして、痛みの感覚を伴うこともなく気軽に記事が書けるだろう。


しかし、必死の思いで病気と闘っている当事者や家族にとっては、
ブログについても、
つらさや苦味や心の痛みをもちながら、
はき出すように書いたり、読むことしかできないものである。


本来、心の病気の「人」をとりあげることは、重いことだと思う。
知っていても、さらさない配慮が必要なときもある。

家族でさえ、書くことにうしろめたさを感じるときがある。
どこまで書いていいのかと。
本人の心の声(叫び)に耳を傾けているかと・・・・。




さいごに、ヤフーのブログランキング週間BEST20に入っている
統合失調症のレイジーさんの活躍に拍手を送りたい。
でも、更新にがんばりすぎて、無理しないように。
(レイジーさんは、このブログにもコメントをくれたこともある)




・・・

閉じる コメント(10)

KAZUKAZUさん
我がブログにコメントありがとうございました。
自分も勤務でのことを記事にしているので、考えさせられる文章でした。
自分も文章・内容を考えてみます

2007/9/13(木) 午後 10:22 [ sae**_ch ]

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ナースマンさん、いままでと同じように自然体で続けてください。
あとにつづく経験の浅い後輩の看護師のみなさんに、そして病気の当事者に、またその家族に向け、精神看護の仕事は、いかにストレスが多く、きつく大変かをこぼし発信してください。
そうすることで、お互いに違う立場にある人に思いをはせ、その中から接点がみつかるかもしれません。今後とも、よろしくお願いします

2007/9/14(金) 午前 6:50 [ kazukazu ]

はじめまして。
履歴から来ました。
私も、記事の意見に賛成です。
その看護師さんとのやり取りの件は、よく経緯がわからないのでコメントは避けさせていただきますが、「患者様」と呼ぶのは、私もいかがかと以前から考えていました。
「患者様」と形だけ丁寧にしたところで、内容が伴っていないと何の意味も無いように思うのです。
以前「ホスピタリティー」の話をある人から聞いたときに、本当の意味での「ホスピタリティー」=もてないしのこころは、あふれてくるものであって、作るものではにといわれて、なるほどと納得しました。
息子さんも退院を迎えられるのですね。
詳しい経緯がつかめてませんので申し訳ないのですが、とにかく一言「おめでとうございます」と「退院後の生活が支えられますように」と思いました。

2007/9/14(金) 午前 9:20 フィジー

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フィジーさん、はじめまして。ご訪問ありがとうございました。
春日武彦さんは、人気があるのですね。いずれ読んでみたいと思っています。私は、中井久夫先生のファンです。どこか他の精神科医とちがうんですね。やはり、ハートかな。
これからも、よろしくお願いします。

2007/9/14(金) 午後 0:53 [ kazukazu ]

じゃあ、私は今スタンバっている本が終わったら、中井先生のを呼んでみます^^

2007/9/15(土) 午後 6:57 フィジー

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統合失調症の患者サイドから見ると、心が傷つけられてならない
人の言葉というものがあります。私も病気をしたことで、多々そういう目に会いました。だから、言葉選びも病気の人やその家族を前にして、配慮しなければならないものと思います。元気な人には、そういう体験が、痛くもかゆくもないのです。一番大変なのは、病気の本人だろうし、治って欲しいと思っている親しい人なのではないでしょうか?そこら辺を刺激するような文章はよくないと思っています。

2007/9/15(土) 午後 8:51 マイラブ

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LOVEさん、コメントありがとうございます。いまも精神科看護師の上のコメントは、そのブログに残ったままです。ぜんぜん、気にならないのでしょうね。

2007/9/15(土) 午後 9:56 [ kazukazu ]

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フィジーさん、今年発行の「こんなとき私はどうしてきたか」とだいぶ前に発行された「看護のための精神医学」(古いスタイルですが)おすすめです。あとは、むずかしかったです。

2007/9/15(土) 午後 10:01 [ kazukazu ]

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>頭がおかしいよこの父親自体も

残念なことですが、
この言葉ひとつで普段の患者に接する心構えや態度が表れてますね。

2007/9/16(日) 午前 11:09 [ ごん。 ]

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kazukazuさんの感覚は、正しいと思います。例の看護師は、偽善者という感じがします。
真に、看護師という使命を感じて、ブログまで立ち上げているからには、当事者や、その家族の、生の想いを受け止めていくべきです。
そして、そこから学習したり、成長するべきです。
僕たち、精神障害者は、「頭がおかしい」と言われるのが、一番辛いです。

2007/9/21(金) 午後 6:32 [ かず ]

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