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住所:北海道北斗市館野294 旧村社、円空仏 旧国郡:渡島国上磯郡 神紋:左三つ巴 祭神:[主祭神]誉田別尊 :[合祀]木花咲耶姫命 例祭日:7月10日 最寄の交通機関:函館バス「富川会館前」下車、徒歩7分 函館から国道228号線を松前方面へ向かうと、上磯市街を通り、谷好、富川に差し掛かるとそれまで周囲が平野部だったのが目の前に山が迫り、そこから海岸線を通る道が続きます。 「国道228号線と奥に見えるのが富川八幡宮の鳥居」 その海岸を通る国道と右側の山側に登っていく旧国道の間にあるのが富川八幡宮です。 「鳥居と石段、そして通称「七曲り」と呼ばれる旧国道」 旧社格は村社で、富川地区(旧・富川村)の鎮守社である。(本務社は有川大神宮) 富川と館野の境、旧国道と228号線の分岐点から百数十段の石段を登り、通称ヤギナイの高台にある。風光明媚な場所で後方には神域にふさわしい林があり、津軽海峡、函館港を一望できる。 神社の起源は宝暦2年(1752年)、村中で勧請再建と記録が残されており、富川村の知行主・蠣崎三弥が武運長久祈願のため館内にあったものを現在地に移したものである。 当時の富川は戸数三十余戸、人口140人余りで、近年、社殿内を調査の際、二体の木造が発見され、一体は円空仏、もう一体は目定作の神像があったという。 明治8年に村社に列格され、明治40年に川濯神社(宝暦3年創祀。祭神:木花咲耶姫命)が合祀された。 「両側になぜか狛犬ではなく金色の鯱が…」 「階段は200段弱ある」 この石段の途中の右側にレンガ造りの四角形の台座のようなものがあるが、かつてこの石段を挟んだ両側にレンガ造りで、頂部に宝珠の載った塔が建っていた。 当時の写真は上磯町の写真集『道程』にも掲載されているが、かつてこの塔に付いていた陶板が北斗市郷土資料館に展示されている。 それには「明治四拾三年拾月吉日 富川煉瓦工場主 寄附人〆文工藤弥寿治」「明治四拾三年拾月吉日 富川村 寄附人〆十吉江才次郎」とあり、明治43年に建てられたものだと分かる。 ちなみにレンガ工場は八幡宮の裏を少し歩いた現在の高速道路と海岸の崖の間の小高い丘の上にあったらしい。 また、ここには御影石製の鳥居があり、向かって右には「奉納白子屋利助」、左に「文政十一年三月吉日、長崎御用船永寿丸積下」の刻字がある。 「文政11年奉納の石鳥居」 「石鳥居と参道の両側に仁王像のように生えている杉」 「社殿」 「手水鉢」 「記念碑」と「改元紀念碑(大正三年十月)」 昔は海岸線の国道は整備されておらず、旧道は富川八幡宮から山に入り、通称「七曲り」と呼ばれるカーブの多い谷沿いに登り、ゴミ処理場のある平坦な高台を抜け、その先にある矢不来で一度海岸に出て矢不来の集落の先から再び山道を登って茂辺地に抜けていました。 福山街道
箱館(函館市)と福山(松前町)を結ぶ道を「福山街道」と呼びました。江戸時代の有川(現北斗市)は、箱館から約4里の距離で、人馬引継所がおかれ、追分には茶屋が3軒あり食事や休憩地点として賑わいました。 松前藩の政策上、街道であっても架橋は許されず、渡船がおかれたが「有川の長橋」は許可されていました。 安政元年(1854)戸切地・三谷・富川・三石・当別・釜谷に駅(後の駅逓)を開設して旅人に役立てました。平坦な箱館から街道もいよいよ険しい峠・山道が始まります。当時の交通は船便や馬が多く利用されたが、旅人は山道を避け、好天の日は海浜の波打ち際を通行したようです。 平成23年3月 北斗市教育委員会 ここは松前藩の置かれていた福山城(松前城)から港町である箱館間の交通の要衝でもあり、箱館戦争では富川八幡宮の裏に大鳥圭介が率いる幕府軍伝習隊が設営した「富川塁」がありました。 この富川塁は函館江差自動車道の建設によってほとんど破壊されてしまっていますが、説明板が旧道沿いに設置されています。 ・円空作観音像 北斗市内には3体の円空仏が現存していますが、その内の1体が富川八幡宮の円空仏です。 富川八幡宮の円空仏は、高さ530mm、幅220mm、厚さ120mm、重さ1.95kg 当神社には、町指定文化財の円空作・観音像が安置されている。
僧円空は寛永九年(一六三二)美濃国に生れ、二十三歳で出家し三十五歳で渡道した。 二年間滞在したが、その後修行しながら帰郷し、元禄八年(一六九五)六十四歳で入没したといわれる。 渡道時の作品は「鉈作り」の極意に到達した充実期の作品のような迫力、荒々しさはみられず、端正で純粋さあふれるものが多い。 当神社のは数少ない梵字の墨痕があり、”みそぎ”の神事の言い伝えを残している。 神社からの景色はこんな感じ。境内からは函館湾内を一望でき景色は良い。 個人的には大晦日の夜に参道を照らす提灯がまっすぐ神社へ伸びていく光景は幻想的に思う。
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2014年08月27日
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