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住所:岩手県盛岡市茶畑2丁目1 映画『私の骨』(2001年)ロケ地 盛岡八幡宮を参拝した時に、「なんか昔ここらへん通った事あるような…」と思ったので地図で近くを見ていたら、そう。中学校の修学旅行で八幡宮の前を歩いてたことがあるんですよ。 その時どこへ向かっていたかというと、八幡宮の前の道路を少し先に行った『らかん公園』にある『十六羅漢』を班行動で見に行ったんです。 十六羅漢は正しくは「石造十六羅漢16体 付 五智如来5体」で、16体+5体の合計21体の石像がぐるっと東西南北に鎮座していて、盛岡市の指定文化財になっています。 1体が2mくらいもある大きな石像です。 もともとこの場所は市内にある祇陀寺(ぎだじ)の末寺・宗龍寺のあったところで、寺は明治維新の後に廃寺になり、建物は明治17年(1884年)11月の大火により焼失してしまい、現在は寺の跡地に21体の石像のみが残っていて、「らかん公園」として整備されています。 この石像群は元禄・宝暦・天明・天保の飢饉で亡くなった人々の供養のために祇陀寺十四世・天然和尚の発願により天保8年(1837年)10月に着工され、石は紫波郡飯岡山から切り出し、藩の御用職人が3年間かかり「あら刻み」を行った後に半年をかけ北上川から船で盛岡まで運び、最後の仕上げをしたそうです。 そして起工から13年目の嘉永2年(1849年)6月に竣工しました。 ちなみに『羅漢』とは、サンスクリット語(梵語)のアルハン(阿羅漢)の略で、煩悩を断ち仏道を修行した人々のことを言うそうで、『五智如来』は密教の金剛界曼陀羅の五仏、「大日如来」「多宝如来」「釈迦如来」「阿弥陀如来」「阿?如来(あしゅく)」のことを指すそうです。 配置は上のようになっています。中心を向くように四方に配置されています。大日如来から右回りで紹介していきます。 十六羅漢の中で一番有名なのは最後の賓度羅跋羅堕闍尊者(ひんどらばらだじゃ)だとおもいます。 別名「おびんずるさま」って言います。もしかしたら聞いたことがある方もいるかもしれませんね。 日本では「なで仏」と言って、撫でるとその部分の病が治ると信じられている仏様です。 有名な「おびんずるさま」では、東大寺大仏殿入り口の前の右側にある木造の仏様、あれが「おびんずるさま」です。 ちなみに伐那波斯尊者の石像は松井秀喜選手に似てるという話が…。 また十六羅漢は田口トモロヲ主演の映画『私の骨』のロケ地にもなっています。
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寺社仏閣・岩手県(19)



