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毎年クリスマス近くにTSUTAYAに行くと必ずレンタルされててずーっと観れないでいましたが、今年はやっと観れました。クリスマスとサンタクロースのお話です。 おもちゃ会社がクリスマスのパレードにやとったサンタクロースそっくりの老人は、とても親切でみんなの評判に。しかし彼が自分を「本物のサンタクロース」だと言い始めたことから世間は動き、裁判にまで発展してしまう。 この作品のテーマは「サンタクロースは本当にいるのか?」です。これについてこの作品は、笑ってしまうくらい真剣に討論していきます。 実際の世の中でも、こんなにもみんなが「空気を読んでいるテーマ」は他に無いと思います。 実在はしないけど、どの親も子供には「いる」と言うし、世の中も「いない」と分かっていながら「いる」ものとして動いています。 このテーマが深いのは、まさにここ。「いないのならば、何故クリスマスは存在するのか?」ということです。こんなに世の中をクリスマス色に染めて、なおかつ子供たちにはプレゼントが届く。それでもサンタクロースをいないと言うことは可能なのか?世の中の動きや人間の心にここまで影響を与えるものが、本当に存在していないと言えるのだろうか?これは感情の問題だけでなく、物事のモチベーションの問題でもあるのです。 ここがこの映画の面白いところ。途中までは子供じみたテーマかと思いきや、途中から「存在とは何か?」みたいな重いテーマにすり替わっていくのです。難しいテーマをファンタジーで彩って伝えてくれています。 この映画を観ると、子供は「サンタクロースは本当にいるのか?」と考えますが、大人は「サンタクロースって本当に『いない』のか?」ということを考えさせられるのです。 親が子供に買うプレゼント。これはサンタクロースの「存在」が鍵になっています。 親は、サンタの「不在」を補うために自分でプレゼントを買うのではなく、実はサンタの「存在」を壊さないためにプレゼントを買うのです。サンタは確かにいる。しかしそれを子供に信じさせるのは親の役目。 その相互扶助のギリギリのバランスで、サンタクロースは共同幻想として確かに「存在」していると言えるのです。 その共同幻想としての存在は、この映画のラストで届く5万通のサンタクロースへの手紙で証明されます。 こうやって考えてみると、クリスマスは長い長いミニコントみたいです。楽し過ぎて、誰もオチきっかけを言わないミニコント。どうやら今年もこのコントはオチないみたいですね。 皆さんも品切れになる前にTSUTAYAに行ってみてはいかがでしょう?? |

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