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そこにごろんと椿が落ちている真昼 お前ひとりが淋しいんじゃない(久々湊盈子)

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昨日、トマス・ハーディ『呪われた腕―ハーディ傑作選―』(河野一郎訳)を読みました。
村上春樹と柴田元幸による《村上柴田翻訳堂》の5月配本2冊のうちの1冊で、1968年の河野一郎訳を復刊したものです。
この作品の内容については、文庫本ブックカバー裏表紙の解説を引用します。
 19世紀末の英国ヴィクトリア時代。風が渡る荒野(ヒース)とハリエニシダの茂る情景の中で、運命に翻弄される主人公たち……美しい若妻ガートルードの腕に残された痣をめぐる悲劇的な人生を描いた傑作「呪われた腕」、妹の婚約者との密やかな愛を綴る「アリシアの日記」ほか、「妻ゆえに」「幻想を追う女」など珠玉の八編を収録。「ハーディ短編集」を復刊・改題。《村上柴田翻訳堂》シリーズ

【収録作品】
妻ゆえに
 登場人物中、ジョアンナだけが嫉妬深く、見栄っ張りな人物に描かれており、その報いを受けます。
幻想を追う女
 もし彼女にもう少し思慮深さがあれば、夫は重大な誤解をせずに済んだと思います。
わが子ゆえに
 女性が自由に生きられなかった時代の話です。
憂鬱な軽騎兵
 これも女性が主人公の話。ヨーク軽騎兵の悲惨な結末は彼女ゆえだと思います。
良心ゆえに
 覆水盆に返らず、という諺を思い出します。一度壊れたものはもとに戻すことは出来ません。
呪われた腕
 時代や状況は違っても、何がしか現代の我々に通づるものがあれば古典もいいと思います。しかし、この短編集は out of date 過ぎます。「呪われた腕」は表題作ですから期待しましたが、やはり残念な作品としか言いようがありません。迷信だとか、因縁めいた話がまことしやかに描かれていて、もはや完全な out of date! ここでこの短編集を読むのをやめます。
羊飼の見た事件
アリシアの日記


トマス・ハーディ(1840-1928)
 英国南部ドーセット州生れ。19世紀ヴィクトリア朝後期の英国文学を代表する作家の一人。同州のあるウェセックス地方を舞台に、『帰郷』『カスターブリッジの市長』『テス』『日陰者ジュード』など14冊の長編小説、4冊の短編集ほか、多くの詩歌を残した。日本では明治期から作品が読まれ、英語の教科書にも数多く採録されている。(文庫本ブックカバーより)

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