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旧県社、別表神社 神紋:左三つ巴 祭神:譽田別尊(ほむだわけのみこと、応神天皇)、息長足姫尊(おきながたらしひめのみこと、神功皇后)、比賣神(ひめがみ、宗像三女神) 例祭日:4月14、15日 最寄の交通機関:JR東海道本線「近江八幡駅」 日牟禮八幡宮は滋賀県近江八幡市に鎮座していて、市名の「近江八幡」の由来にもなっている神社です。 別名として「日觸」「火振」と書いて「ひふれ八幡」と読む場合もあります。 創建は社伝によれば、成務天皇元年(131年)に、第13代・成務天皇が志賀高穴穂宮(しがのたかあなほのみや、現在の大津市穴太・高穴穂神社周辺)で即位の際、武内宿禰に命じて、地主神の大嶋大神を祀ったのが始まりとされています。 応神天皇6年(275年)2月に、天皇が母の神功皇后の生地である近江に行幸され、奥津島神社に参詣。その帰りに現在の社の近くで休憩され、御座所が設けられ、その後、その御仮屋跡に日輪の形を2つ見るという現象があり、そこに祠を建てて「日群之社八幡宮」と名付けられました。 持統天皇5年(691年)には藤原鎌足の次男・藤原不比等が参拝し、 「天降りの 神の誕生の八幡かも ひむれの杜に なびく白雲」 と詠んだ和歌に因んで「比牟禮社」と改称されました。 冒頭にも書いてありますが、「比牟禮社」という名前は、「日觸」から来ていると言われています。 境内にも「日觸八幡宮」と書いた石柱が建っていますが、「日觸」とは5・6世紀に現在の奈良県天理市和爾町・櫟本町周辺を勢力としていた豪族・和珥氏の祖先・日觸使主(ひふれのおみ)に由来しているそうです。 日牟禮八幡宮の祭神になっている応神天皇は、側室に日觸使主の娘の宮主宅媛を迎えているため、和珥氏と応神天皇は親戚関係にありました。 正暦2年(991年)、第66代・一條天皇の勅願により、八幡山山上に社を建てて、宇佐八幡宮の御分霊を祀りました。 その後、寛弘2年(1005年)には麓に遥拝の社を建てて、八幡山の社を「上の社」、麓の社は「下の社」と呼ばれるようになります。現在の社は麓の「下の社」です。 皇室や武家からの崇敬も篤く、鎌倉時代の初期の文治3年(1188)に、源頼朝が近江守護・六角氏に命じて拝殿を建立に始まり、弘安4年(1281年)の蒙古襲来や、康安2年(1362年)には御光厳天皇、永和元年(1375年)には後圓融天皇の天下安寧の祈願がありました。 また足利将軍家をや近江守護・六角氏からも社領を寄進するなどの崇敬を受けました。 天正13年(1585年)、豊臣秀次が近江43万石を与えられ八幡山に近江八幡城を築城し、天正18年(1590年)に山上の八幡宮を麓の比牟禮社に合祀しました。秀次はその年に尾張・伊勢100万石を与えられ、清洲に転封になります。 上の八幡宮は日杉山に祀る予定でしたが、文禄4年(1595年)に秀次は秀吉から謀反の疑いをかけられ高野山に追放、そこで切腹することになります。(金剛峯寺 柳の間で切腹。現在も残っている。) 秀次の代わりに近江八幡城に入城していた京極高次(足利尊氏に仕えた佐々木道誉の子孫)が大津城に移ったため、築城からわずか10年で廃城となり、日杉山に神社建立は立ち消えになり、そのまま下の日牟禮社のみとなりました。 現在、八幡城と「上の社」があった八幡山には、秀次の母の日秀が菩提を弔うため創建した瑞龍寺が建っています。 八幡城は廃城となりますが、築城の際に秀次が安土城下からそのまま商人などを城下町に住まわせたことで、近江商人の町として発展し、近江商人の守護神として崇敬を集めました。 慶長5年(1600年)年9月18日、関ヶ原の戦いが終わった後に参拝し、社領50万石を寄付し、その後、徳川家光・家綱からも所領を安堵され。徳川将軍家からも尊崇を受けていました。 また、正保年間(1644〜1648年)に、ベトナムとの貿易を行っていた近江商人・西村太郎右衛門の功績を伝える「安南渡海船額」という絵馬が奉納されており、重要文化財に指定されています。 明治9年(1876年)に郷社、大正5年(1916年)には県社に、昭和41年(1966年)には神社本庁の別表神社に指定され、「日牟禮八幡宮」と改称され現在に至ります。 日牟禮八幡宮を代表する祭りとして「八幡まつり」と「左義長まつり」の2つがあり、2つとも国の無形民俗文化財に指定されています。 八幡まつり 応神天皇6年(275年)に、応神天皇が神功皇后の生地・近江息長村(現在の米原市)を訪問する途中、大嶋大神を参詣するため琵琶湖から上陸した際に、湖辺の葦で松明を作り、火を灯して天皇一行を道案内したのがはじまりと言われています。 毎年4月14日と15日に、八幡開町以前の旧村落12郷(市井・北之庄・鷹飼・大林・中村・宇都呂・土田・多賀・船木・小船木・大房・南津田)の氏子によって行われます。 12郷を神戸(かんべ)・土田(つちだ)・郷(ごう)の3つの座に分け、神戸が上の郷、郷が下の郷、土田が中の郷(祭礼の中役)と呼ばれます。 松明祭と呼ばれる14日の宵宮祭は、各郷から葦と菜種がらで作られた松明が奉納され、午後8時頃に10mもの大松明をはじめ、大小各種30本以上の松明が古式にのっとり奉火されます。 15日の本祭は別名・太鼓祭とも言われ、12郷の大太鼓が太鼓宿から荘厳な音を響かせながら、古くからの順序に従い宮入りします。 拝殿の前で大太鼓を差し上げ、神職・神役などの祝詞(シューシ)を受けます。 太鼓の打ち方は各郷異なり、宵宮太鼓・休み太鼓・シューシ太鼓・上り太鼓・御渡り太鼓など独特の伝承を持っています。 左義長まつり 毎年3月14・15日に近い土曜と日曜日には「左義長まつり」が行われます。 元々は織田信長が安土城下で毎年正月に行われていた奇祭で、豊臣秀次が八幡城を築き、安土から移住した人々が、既に毎年4月に行われていた「八幡まつり」に対抗して奉納したのが始まりです。 左義長は、藁で編んだ約3mの三角錐の松明の前に「ダシ」と呼ばれる食べ物で作ったその年の干支にちなんだ飾りものを付け、松明の先に「十二月」と呼ばれる赤い短冊で飾りつけた5〜6mの青竹を取り付け、担いで神社から市内を一周して回る祭りです。 祭りは土曜の午後から始まり、約10数基の左義長が神社から町に繰り出し、化粧して女装した若者が拍子木を持ち、下駄を履いて「チョウヤレ、マッセマッセ」と声を掛け合い担ぎ踊りながら町内を御渡りする。 日曜の午前は、旧市街地を自由に練り歩き、午後には「けんか」と呼ばれる左義長同士の組み合いが繰り広げられる。午後8時頃から境内で順次奉火され、燃え盛る左義長は湖国に春の訪れを告げます。 こちらもスタンプの御朱印です。なんか寂しい感じが…。 参拝したときはかなり混んでいて、何だろうと思ったら神前結婚式の真っ最中でした。流石に邪魔はできないので、こそっと参拝。
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寺社仏閣・滋賀県(15)




よく調べてるね!
エライ♥・。.。*♥*。
2008/2/23(土) 午後 2:38
jeisan1965さん、神社の記事って、自分がエホバの証人のときの経験を書くのと違って、調べることが多くて大変です。
実は、前の辞めた理由の記事も、この神社の記事を書くのに行き詰って気分転換に書いたんですよ。
2008/2/23(土) 午後 3:05
ここ参拝予定リストに入ってます^^。楼門や拝殿も立派なので次回近江八幡に行くときに参拝しようと思ったのですがこのご朱印ではね〜〜、ちょっと寂しい。
予定を組み直そっかな〜〜^^。
2008/2/23(土) 午後 5:08
伽月さんお久し振り。訪問&コメント有難う御座います。雀が凍死してたなんて可哀想二。伽月さんのところは寒い所ですか?
2008/2/23(土) 午後 5:21
トオルさん、今回のは寂しいですよ。他の人のを見たことがありますが、そっちのほうが若干マシかなと思います。
2008/2/23(土) 午後 6:20
コスミレさん、お久しぶりです。
住んでるのが北海道の函館近郊なので寒いです。でも今日は冬には珍しく雨が降りましたね。やっぱり温暖化の影響なのかな?
2008/2/23(土) 午後 6:25
さんも神社仏閣がお好きなんですね。私も好きですが拝観して記帳していただいて判を押して頂くだけで掘り下げて調べません.函館近郊にお住みだったらとても寒いでしょう。大変ですね。
2008/2/24(日) 午前 7:44
創建の古い神社ですね。この様な神社は裏側に廻って境内を探索するのも楽しみですね。
2008/2/24(日) 午前 9:39
コスミレさん、あちこち回りましたね。高野山から海南に抜けるルートも通ってるのでコスミレさんの九品寺の近くも通ってますね。最初は調べなかったんですが、調べると結構勉強になるんですよね。
札幌のほうは昨日の夜から大荒れみたいですが、函館はさほど酷くありません。風は強いですが。
2008/2/24(日) 午後 1:36
NORIさん、神社のすぐ上に八幡城跡に創建した瑞龍寺につながってるロープウェーがあります。時間があると結構見て回れると思いますね。
2008/2/24(日) 午後 1:37
神社から市名がつけられたなんて凄い神社ですね。
2008/2/24(日) 午後 3:47
ヒロ爺さん、同じ『八幡』ならば石清水八幡宮の八幡市がありますね。
岡山県の総社市も神社名から来てます。微妙にありますね。
2008/2/24(日) 午後 10:07
こんばんは!(* ^ー゚)ノ-☆ 日牟禮八幡宮ってこうなっているんですね!近江八幡って地名があるから地図で探したら日牟禮八幡宮を見つけたんです。やっぱりここも参拝しないとね!
ご朱印は、スタンプって最初から判って居る場合は「すいません。手書きでお願いできませんか?」って聞くとOKの場合もありますよ!
(* ^ー゚)ノ-☆
2008/2/28(木) 午前 0:56
Keiさん、スタンプよりもやっぱり手書きのほうがうれしいんですが、なかなか言いづらいんですよね〜。
2008/2/28(木) 午後 0:39