いつか晴れるよね

統合失調症21年の息子と父親の闘病記。

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退院がのびて、ほっと

・・・

病院での主治医との面接を終え、久しぶりにマンガ喫茶から。


主治医の先生が、昨日夕方にもっていった私の手紙を読んでいてくれた。
面接では、入院時の担当看護師のAさんも同席した。

私の口頭での説明を聞いた後、
主治医は、
「セパゾンの追加によって、
息子さんが現在の状態になった可能性はあるかもしれないという
お父さんの感じ方に同感する部分があるので、とりあえず
セパゾンを抜きましょう」といってくれた。
私は「同感」という医師の言葉に、同志がふえたようでうれしくなった。

そして、退院をあと1ケ月先を目安に延ばしてくれた。
1、2週間先ではなかったことに救われた。
私は、隣の準開放病棟に移れないかどうかも聞いたが、
そこは幻聴のあるような人は入れないことになっているとのことだった。
急性期病棟のあり方なども、主治医は「小泉政策」によるものだと、私に言った。
主治医も国の医療政策に、医師として矛盾を感じているのかもしれない。

セパゾンを試してみましょう、
試したら別の問題も出てきたので、やめしょうという、
この若いのに(若いから?)柔軟な医師に感謝している。
しかし、残念ながら9月いっぱいでこの病院をやめ、大学病院に移るそうだ。


実は、私は、医師との面接を受ける前までは憂鬱で暗い気持ちになっていた。
この5日間は、精神的に疲れた。
しかし、主治医は、すぐに親のこれまでの経験からくるカンを認めてくれた。
看護師とはまたちがった観点から、的確な判断をする医師がいたのだ。

それにしても、薬の組み合わせはむずかしい。
単剤ではほとんど問題ない抗不安薬を一種投入したことにより、
不安がなくなり一見、積極的、行動的になって調子いいようにみえても、
その一方で、不安がなくなったぶん、抑制もなくなり、不自然に強気になり、
身近な家族に、理由もなく攻撃的、暴力的になる場合があるということ、
主治医も、薬の相互作用、全体としての副作用として、
そういうことがあるということを結果的に認めた。

しかし、先日の土曜日(息子の言動が明らかに不自然)にいなかった看護師さんの一部には、
「いま調子いいですよ。えっ、どうして」という受けとめ方をする人もいた。
症状回復なのか、「脱抑制」という副作用なのかをみきわめるのは、むずかしい。

薬の相互作用による精神症状の発現、
きっと、ふだん忙しい看護師さんでは、気づかず見えにくい世界かもしれない。
また、何か不自然で変と感じても、それが重要なポイントがどうか迷い、
看護記録に記入しない(できない)場合もあるだろう。
もっとも、私も、息子について過去に同じような経験があったからピンときただけであった。

退院後は長くいっしょに生活する家族にとっては、暴力がより少ない方を選ぶ。


この病気の当事者の回復を支えるためには、
医師、看護師、家族の連携と情報の交換が、不可欠だと思った。
そして、薬剤師とも。


まずは、ほっとした。



・・

閉じる コメント(18)

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薬については難しいですね・・私も薬を飲んでいるから安定してるのか、本当はもう薬を減らしても良いんじゃないかとか良く思います。
退院が伸びて良かったですね。良い状態で退院しなければ意味ないですもんね。
私が通ってる医大は全部閉鎖病棟になってしまいました;

2007/9/19(水) 午後 10:34 ゆうママ

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主治医にこちらの要望を聞いていただけて、本当に良かったですね。
家族の不安を解かってもらえたことは、すごく嬉しいことですよね^^
ほっとされたことと思います。でも、折角これから、その先生と意見交換が可能かと思われたのに、9月いっぱいで移動されるのは、本当に残念です。。。
セパゾン追加そしてまた中止となり、今後のお薬の調整は、
新しい先生と共に頑張って下さいね。
うちの娘も、抗不安薬(ワイパックス)を飲んでいるから、攻撃的になりやすいのかな??
お薬の事、もっともっと知りたいです。またよろしくお願いいたしますm(_ _)m

2007/9/19(水) 午後 11:16 [ sn4*kd ]

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ゆうママさん、コメントありがとうございます。薬はむずかしいですね。試してみないとわからないところがあって、困ってしまいます。

2007/9/20(木) 午後 8:53 [ kazukazu ]

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今晩は。コメントを交換した後、時々覗かせて戴いています。
私のブログ、最近閲覧が以前より増えました。
kazukazuさんの記事から来られる方も少なくないです。
お礼も込めて。トラックバックのシステムがよくわからないので
私のブログでkazukazuさんのこの頁恩URLをコピペさせて戴きますね。
ご了承下さい。

医療者は患者さんとその家族のことを第一義に考えるべき、です。
これは間違いありません。
でも、時折それを忘れてしまう人や瞬間があることは否めません。
ごめんなさい。
明日からも、仕事頑張ります。

2007/9/20(木) 午後 9:16 [ mari-san ]

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マメコロさん、息子も少しの間、ワイパックス飲んでいたときがあります。そのとき(バルネチールなし)は、問題なかったです。セレネースの注射は続いているのでしたっけ。そちらのブログの6月4日付の処方が変わっていない場合、量は別として、息子の処方と同じなのは、バルネチール、レボトミン、ロドピン、アキネトン、抗不安薬、サイレースが一致しています。もし、セレネースも入っているとしたら、娘さんの処方の中に息子の処方の全部が含まれてしまいます。
一度、疑ってもいいような気がします。こちらのブログの7月11日付の処方(その後ジプレキサ抜き)+セパゾンでの息子の例も出していただいてもかまいません。その方が説得力があると思います。

2007/9/20(木) 午後 9:23 [ kazukazu ]

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mari-sanさん、ありがとうございました。

2007/9/20(木) 午後 9:26 [ kazukazu ]

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統合失調症の息子さんでご苦労されているお父様へ
私も22年間、引きこもりからうつにになった青年をケアしてまいりました。遠縁でしかも母子家庭でしたので、ほっとくことも出来ず生活面での支援をしながらのケアでした。ケアしながら気付いたことですが、意外と親子よりも他人の方が心を開いてくれる場合もあります。私の場合は信頼関係を築くまでかなり時間がかかりましたが、粘り強く、忍耐強く最後まで諦めない、絶対自分の力で治して見せるという信念と慈悲の心を持続させたことによって彼は心を開いてくれました。ここまで辿りつくまで10年はかかったと思います。いろいろな葛藤がありました。途中で挫折しそうなこともありました。ご苦労されているお父様の気持ちがよくわかります。息子さんのためにも最後まで諦めずがんばってください。私がケアした彼はいま32歳になりますが、いま3種類の薬をのんでいます。日中はやはり気力、体力が衰えて眠くなるようですが、週二回のナイトケアには積極的に参加し、同じ悩みを持つ人たちや、やさしい先生にかこまれて少しずつですが元の自分に戻りつつあります。

2007/9/20(木) 午後 10:35 [ syakahonbu ]

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まずは、退院が延びてよかったですね。
薬とは、あんなに小さな1粒なのに、少し合わないと怖いものなんですね。
以前うちの息子も薬の副作用ではないかと話すと、当時の主治医は
「副作用がでるほどきつい薬は出してないです、それは精神病の
症状の一つじゃないですか。」と。
まるで、患者と家族を馬鹿にしたような口調で言われました。
どうしてもその先生と息子も私も合わなくて、病院を替わりました。
いい先生とめぐり合えることがどんなに、患者、家族にとってありがたいことか。
理解ある先生なのに残念ですね。

お体ご自愛ください。

2007/9/21(金) 午前 0:53 chirorin

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syakahonbuさん、コメントありがとうございました。ブログも拝見させていただきました。今後ともよろしくお願いします。

2007/9/21(金) 午後 0:42 [ kazukazu ]

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トン子さん、医者によっては、「そんなはずはない」とか「きちんと薬のんでますか」と家族の訴えを最初から信用していない人いますね。本人が状態をなかなかうまく表現できない場合が多いので、常に身近にいる家族が伝えるのに。一度は、いろいろな可能性も含めて考えてほしいですよね。

2007/9/21(金) 午後 0:50 [ kazukazu ]

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いろいろ調べていただいてありがとうございました。
うちの娘は、全部飲んでいます。だから、リスパダールとロドピンの組み合わせが良くないのか、バルネチール・ハロマンス注射・フルデカシン筋注・ワイパックスの組み合わせが良くないのか。
2つの注射は、セレネース系なのかどうか分かりませんが、どれも組み合わせが、良くないのかもしれません(−_\);。でも、ワイパックスを飲んでいても幻聴は出てるのでワイパックスを止めると、鬱の症状が出てくる心配があります。。リスパダールを止めても、幻聴がもっと酷くなる気がしますし、薬をもう一度、整理して調整しなおしてほしいですが、難しいのかもしれません(´Д`|||)
幻聴が無くなって、攻撃性もなくなるような調薬を、心から待ち望んでいます。。。

2007/9/21(金) 午後 3:34 [ sn4*kd ]

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まずは、退院が延びて良かったですね。ご理解のある主治医の方で、良かったですね。でも、息子さん本人が、一番、主治医と信頼関係で結ばれているべきですね。(他の、看護師さんとも、、、)。
僕も、抗不安薬や抗欝剤で、攻撃的になったりしたことがあります。
お薬の調整って、難しいですよね。
だから、患者の側からも、お薬に詳しい医師を選びたいですね。
と、、、生意気な事を言ってすみません(汗)。

2007/9/21(金) 午後 6:54 [ かず ]

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かずさんも、同じようなことあったのですか。やっぱりあるんですよね。あまり、表面に出ませんが。

2007/9/21(金) 午後 7:49 [ kazukazu ]

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マメコロさん、ハロマンスはセレネース(ハロペリドール)のデポ剤です。
息子についても最初は、入院して薬をもう少し非定型薬の方向に整理されることを期待したのですが、(タバコで軽減されているのかもしれませんが)、逆にあっという間に定型・多剤大量になってしまいました。
薬の整理。再調整は外来ではとても無理で、かといって、病院側も薬の調整・切り替え中に、離脱・リバウンドによって症状が悪化したり、攻撃性が出たりというリスクの可能性もあり、それが看護に影響を与えるせいか、あまり何回も調整したがらないのかもしれません。
理くつでは、非定型・単剤の方向へといわれますが、実際には、むずかしい。特に娘さんや息子のように強い幻聴があるタイプには。
今回、本当は微調整も期待しました。セパゾンを少し減らして、セレネースなど他の薬をを増減するとか。でも、そこまでは、いえませんでした。病院は、たくさんの患者をかかえているので、一患者のためにきめこまかな調整をすることは、きっと無理なんですね。
病棟専属の精神薬専門の薬剤師さんでもいればいいのにと思うことがあります。

2007/9/21(金) 午後 8:23 [ kazukazu ]

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ひとまず良かったですね。。。。

快方に向かう事をお祈りしています。
後ほどトラックバックしますね。

2007/9/22(土) 午後 3:24 [ mikiyume9933 ]

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bksqd260さん、コメント、TBありがとうございました。飲んでいる薬のこと、医師に「参考に教えてください」ということで聞いていたほうがいいと思います。

2007/9/22(土) 午後 5:43 [ kazukazu ]

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先生や病院の都合より、自分たちのこと方が大切ではないでしょうか。一度でいいですから、先生や病院に面談の都合をつけてもらうようにされたらいかがでしょうか。諦めないで行動してください。あなたならできます。

2007/10/16(火) 午後 6:20 [ 宇宙人(そらびと) ]

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haccahannkinnjiさん、コメントありがとうございます。あさって、主治医と面談することになりました。退院にあたっての注意を聞くことと薬の再確認をする予定です。

2007/10/16(火) 午後 8:51 [ kazukazu ]

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