上総文化研究機構

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上総文化<井戸>

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アフリカで使えるシステムの設計を!

上総掘りをアフリカで実践するためには,多くの問題があります。
(1)上総掘りは,水がなければ掘れないという矛盾を抱えています!
 ホリテッカンは,水流を作って井戸底の掘削を行うように設計されています。
 水がないと掘れません。
 (水流を作るための工夫がされています。)
(2)竹ヒゴでホリテッカンを吊す
 竹ヒゴは,破断しやすくメンテナンスがきわめて難しい素材です。
 3年ものの孟宗竹が,そもそも見つかりません。
 竹は,タタミ一畳に1本が基本。
 竹林をきちんと管理していないと,密集してしまい良い竹がとれません。
 竹ヒゴは,竹の繊維を切らないように削っていきます。
 この作業も練度が要求されます。
(3)石があったら掘れません!
 一文字や十文字といわれるサキワを使い石を割りますが,大きな石はムリ。
 砂利層も,伝統的なサキワではほぼ絶望的。
 石のために井戸孔が曲がるとケーシング(筒を通して井戸孔を確保すること)ができません。
(4)上総掘りは,ホリテッカンなどの自重で落ちていく方式。
 竹ひごで吊していますから,上から押し込むと井戸孔壁面の崩落を招くおそれがあります。
 また,むりやり押し込んだとしても,その力は微少。
 (したがって,弓式上総掘りは,地盤の固いアジア・アフリカではムリ?)
(5)金属と竹の相性の悪さ!
 竹をつなぐ方法として,ワリツギとカマツギがあります。
 竹の繊維を縦に切らないため,ワリツギの方が構造的に有利です。
 しかし,2本の竹ヒゴを鉄輪で締めるため,そこにストレスが集中します。
 それを緩和するのがスベルです。
 スベルは,隙間を埋めるとともに竹の表皮を守る役割を果たします。
 このことが分かっていないと,竹ヒゴは破断する可能性が高くなります。

というわけで,落下速度を減衰させないワイヤー足踏み式がベスト?
しかし,問題は比重。
竹ならば100mを超えても重さはほとんど不変(竹の比重が軽いため)。突き掘りで50m前後が限界であったのも,自重に継ぎ手が耐えられないから。
やはり竹のように軽くて強くてしなやなか素材が必要。

水の問題は残ります。循環式にするにしても,地中に抜ける水の補填をしなければなりません。

確かに機械掘りでどんどん掘ったほうが早い!
しかし,時期によって水が出たり出なかったりするところでは,
10〜20m掘ることができれば助かるのでは?
簡単な構造の井戸掘り装置は,アフリカ・アジアで役に立つのではないでしょうか?

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