美術館見聞録

大和路発です。関西のお寺や美術館をぶらぶら見て廻るのが好きです。

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『コロー・光と追憶の変奏曲』国立西洋美術館(6/14〜8/31)の2日目に行ってきました。
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カミーユ・コロー(1796-1875)は好きです。むかし『ミレー・コロー・クールベ・バビルゾンの画家たち』展以来・・。フォンテーヌブローの森のイメージだけの画家でした。しかし、この展覧会ではその頭の中を打ち砕かれてしまいました。カタログの説明によると本展は「初期のロマン主義的風景からイタリア留学をへて真撃なレアリスムの時代、独特の煙るような詩的表現で、しだいに思い出が夢のようなヴィジョンを語りだす後期の画面、そして折々に手がけられた繊細な人物画の数々を集大成し、コロー芸術の魅力と秘密を再検証するものです。さらに国際的に初の試みとして、印象派からキュビストまで、コローの芸術に深い影響を受けた画家たちの作品をあわせて展示します。」うまく全体を表現されていたので引用させていただきました。コローは26歳でようやく父に画家になることをゆるされて、最初の師ミュシャロンに師事する。師の死後もミュシャロンの模写も続けたようで(第1章初期の作品とイタリア)のローマのコロセウムを師と一緒に並んでいる。コローの視点がイイですね。ドニがコローの視点を意識した「ヴィラ・メディチ・ローマ」も興味深い。この章の展示はコローを考える上で重要ですね。<第2章 フランス各地の田園風景とアトリエでの制作>風景画家がフランスの諸地方を精力的にまわっている。別荘のあるヴィル=ダブレーを中心として。
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<第3章フレーミングと空間、パノラマ風景と遠近法的風景>どうえの鐘楼をシスレーが写していますね。
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<第4章樹木のカーテン、舞台の幕>樹木がたなびくまさにコローの世界。
<第5章ミューズとニンフたち、そして音楽>「真珠の女」(チラシ表紙)は胸元がすこし開いているのが意味深ですね。「青い服の夫人」1900年のパリ万博で注目された。
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<第6章私は目も心も使って解釈する>これはコローの言葉だが、環状表現こそが風景画家の創造における最大の目的である・・と言っている。このコーナーが知っていたコローだったがこれまでの展示を見てくるとこのなじみの有る絵もみかたが変わってきます。
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なかなか興味深い展覧会でした。今まで知っていたコローはとは違うぞー。
巡回 神戸市立博物館  9/13〜12/7
カタログが充実しています。多数の論文の内容もいいですね。作品解説もよろしい。273ページ、編集国立西洋美術館、大日本印刷、読売新聞発行、2300円。

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はじめまして、こっそり遊びに来ました。
私のホームページでリフレッシュして下さい!
ご迷惑でしたらスルーして下さい。

2008/6/24(火) 午前 10:29 [ カルガモ ]

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これからもよろしくお願いします。

2008/6/24(火) 午後 11:29 kaz*pon**9

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こんばんは。
コローとシスレー、ドラン、ピサロの風景画との比較はなかなか面白い展示でした。
これまでのコローのイメージが自分に染み付いているので、できるだけ何度か通って、自由な発想でコローと向き合ってみようと思いました。

2008/6/29(日) 午前 0:28 [ - ]

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こんにちは。コメント有難うございます。この展覧会でコローの見直しができました。

2008/6/29(日) 午後 0:06 kaz*pon**9

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